つれづれなる日々

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2012年4月の日々


04/30/2012(月)

作ろう作ろうと思っていたカレーを作る。最後ルーを入れたら強引にカレーの味になるさと思っていたんだけれど、なんだか変なものになってしまった。原因は、いつも2個入れるタマネギが1個しかなかったこともあるけど、やはりいちばんはチョングッチャン(韓国の、テンペや納豆のような発酵食材)を入れたことだろう。身体に良さそうではある。

夜は、劇団の全体ミーティングがあり、アゴラへ。なん人集まったんだろか。だれかが、「(客演したとき)このみんなが見にきてくれればなぁ」と言っていた。今回は、全員が意見を言うわけではなく、この後で入団年でいくつかに区切ったメンバーで行なう「年代別ミーティング」での議題を整理するために問題を共有しておくためのミーティングという性格が大きかったので、それほど長くはかからず、といっても3時間かかって終了。

その後、なん人かで飲みに行く。生ビール、ハイボール、サワーが80円という店。


04/29/2012(日)

三鷹台駅に集合して、玉川上水でピクニック。ということしかわからないアバウトな会に参加。途中のスーパーやコンビニで食べ物飲物買い、川沿いに井の頭公園へ向かう。グランドで、子供たちがおにーさんの指導でリレーや障害物競走をしたり、カップルがバドミントンに興じたり、半裸のおじさんがフラフープと体操を繰り返したり、なかのいい友だちなのかカップルなのかわからない二人が微妙に距離感を縮めたり離したり……しているのを眺めながら、日陰のベンチでだらだらとピクニックブランチ。

井の頭公園のアートマーケットをだらだらとひやかし、友だちんちの中庭でさらにだらだらとおしゃべり。ゆったり贅沢な春の一日でした。


04/28/2012(土)

深夜、ネットで、スイスの現代美術家ダヴィッド・ヴァイスの死去を知る。60代半ば。2010年12月に金沢21世紀美術館でペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスの企画展を見たときのことなどを思い出す。夫に、「あのネズミとクマのおっさんが一人亡くなったよ」と伝える。


04/27/2012(金)

チェルフィッチュ「現在地」を見に横浜へ。せっかく横浜に行くんだから早めに行ってあれしようとかこれしようとか考えるのに、やっぱり今日もギリギリになってしまう。

作・演出の岡田利規さんが、今回はフィクションをやる、と言っているのをウェブとか当日パンフとかで拝見していて、なんとなくそういうつもりで見始めたんだけれど、ぜんぜんフィクションと思えなかった。昨年3月11日からこっちの私のこと、東京のこと、日本のこととしか思えなかった。もちろん、演劇作品としての面白さににやりとしたり美しさにひきこまれたりして見ていた部分もあるんだけれど、全体としてこの一年余りの自分のことを比喩で責められている気がした。面白かったし好きだったけど、まだだれともこの作品のことを共有したくなくて、アフタートークの前に帰宅。

「現在地」の感想を書いたり人にはなしたりすることができるようになるまで、少し時間がかかるだろう。


04/26/2012(木)

バイト3日め。予定どおりに終了!

夜は、空(utsubo)の「ワラ」観劇。構成・演出の岸本佳子さんへの興味から見にいった(以前、F/Tの「デッド・キャット・バウンス」アフタートークで岸本さんの通訳の的確さに感じ入り、「で、このようにすばらしい通訳で他の皆さんを紹介してくださったあなたのお名前はなんとおっしゃるのですか?」と質問し、そのあと知り合いました)。ものすごくおおざっぱに紹介すると、むかしの渋谷について年配の人にインタビューしその語りを再現したパフォーマンス、ということになるでしょうかね。それが、多言語のキャストが、言語も年齢も性別も自分自身と必ずしも一致していない人物を描いてみせるから、金髪のお嬢さんが、三上寛として「僕が始めてデービューしたときはね」とかしゃべることになる。津軽弁も一言しゃべってた。

パフォーマーが一人また一人、観客の前に立ち(あるいは椅子や階段に座り)、名曲喫茶の経営者やストリップ劇場の支配人(だと思う)、カリフォルニアから2年のつもりで来てもう22年いるという人、会場となったライブハウスが入っているこのビルを設計した建築家、などとして自分にとっての渋谷を語るんです。

私の知ってる場所の話も、知らない場所の話もあった。フレッシュマンベーカリーなんて懐かしい名前も出てきてたなぁ。観客との関係をどう結ぶか、描く登場人物と自分との距離をどのくらいに設定するかということがパフォーマーによってばらつきがあるので、何をどう面白がって見たらよいのかときどきわからなくなることがあったけれど、インタビューされた人々の様子も内容も圧倒的に興味深く、なんだかにやにやしながら見ていた。渋谷のことをなんにも知らない人がこの話を聞いてどういうふうに感じるのかな、ということもふと思いましたが。

公演が終わって外に出ると、渋谷の街が違って見えた。


04/25/2012(水)

今日も午後からバイト。


04/24/2012(火)

定期メンテナンスのため歯医者へ。実は今日はあとの予定がタイトだったんだけれど、今日に限って前の患者さんが長引いていて、1時間近く待たされる。その間、待合室常備の「家庭画報」で、ペイズリー柄とカシミアショールの歴史とか、化粧水の効果的な使用法とか、興味深く読む。カシミアショールがヨーロッパで大人気になった背景として、当時流行していた薄い白いドレスがあったそうだ。明るい色のショールが白いドレスに映えたってのと、あったかかったってこと。薄いドレスで寒すぎてインフルエンザになる人もいたという。悲しいのか馬鹿なのかよくわからない。

そして1時間遅れでバイトに行く。3日間けっこうめいっぱい頑張らないと終わらなそうな仕事量。


04/23/2012(月)

先週の「ヤルタ会談」の衣裳をクリーニングに出すため、アゴラへ。いつもどおり、70リットルのゴミ袋に3人分の衣裳を入れて、近くの店まで持っていく。友だちから、京都のワークショップでの私のことをツイッターでつぶやいていた人がいると聞く。初日に組んだ人のようだ。

渋谷で、これから半年通う講座の申し込みをする。ま、入金するまで申し込み完了にはならないんだけれど。

そして、五反田の倉庫で、「ヤルタ会談」の片づけをもう少し。


04/22/2012(日)

京都での日野晃ワークショップ最終日。最初にやったストレッチが強烈だった。パートごとに伸ばしても、全体がつながっていなければ使えない、とのことで、床に寝て手の甲を下にして万歳し、上半身は上へ、下半身は下へ、身体の下(背中)側をぐいーっと伸ばす(身体の前側を伸ばすのは昨日やったそうだ)。お腹のところがつながっていないと折れてしまう、というのをきっちりやるため、ピンとストレッチしてる人の腕を両側から2人で支えて起こしたり、足首と腕を持って床から並行に持ち上げたりした。こんな体重のおもい私でも、1本の棒のようにピンとしてたら起こしてもらえた!

そのほかは、胸骨操作、腕をひねる、相手をいざなう、など。今日の2コマで終わってしまう。と、自分としては時間を惜しみ一生懸命やっていたつもりだったんだけど、自分にはできない、と思うのがマイナスに働いて、もうどうがんばってもここまでしかできないという限界に挑戦していなかったようだ。歩いてくる相手をとめる、でベテランの人(というのも曖昧な言い方なんだけれど)と組ませてもらったら、そんな生易しいところでやってるわけではない人を相手にして、自分の態度というか姿勢がそれまでと変わった。できるかできないかで言えば、あいかわらずできないんだけれども。は、わかりました!と発見した喜びで、
「先生、このくらい一生懸命にやらなきゃダメなんですね!」
「当たり前や、阿呆」
と言われながら、稽古する。

その他やったのは、相手の肩を両手で包むようにして一緒に歩きながら自分の思う方向に曲がらせる、とか、握手をする、とか。このあたり、ただの備忘ですみません。

最終の新幹線の時間まで打ち上げに参加し、いろいろなかたと話す。話せなかったかたも多かったのが残念。やっぱ、打ち上げは最後までいたいね。


04/21/2012(土)

ホテルから徒歩で劇場入り。スケジュールどおりに進み、ゲネ的なものをして、公演して、片づけて、みんなでご飯を食べて、解散。「ヤルタ会談」、京都公演終了。見にきてくれた友だちと会えなかったのが残念だったけど、また今度!

みんなと別れ、京都の友だちに会う。「病める舞姫」の話を出したら、この友だちもすでに読んでいて、わたしが、だって何が書いてあるのかわからない、というと、いやそれは文字通りの意味なのだ、とのこと。また、土方巽は「舞踏譜」というものをつくっていたと教えてもらった。


04/20/2012(金)

早朝の新幹線で京都へ。今日は一日、日野晃ワークショップです。

身体塾では、胸骨操作をじっくり。できてるできてないとか、正しいやり方はとか、そういうことを気にする前にまずは思いっきりやってみろ、とのこと。前ってったら肩甲骨もおもっきり寄せて、鎖骨もおもっきり開く。自分の背中がめりめりと音を立てた。歩行もやった(いちばん最初に日野先生のワークショップを東京で受けたときもこれをやって、ぜんぜんダメダメだったことを思い出した)。

関係塾では、人差し指をあわせたまま動く、相手を誘い、来てもらうなど。自分が到底できていないことはわかっていて、今どうだったか、ちょっとはましだったか、いつダメになったか、というようなことを判断しながらやっていくので、繰り返しやってもやっても飽きるということがない。

正面向かい合いの表現塾まで受講して、今日は終了。明日の「ヤルタ会談」に向けて先ほど京都入りした夫と合流し、夕食。カウンターの隣の席のカップルの、女の子が誕生日だったらしく、おすそ分けでケーキをいただく。


04/19/2012(木)

週末の「ヤルタ会談」京都公演のための作業があり、アゴラ→五反田→アゴラ。途中、必要があり証明写真を撮る。800円で裏がシールというのもあれば、椅子がなく立って撮って600円ってのもあるのね。しかし、大崎駅なんてけっこうしょっちゅう来てるのに、北口と駅ビルのスーパーの前に証明写真の機械があるなんて今まで全然気づいてなかった。

夜は、友だちがバイトしてるお好み焼き屋に数人で食べに行く。テキパキとバイトしている友人の姿を見慣れなくて、ついじっと見入ってしまう私たち。


04/18/2012(水)

夜、ある講座のガイダンスを聞きに行く。参加者数の多さにびびる。20人募集のとこにこれは30人以上いるでしょう。しかも、すでに何か他の講座を受けた人たちなのか、お友だち同士できゃっきゃきゃっきゃしてるグループがあちこちにいて、はっきり言って第一印象はよくなかったです。でも、始まってみると、とても内容のある、よいガイダンスだった。特に、講座前半を実質上受け持つ先生(今日の司会を担当。必要に応じ、説明したり質問に答えたりもしていた)がどんな方なのかがわかり、信頼度が増した。


04/17/2012(火)

都内某所でダンスの歴史のレクチャーを聞く。

ののち、友人とアイリッシュパブ。土方巽の「病める舞姫」(別の友人に、舞踏のことを勉強するならばまずこれを読むべき、と勧められた)がなかなか読めない、と相談したところ、音読するとよいとのアドバイスをもらった。


04/16/2012(月)

「銀河鉄道の夜」(bチーム)観劇。

夜は、総打ち上げ。


04/15/2012(日)

「ヤルタ会談」自主稽古。安定感があるだけでなく、新しいことに意欲的だねみんな。

そのあと、「阿房列車」の台詞合わせ。「平田オリザ演劇展」自体は明日までだけど、この演目は今日が公演最終日。無事終了。

そのあと、親戚飲み。80歳を過ぎるとぜんぜんちがう、とニコニコして言われる。なにがどう違うのか。80になってみないとわからないのか?


04/14/2012(土)

今日は13:30開演で、今回の公演中ではいちばん開演時間が早い。大丈夫かなと心配してたけど、11:30から集まって台詞合わせをして、淡々といつもどおりに本番に向けて調整していけた。

終演後、友だちと東大カフェ。


04/13/2012(金)
台詞合わせして、本番。終演後、友人とちょっと飲む。


04/12/2012(木)

何をしていたか、ぜんぜん記憶がありません。たぶん電車に乗らずに一日過ごしたと思う。ゆうちょ銀行の口座を作ったり、京都行き新幹線チケットを買ったりしたんじゃないかな。5/3記す。


04/11/2012(水)

アゴラにて「銀河鉄道の夜」(bチーム)ゲネプロと「隣にいても一人」(広島編)観劇。


04/10/2012(火)

朝から劇場で稽古。初日あけてから、演出から口頭でいくつかダメ出しはもらってたんだけど、きょう稽古しながら確認したりあらたな指示が出たり。午後から記録写真の撮影。

休憩ののち、やっぱりきょうも台詞合わせ。アゴラの屋上から、雨の後の美しい夕焼けを見る。そして本番。


04/09/2012(月)

きょうもアゴラで受付の仕事。「阿房列車」をご覧になったお客様が声かけてくださったりするのが楽しい。


04/08/2012(日)

アゴラ劇場で、「銀河鉄道の夜」(aチーム)、「さようなら」(Fチーム)を観劇。その次の「思い出せない夢のいくつか」もあわせ、3本の受付の仕事をした。続いて、「隣にいても一人」(三重編)観劇。本当はその後の広島編も見るつもりだったんだけど、ちょっともう気力体力がもたない感じになり、帰宅。

図書館から借りてきた「群像」2011年11月号で松木秀という歌人を知る。穂村弘が「『身も蓋もなさ』を持ち味とする作者」と紹介している。たとえば、
 「百万ドルの夜景」というが米ドルか香港ドルかいつのレートか
という歌がある。「この人、私なんじゃないか!?」と思った。そしてさらにこんな歌も。
 かなしきはスタートレック 三百年のちにもハゲは解決されず
わー!


04/07/2012(土)

アゴラ劇場は、「隣にいても一人」(関西編)、「さようなら」(Bチーム)、「阿房列車」、「隣にいても一人」(三重編)と4本立ての忙しい日。私たちは、午後に俳優3人で集合して台詞あわせ(最初から最後まで、動きはなしで、台詞だけ言う)してから本番。

「阿房列車」をもう20年以上継続して上演している元祖演劇乃素いき座の土井さん、森下さんがが今日ご観劇と聞いていたんだけれど、上演中、客席最前列中央に土井さんらしいベースボールキャップの人影があることが、目の端に入ってきた。

終演後、「阿房列車」チームのみんなといき座のお二人とでお茶。ご感想、ご意見をうかがう。

そして私は、「ピナ・バウシュ夢の教室」を見るべくユーロスペースへ。開演まで小一時間友人とお茶。その前に食べたラーメンよりも、カフェで頼んだペリエのほうが高かったよ。

「夢の教室」は、とても良かった。ダンスを習ったことのないティーンエイジャーとピナの数カ月にわたる稽古のドキュメンタリー、と思ったら稽古してるのはジョーとベネディクトの2人で、ピナはだいぶ稽古が進んだ頃にやっと登場し、そこんところは予想外だったんだけれど、ジョーたちの稽古風景が真剣で適切で美しくて、映画が始まって30分間ピナが登場しないことを不満には感じなかった。

途中、声をあげて笑いながら走りまわる、というのがうまくできない女の子のため、ジョーが言葉でも説明し、やってみせもし(てたと思う。記憶違いだったらすみません。5/3)、最後にはその子の手をとって一緒に走りまわったところが印象に残っている。大人の、ダンサーのジョーが全力でやっている。なのにその女の子は、「なんか、できないー」って感じでいる。思いっきりやってみてない。思いっきりやってみないであきらめてしまうなんて、ほんとにほんとにもったいない。

終演後、ピナのインタビュー映像の上演があり、これも大変良かった。


04/06/2012(金)

今日は公演ないので、ゆっくり起きて、洗濯など。

夕方からアゴラに行って、「思い出せない夢のいくつか」の受付仕事。客席内でご案内する係りに任命される。開演5分前の場内アナウンスもしないといけない。実は結構好きですこの係り。

観劇して、トークを聞いて、帰る。


04/05/2012(木)

朝から劇場で、場当たりして、ゲネして、「阿房列車」本番初日。

終演後のトークで、質問したかたが、ほとんど演劇を見ない、とおっしゃるので、そういうあなたがどうしてこの公演を見にきてくださったんですか、と逆に質問。演劇も見ようと思い立ったとき、何を見ていいのかわからなかったので、演劇界のアカデミー賞と言われる(映画はたくさん見るかただそうです)岸田戯曲賞を取った作家を片っ端から見てみようと思ったとのこと。映画は沢山見るが演劇はハードルが高くどう楽しんで良いかわからない、とはいえこうやってトークまで残ってるくらいなんでそれが嫌だったわけではない、とおっしゃっていたが、そういうかたが劇場に足を運んでくださるって、嬉しいことだ。

終了後、友だちの感想を拝聴したり、初日乾杯したり、もうちょっと飲んだり。


04/04/2012(水)

明日、公演初日なんだけど、今日はオフ。普段の公演ならこういうスケジューリングってまずないんだけど、今回は「平田オリザ演劇展」ということで複数演目の上演があるので、きょうは他の作品の人たちの稽古があり、「阿房列車」組はお休みということになった次第。

で、こないだから行こう行こうと思っていたキネカ大森に、「ブエノスアイレス」を見にいった。以前DVDで見ているんだけど、大きなスクリーンでもう一度見たかった作品。トニー・レオンが、姿かたちはもちろん美しいんだけれど、それだけじゃなく、シーンによって、切なかったり、やるせなかったり、おばさんのようにやかましかったり、おやじのようにうっとうしかったり、おじいちゃんのように頑固だったり、少年少女のように初々しかったり、いろんな表情を見せるのが本当に好きだ。

それと、二人以上の人物の全身がうつってるシーンは、うちのパソコンやTVの画面ではやはり小さすぎてよくわからなかったので、二人が居室やキッチンで踊るところや路地のサッカーのところが、やっとよく見れてよかったです。

明日の「阿房列車」初日のため、衣裳、メイク、おやつなどをカバンに詰める。


04/03/2012(火)

夕方から「阿房列車」稽古。稽古場で。舞台装置はもう劇場に搬入してしまってるので、初期の頃のように代用品の椅子を使って稽古する。

これ今4/12に書いていて、記憶があんまりはっきりないんだけど、たぶん夜ちょっと一杯二杯、ラムなんか飲んで帰ったと思う。


04/02/2012(月)

「平田オリザ演劇展 vol.2」の劇場仕込み日。「阿房列車」も演劇展の演目なので、本来なら私も仕込みに行くわけなんだけど、40歳以上は行かなくてよくなり、私はきょうは想田和弘さんが青年団と平田オリザを撮った観察映画「演劇1」「演劇2」の内覧試写に行く。

2本で6時間近いということで、途中で集中力が続かなくなったり眠くなったりしてしまわないか心配だったが、ぜんぜんそんなことはなかった。私たちの稽古や仕込みや本番が、想田さんにこういうふうに見えていたのか、と、面白く興味深く鑑賞。「選挙」「精神」「Peace」を見てきているので、あぁ、想田さんの文体だ、となつかしいように思う部分もあり、それと別に今回の新しい試みもあり、それもまたとても効果的に機能していた。「演劇2」では、平田オリザや青年団と外の社会との関係が描かれていて、「演劇1」とはまったく違った切り口で、飽きさせない。まぁ私にとっては、よく知った人たちや自分自身が出ているわけなので、この人々の顔や声を初めて見る観客にだれがどういう役割の人なのかということがわかってもらえるんだろうかと少し心配に思ったけれど、想田監督によれば、そのような青年団を知らない人たちにも見てもらったけれど理解できないということはなかったとのことだった。

しかし、あなざ事情団で「ゴド侍」をやってた時期だったのか明るい茶髪でパーマの私が、前髪をちょんちょりんにして、ノースリーブで太い腕をばーんと出して「東京ノート」の稽古をしてるシーンは、恥ずかしかったなぁ。

ところで、きょう、ネットで、「玄米のびっくり炊き」という調理法を知った。玄米は、普通の鍋で炊く場合、一晩水につけておいてから加熱しないといけないんだけど、この方法だったら浸水しないですぐ炊いていいらしい。私は普段、玄米を発芽させてから炊くから、必要ないっちゃ必要ない技法ではあるんだけど、知っといたら何かのときに便利かもしれない。

ユーロスペースでのピナ・バウシュの映画「夢の教室」、3/31でおしまいと思っていたら、まだしばらくやっていることが判明。今週行こう!


04/01/2012(日)

明日は舞台装置を劇場に搬入する。稽古場での稽古はその後も続くけど、そういうわけで、実際の舞台装置を使って稽古場で稽古するのは今日が最後だ(わかります?)。

俳優で集まって台詞あわせをして、その後、稽古。戯曲の最初から最後まで、途中でとめながら丁寧に。

これ書いてるの4/12で、記憶がはっきりしないんですけど、たぶん稽古おわって帰りにちょっと一杯飲んで帰ったと思います。あれ?ちがうか。飲んで帰ろうかって言ったんだけど、日曜日でお店があいてなくて、そのまま帰ったんでしたたぶん。


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