つれづれなる日々

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2000年8月の日々


08/31/2000

注意:アーサー・ランサム作「海へ出るつもりじゃなかった」のネタバレがあります。

「海へ出るつもりじゃなかった」読了。表紙の絵は、ガセだった。そういうシーンはありませんでした。
この物語では、私はスーザンの描き方がいちばんおもしろかった。
ウォーカーきょうだいの上から2番めスーザンは、すごくしっかり者で(汽車の旅ではお母さんもいっしょなのにスーザンが乗り換えだの何だのの面倒を全部みちゃう)きちんとしてて(やかんに直接お茶っ葉を入れたりお茶を飲み終わったマグを直にナップザックに入れたり、ということはスーザンの流儀じゃない)、お姉さんぽいっていうか、母親みたいな人だ。いままで読んできた「ツバメ号」シリーズの話でも、そういう場面が割と多い。もちろん、火おこし名人だ、とか、誕生日のプレゼントをひき肉器にしてもらうくらい料理好きで料理が得意、とか、そういう面も出てくるんだけど、全体に「お姉さん・お母さん」的。
しかし「海へ出るつもりじゃなかった」には、いままで知らなかったスーザンの姿が描かれている。性格が変わったわけじゃない。お姉さんらしく弟・妹の面倒をみたいのに諸般の事情でそれがうまくいかない、お母さんとした約束を守りたいのに破るほうへ破るほうへと物事が進む――そのときのスーザンの、どうしようもなくうわぁーっと感情的になっちゃうところ、それが読んでいて共感を呼んだ。
いい子の優等生、ってだけじゃないんだ、この人だって。心の中ではいろいろ大変なんだ。
それに、スーザン航海士として船の操縦をする場面も割とある。それも気に入ってる。
シリーズ第1作「ツバメ号とアマゾン号」を読んだときには、「スーザン、あんた、弟の面倒をみるとかみんなにちゃんと食事をとらせるとかじゃなく、自分がこれがやりたい!ってことはないの?」という気持ちになったが、第7作まで読んでくると、スーザンってこういう人なんだ、もしスーザンが末っ子だったとしても、また男の子だったとしても、この人は整理整頓好きで面倒見がいいんだろうなあ、そういう人なんだなぁこの人は、と納得した。


08/29/2000

注意:アーサー・ランサム作「海へ出るつもりじゃなかった」のネタバレがあります。

たいへんだよ。スーザンが海で泣いてるよ。そして、早く戻りたいのに船酔いで向かい風の航海にはたえられない。
「ツバメ号とアマゾン号」では、冒険といっても「ごっこ」だとわかってお行儀良くやっている感じが少し物足りなかった。いま読んでる「海へ出るつもりじゃなかった」は、ウォーカーきょうだいが処理しきれないくらいの事態になっていて、どうなるのかはらはらドキドキだ。表紙の絵が、ネタバレ気味で、どうもジョンが船から落っこちちゃうみたいなのだが、いつどこで?雨具を着てるから、もうすぐかな(いま、霧は晴れたけど雨が降ってやみ、降ってやみしてなかなかやまない、というところを読んでいる)。


08/28/2000

注意:アーサー・ランサム作「海へ出るつもりじゃなかった」のネタバレがあります。

Keepsake Quiltingから秋の商品カタログが届いた。これは試してみたい、と思ったのは、フライングギースを2つ重ねて正方形にするんだけど、上の「鳥」部分と下の「背景」部分、上の「背景」と下の「鳥」をそれぞれ同色にしてL型のフレームになるようにし、プレーンなブロックと市松に(フライングギースの方向はかえるんだけど)配置する、というデザイン。
キルター以外にはわかんないですね、これじゃ。まぁ、自分のためのメモ、ということで。

ツバメ号シリーズ第7巻WE DIDN'T MEAN TO GO TO SEA (海へ出るつもりじゃなかった)、面白い。タイトルがタイトルだし、「海には出ないって約束よ」って何回も出てくるので、これは海に出ちゃうって話に違いないと思い、ゆうべは海に出ちゃうところまでどうしても読まずにはいられなかった。
第1巻を読んだときにはスーザンがあまりにもお姉さんらしく女らしいのに唖然としたが、この第7巻では、そういう面も含めてスーザンというのがどういう人なのか、いままでの巻よりもよく理解できるように思う。だんだん友だちになりたくなってきたよ、この人と。


08/27/2000

大型書店で「ツバメ号」シリーズの未読本を4冊購入。表紙の絵があまり気に入らなかったけど、中のイラストはアーサー・ランサムの手によるものだったので、これは買うしかないと思った。というか、棚から取り出した私の手が、もうこれらの本を手放そうとしなかったのです。
Amazon.comでもなかなか手に入らなかった分なので、もう狂喜乱舞。これで、まだ入手してないのは第12巻のみとなった。


08/26/2000

新宿の劇場タイニイ・アリスに行こうとして伊勢丹の裏をさまよった。
「そうそう、昔はこのゲームセンターの2Fにあって、でも、引っ越したんだよね、ここに」
と思ったところにもアリスはなかった。知り合いに電話して教えてもらった。なんとなんと、新宿三丁目の駅よりも向こうにあるという。
時間に余裕をもって家を出てきてほんとによかった。
観にいったのは、韓国の劇団「木花」の公演。俳優がみなうまかった。動きもびしーっときまっていた。


08/24/2000

デスクトップの壁紙を夢中になって作った。っていってもいろんな画像の切り貼りでアルバムの1ページみたいにしただけだけど。
絵を描いたり、今回みたいな壁紙を作ったりするのには、ペイントというソフトを使っているが、最近「とほほママ」のペイントブラシテクニックというページでいろいろなワザを知って、なかなか楽しい。


08/23/2000

縦スクロールをするとくらくらするページを発見。長崎大学学務部の学生向け情報のページだ。
一見ごく普通だけど、スクロールすると目がまわる。私は車酔いとかしやすいので、てきめんにふらふら、くらくらになった。背景画像にこんなワナがあるとは!


08/22/2000

塗り絵のページを発見。NiteOwl^s Nursery Rhymes Coloring Pagesというところ。ナーサリーライム(童謡)の詩と絵が載ってる。
ここにも載ってる、Blow, wind, blow!/And go, mill, go!というのを、「風よ吹け吹け、水車よ回れ」と訳してた本がむかしあって、あきれた。millって辞書で引けば「水車・風車」って出てるかもしれないけど、水車回すのに風は要らないでしょう!


08/21/2000

夢とどうやってつきあってますか。
夢は、脳による情報整理の副産物だ、というような話を以前聞いた。いる情報いらない情報、大事な情報そうでもない情報などをより分ける過程で、ふぅっと浮かんでくるのが夢だとか。
だったら夢は「夢を見る」こと自体に意味があることになる。夢を見て、朝起きると忘れている。または、朝は鮮明に覚えていても、いつのまにか思い出せなくなっている。それでいいんだと思っている。
以前、夢日記をつけてた時期もあるけど、書くと忘れないので、夢のことをずーっと覚えているというのがうっとうしくなってやめた。夢を正しく判断することによって悩みを解決、とか、夢をコントロールしてよりよい生活、とか、雑誌で見ることがあるけど、いまのところはそういうのは私は、パスです。


08/20/2000

スタートレック関係の情報がいっぱいのTREKWARS.COMというウェブサイトを発見。TNGのキャスト紹介にドクター・ポラスキーが載っていて嬉しかった。
スタートレック関連サイトをあちこちうろうろしていて(そんなにたくさん知ってるわけじゃないですけど)、ジョージ・タケイの自伝が出版されていることを知る。日本の歩き方 アサノ氏の真実 映画 "A Majority of One" 撮影秘話というページで紹介されている、ということを掲示板に書いてる人がいたのである。
さっそくamazon.comで調べた。George Takeiで検索したら、タケイ氏が前書きを書いてる、日本からアメリカへの移民の歴史の本が出てきて、おもしろそうなので注文した。くだんの自伝も注文。あとTNG関係の本とか「ツバメ号」シリーズの未読の分とかも頼んだ。配達料の安いので頼んだから来るまで2カ月くらいかかるかもしれない(7月あたまに「発送しました」と連絡があった本は、まだ届かない)が、楽しみである。


08/19/2000

ゆかた会。早めに会場にいって、お師匠さんにお稽古してもらった。いくつか細かいところを直されたけれど、まぁ大丈夫でしょうということで本番に臨む。
振りを忘れたりふらついたりせずになんとか踊れた(手ぬぐいを手にぐるぐる巻き付けてぽとん、と椿の花のように落とす、つもりが落ちた手ぬぐいがびゃ〜っとだらしなくほどけちゃって「これだれの忘れ物ですか」って感じになっちゃった、とかいろいろありましたけど)ので、私としてはきょうは満足している。


08/18/2000

あしたは日舞の「ゆかた会」(お客様に見ていただく発表会ほど公式のものじゃなく、一緒に習ってる人たちで集まって踊り合う、そしてその後親睦会をする、というような内輪の集まりです)、ということをきのう知った。というか、「できれば8月19日にやりましょう」という話だったけど、8月になってからなんの連絡もないので、中止になったのかなぁと思っていたのだ。
きのうお稽古があったというのも知らなかった!ずーっと前に聞いていて忘れていたのかもしれないけど。お稽古に出た人から、「マチコさんは『柳の雨』を踊るんだって先生が言ってたよ」と言われた。げげ。
「柳の雨」は7月初めに習い始めた曲で、一応振り付けは最後まで教えてもらった。でもその後先生の都合でどーんとお稽古が休みだったから、忘れちゃってるかも……。さっそくテープで曲を流して踊ってみたが、やはり40%くらいしか覚えてない。個々の振りは覚えてても、順番やタイミングが思い出せない。ピーンチ。でもしっとりしたいい曲なので、これ踊りたい!
同じ曲を踊る友人にお願いして、きょう振りを教えてもらった。なんとか最初から最後までつながった。ありがたやありがたや、ありがとうAさん!
(なんだか今日の日記はビックリマークがいっぱいですなぁ)


08/17/2000

ディビッド・ボウイがナレーションをしている「ピーターと狼」を久しぶりに聞いた。先日実家から持って帰ってきたカセットテープの1本(レコードを録音したもの)。
初めて聞いたのは高校生くらいのときかなぁ。小学生の頃うちにあった「ピーターと狼」は、ナレーションは山東昭子だった、たしか。ボウイのを聞いたときにぜんぜん感じがちがってて驚いたことを覚えている。
最初に楽器の説明があるけど、ティンパニーのことはkettledrumsと言っていた。kettledrumを英語の辞書で引いてみると、この単語は(研究社の)リーダーズリーダーズ・プラスの両方に載っていた。こういうふうに同じ単語がリーダーズにもプラスにも載っている場合、プラスにはエッチな意味が載っていることが多いように思う。
以前、英語の師匠にそう言ったら、「情報というものは、それを欲しがっている人の目に飛び込んでくるものだ」と言われてしまった。つまり、私がエッチだから、ってことですね。でもホントにそういう傾向あると思うんだけどなぁ。

冒頭のリンク先(ボウイの「ピーターと狼」のLP情報)のトップページは、BASSMAN'S DAVID BOWIE PAGEというところです。タイトル画像に日本語で「デヴィッド・ボウイ」って入ってることに、いま気づいた。


08/14/2000

久しぶりにキルティングをした。
私の趣味のパッチワークの、だいたいの手順を説明すると、

  1. デザインを決める
  2. 使用する布を決める
  3. 布を切る
  4. 縫い合わせる(ピーシング)
  5. 縫い上がったおもて用の布(トップ)と中綿とうら用の布(バッキング)を3層に重ねて、刺し子のように縫う(キルティング)
  6. 周囲を別布でくるんで仕上げる(バインディング)
となる。
やってみるまでは、
「デザインや配色を考えたりピーシングしたりするのは楽しそうだけど、キルティングなんてずーっと運針運針で飽きちゃうだろうなぁ」
と思っていたが、ところがどっこい、キルティングはとても楽しい。細かいそろった縫い目になるように気を付けながらチクチクチクチクやっていると、1時間2時間平気で経ってしまう。ぼーっとしているのと近い感覚で、アタマが休まるような気がする。1日じゅうやれと言われたら苦痛だろうけど、たまにそういう時間を持つのはなかなかいいと思っている。


08/13/2000

何年も会っていなかったイトコに会った。ボイジャーのチャコティ副長に似ていた。


08/12/2000

実家の物置スペースで大学時代のアルバムを探した。前からずっとさがしていた写真が見つかった。
中学生の時に作成した社会科のレポートなんかも出てきた。いまより字がきれいだった。


08/11/2000

帰省した。
妹とプリクラを撮った。


08/10/2000

2千円札を初めて見た。まだ見慣れなくて、「これでビールが6本買える」とかそういう実感があまりない。


08/08/2000

I Spyキルトというのは、7月28日の日記で紹介したウェブサイトの画像のように、プリント布のまわりに額縁のように別布をつけるのが決まりのように思い込んでいた。ところがところが、きょう探していて、プリント布のみのI Spyキルトを見つけた。Kim's Quiltsというウェブサイトにある。
姪ごさんの1歳の誕生日に間に合うように急いで作ったんだそうだけど、これ、シンプルでステキだ。目からウロコ、であった。


08/07/2000

私の出身地は長野県だけど、夏の東京で驚いたのは、水道水が冷たくないことだった。火傷をして「水道の水で冷やさないと!」と思っても、流しても流しても冷たくなってこない。なまぬるい。
いまは、火傷をしたときの用心のため、冷凍室に保冷剤(ケーキやなんかに付いてきた物)を常備している。


08/06/2000

私はしりとりが好きだ。特別なルールをもうける(「放送禁止用語しりとり」とか)わけでなく、ただただ普通にしりとりをするのである。
でも、「しりとりしようか」と誘っても、やろうやろうと言ってくれる人は少ない。
きょう、事務作業の仕事があって、一緒にやっていた友だちに「しりとりしようか」って言ったら、なんとOKしてくれた。彼女も「しりとりしようかな」って暇なときなんかに思うことがあるという。やったぁ、しりとり友だち!
しかし、私たち二人がしりとりを始めると、それまで雑談していた周りの人たちが静かになってしまった。な、なんかひんしゅく買ってる? 緊張感にたえられず、せっかくのしりとりだったが早々に切り上げてしまった。
それでも久しぶりにしりとりできて楽しかった。しりとりをしたのは今年に入って3回め。ほんとに、なかなか機会がないのである。


08/05/2000

「お持ち帰り」について。
ファストフードのお店で
「こちらでお召し上がりですか、それともお持ち帰りですか」
と聞かれて、「お持ち帰り」と答える客を見て驚いたのは数年前のことだった。自分が持って帰るのに「お」をつけるな!
おそらく、「お持ち帰り」=「テイクアウト」という理解で、「お」の意味は意識してないんだろうなぁと思った。
きょうウェブ上のとある掲示板(フリー素材屋さんの)を見ていたら、
「HPを作っていますがこちらの素材をお持ち帰りして貼りつけてみるとコレコレコウイウトコロがうまくいきませんでした。」
というような発言があった。やっぱり、「お持ち帰り」って表現が、それ自体1つのまとまったものとして定着しつつあるみたいだ。でも、私は使わない。
コトバはどんどん変わっていくから、「自分が持って帰るのに『お』をつけるな!」という私のイカリは、そのうち
「黒板なのに黒くない!」
「網棚がなぜ金属のパイプなのか!」
「吊革なのにプラスチック製だ!」
って言ってるみたいなものになっちゃうのかもしれない。


08/03/2000

最近、ゆかた着て電車に乗ってる若い女の人をよく見る。こないだ、かかとの高いサンダルと合わせてる人がいて、けっこうかっこよかった。和装用巾着じゃないバッグをセンスできめてる人もステキ。
いま、ゆかたと帯と下駄とセットで売ってたりするんだよね。仕立ててもらうんじゃなくって、買ってくるんだもん、気軽なもんだ。カラフルで楽しいので、もっともっとみんなゆかた着たらいいなぁと思う。


08/02/2000

Internet Explorer 3.02(そうとう古いバージョンですか?)というのが私のパソコンに入っていたので、それで自分のウェブサイトを見てみた。ががーん。表紙と掲示板以外全滅です。文字が重なってぜんぜん読めません。
自分以外のウェブサイトにいくつか行ってみたが、少なくとも文字は表示されている。なんか、私だけ、どっかとんでもなくまちがっているんだろうか。

商店街の、とあるビルの屋上で、バーベキューやってる(らしい。煙が見えた)人たちがいた。いいなぁ、自宅でビアガーデン。


08/01/2000

デジカメを使って、ミニチュア家具とドールキルトのページを作った。ああもしたい、こうもしたい、とやっていると時間がどんどん過ぎていく。

2000年09月01日追記:
その後、キルトのページをアップしたので、ドールキルトはそちらに移動しました。


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