つれづれなる日々

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2015年1月の日々


01/31/2015(土)

Dance Theatre LUDENCEの「1 hour before Sunset」を見に象の鼻スタジオへ。L字型の客席の、長辺(の短辺との角の近く)で観劇。LUDENCEはこれが2回め。前回は昨年2月に吉祥寺シアターで「Body Songs」を見た

開場前から出演者がステージで身体を動かしたりしていて、知り合いの顔を見れば挨拶などもしている様子で、そこからシームレスに始まった公演は、客席からこんなに近いのにこの人たちのスピードと熱量はこんなにも違う、というのに目が釘付けの1時間だった。ダンサーの笑顔に、こちらもつられて笑顔になる。出演者同士でのコンタクト。その場と各出演者のコンタクト。のしかた、度合いが、まさに「いま、ここ」でコンタクトをとっている、関与している、という本気の気迫があり、見飽きなかった。

その後、近場で仕事だった夫と合流し、一緒に帰る。最寄り駅近くでご飯。

帰り道に、ようかい体操の踊りが、ラッキィ池田さん(振り付けた本人)とまなこさん(女子高生姿でかっこよく踊っている動画のダンサー)でどう違っているかというのを夫に説明していて、一部実演して見せたんだけど、私がやるとどっちもたいして変わらない、ということが踊っててわかった。とほほ。


01/30/2015(金)

雪だというツイートを見て外に出てみると、確かに雪が降っていた。路上観察が今日でなくてよかった。

私は、旅公演のときとかあんまり観光とか出歩かないほうだと思う。それが今回「暗愚小傳」のツアーでは結構フットワーク軽くあっちこっち出掛けて、ツアーが終わっても高松次郎展だ路上観察だってアクティブにしてて、でもそれもそろそろ終わりのようで、今日は一日いえにこもっていた。

サイズが合わなくなったけど刺繍がきれいで捨てるにはもったいないジーンズをスカートにリメークしようと思い立ち、だけど股下部分をどう処理していいのか頭で考えてもなかなかわからないので、もう1本の、こっちは捨てるつもりのジーンズでまずはやってみたところ、なかなかよいスカートができた。と思います。手縫いだけども。


01/29/2015(木)

路上観察学会分科会で相模大野を歩く。4人それぞれの観点がちがっていて、歩いているときも振り返りのときもそれが興味深かった。2時間の外歩きで、写真を撮るため手袋をしなかった手がだいぶ冷たくなった。


01/28/2015(水)

「統合失調症がやってきた」読了。


01/27/2015(火)

午前中、久しぶりにジャイロキネシス。新年初だったので、先生に今年もよろしくお願いしますと挨拶。

1月は「暗愚小傳」のツアーで、自主トレは続けていたしアップの一環としてようかい体操を踊ったりもしてたから、「久しぶりに身体動かした〜!」というふうにはならなかったけれど、いい汗をかいた。決して速く激しく動くわけではないけれど、じんわり身体じゅうに効いてくる。一人でやるとなかなかこうできないのをなんとかしたい。

午後は竹橋の東京国立近代美術館「高松次郎ミステリーズ」へ。時系列に沿って「点と紐」、「影」、「絵画」の3つに分かれた展示。最後に「ステージ」上から全体を俯瞰できるようになっていて、そのアイデアは良いのに、肝心のステージがいかにも仮設、というか床下が空洞になっているため上を人が歩くたびにボコボコと大きな音がしていたのが残念だった。他の鑑賞者が振り向くくらいうるさかった。

私はときどきすごく視野が狭くなる(比喩的に言ってます)。高松次郎展を見たあと何かちょっとお腹に入れたいと思い、案内図を見てもカフェ的なものが見当たらないので、あぁこの美術館はカフェのない美術館なんだなと思って外に出た。本当はレストラン、あるんですけどね。高いから結局入らなかったかもしれませんが。

そんなわけで一旦外に出て、近所の小学館ビル地下のセブンイレブンでサンドイッチと飲み物を買って一休み。座るところもありフリーWiFiも使えて快適。美術館に戻り、コレクション展と奈良原一高の写真展を見ると、閉館時間近かった。

帰りに、予約していた本を借りるため図書館に寄ると、前回CDを返却ポストに返したことを注意された。ダメだと知ってたけど閉館日で翌日からしばらく不在にするのでしかたなくポストに入れた、今度そういう場合があったらポストに入れるのと返却が遅れるのとどっちのほうが良いですか、などと、ついそんな子供じみたことを言ってしまった。

借りてきたのは、「統合失調症がやってきた」「柔道事故」「アンネ・フランクの記憶」。


01/26/2015(月)

アゴラで旅公演の片付けをしたあと、友だちとお茶。今年の大計画を報告するなど。


01/25/2015(日)

夜の飛行機までフリー。「観音寺で銭型砂絵を見る。そして、伊吹島に行く」という計画をゆうべ断念した(時間的にちょっとむずかしい)ので、「じゃぁ丸亀にまた行こう」と漠然と思いながらとりあえず荷物をまとめて出発。ゴロゴロとスーツケースを転がしていると友だちからメールがあり、そのメールのついでに「丸亀からフェリーで島に行きます」というので、へー、丸亀から行ける島もあるのか(←事前調査不足。いつも私は詰めが甘い)と、とにかく電車で丸亀へ。改札で、
「夕方まで荷物を預けられるところはありますか?」
と聞いたら、駅で410円で預かってくれると。あぁ、そのように張り紙もありますね。重い荷物から早々に解放され、ふと見ると駅構内に観光案内所があったので、
「あのー、フェリーで島に行きたいんですが」
「本島、牛島方面と、広島、手島方面がありますが、どちらが」
「いや、なんか丸亀から行ける島があるって聞いて、あの、どちらでも」
とか相談。結局フェリーの時間の関係で手島方面は無理で、本島に向かうことにする。ちょうどあと20分くらいで出る便がある。観光地図にラインマーカーで描き入れてくれたフェリー乗り場までの道順が、駅前の、道のないところを直進しているので、「ここは?」と聞くと、
「駐車場があるので、つっきってください」
指示どおりに歩いていくと、すぐに乗り場に到着。そしたら先に出た友だちが待合室にいるじゃないですか! 1つ前の便に乗るはずが3分違いで乗り損なったとか。

小型のフェリーで本島へ。ここでも観光案内所に行き、展望台までの道を地図に描き込んでもらい、二人で遠見山展望台をめざす。案内所のおじさんは「15分か30分」と言ったけど、45分くらい掛かって到着。途中急なのぼりもあり、暑くなって上着を脱ぐ。展望台に着くと、パンフレットにあったとおり瀬戸大橋の全景が見えた。しばらく眺めを楽しみ、帰りのフェリーの時間も近づいてきたので帰路に着いた。タッチして帰ってくるみたいな小さな旅だったけど、天気もよかったし、楽しかったです。

丸亀に着いて、友だちと別れ、丸亀城へ。ここも結構高低差があり、「きょうは、坂とか階段とかをたくさんのぼる日だな」と。2時間くらい歩きまわり、四方の景色を堪能し、猪熊弦一郎美術館のカフェへ。お昼を食べ損ねていたので、もう夕方だったけど食事ができるか聞いてみたら、今日はもうクロックムッシューかスコーンしかないというので、クロックムッシューを注文。ガラス越しにカスケードプラザの滝の音を聞いていると友だちもやってきて、バスの時間までだらだら過ごした。

公演が終わって、もう演劇と関係なくこうやって一日遊ぶのは、しみじみといいもんでした。


01/24/2015(土)

朝は、善通寺(お寺)で戒壇めぐり。善光寺の戒壇めぐりもここも、本当に真っ暗。友だちと一緒に行っても良いけれど、一人一人で歩くのが良いと思います。途中の展開にビックリ。アミューズメントパークのアトラクションのよう、と思ってしまうのは信仰心がないからか。

いつもお土産に買ってきてもらう堅パンの店に寄り、甘いものを食べない夫へのおみやげに海老せんを購入。11時に劇場入りする友だちと別れ、市役所のところの偕行舎カフェでランチ。丸亀の猪熊弦一郎現代美術館のカフェも良いけれど、ここも落ち着く空間だ。次回善通寺公演があれば、またきっと来るだろうと思った。食後の紅茶のカップが温められていたのにぐっときた。

14時から最後の公演。今回の「暗愚小傳」はこれでおしまいだ。またどこかで再演できたらいい。私は、今の「暗愚小傳」とはずいぶん違う1980年代の初演にも出ている(想田和弘監督の「演劇」1、2の特典映像で話している、坂口安吾の出てくる芝居)し、今のヴァージョンの公演(20年前、10年前)も現在と同じ役で出演しているし、だからもう随分やったわけだけど、飽きないしもっといろいろやってみたい。

今回の旅で私は、めずらしく美術館や観光地や結構あちこち訪問した。それで、そのことを友だちと話していて、
「女の人はそういうところ積極的だよね」
とまとめられたのは、なんというか、不本意だった。女の人はとかそういうことではないと思うんだけどな。演目によって、いくら時間があっても昼間遊びに行く気になれないときもあるし、体調や気分にもよるしね。


01/23/2015(金)

夕方までフリーなので、「金刀比羅宮に行きます」という人に便乗。結局、2人で出掛けた。最初はお昼は琴平で骨付き鶏を食べようと言っていたんだけど出発した途端に近くのうどん屋さんに入ってしまうという良い感じの行き当たりばったりぶりで旅が始まる。

まずは日本最古の芝居小屋金丸座を見学。花道から舞台にあがり、客席や楽屋や奈落(人力で廻り舞台をまわす仕組みが見られる)など見所が多かった。

そこから、参道に戻り、おみやげ屋さんで借りた杖をつきながら、ひたすら階段をのぼった。金刀比羅宮のウェブサイトの参拝ガイド:御本宮編(丁寧でこだわりのある力作。「しばらく石段を上がると、正面に雄大壮麗なる社が現れます。慌ててはいけません。これは御本宮ではありません。旭社です」という記述が好き。)で予習して行ったので、途中でギブすることもなく、本宮に到達してお参りして眺めを楽しみ、おみくじを引き、帰りに旭社にもお参り。少し時間に余裕があったので、高橋由一館も見る。あの切手になった鮭の絵を描いた人だとは、指摘されるまで気づかなかった。どの絵が好きかと言い合ったりして見るのも楽しかった。

琴平滞在時間は、3時間ちょっとくらい。無理のないゆっくりしたペースでした。

四国学院大学に戻り、17時から授業の発表(創作)を見せてもらう。3チームそれぞれ特色があり、面白かった。限られた舞台装置、衣裳で上演するときに何をどう大切にしたら観客に伝わるのか、みたいな点で、学ぶところが多かった。

猪熊弦一郎美術館の学芸員のかたにお目にかかる機会を得、先日気になった、作品の英語タイトルについて、質問してみた。「二人」という題の絵が2つあり、英題はTwo WomenとTwo Boysになっていたので、どういう意図なのか、あるいはだれがタイトルをつけたのか、ということが気になっていたんです。作品によっては美術館側が英訳したものもあるけれどあの2作品については猪熊弦一郎さんご本人がつけた英題だとのこと。


01/22/2015(木)

香川に来てから、まだうどんを食べていなかった。散歩がてら徒歩20分の製麺所に行ってみると、話に聞いたとおりの「セルフ」ぶりで、どんぶりを取って、麺を温め、だしを注ぐのも自分でやるし、薬味のショウガはかたまりがおろし金の上に置いてある。あげと玉子天とイリコ天(舞茸かと思った)をトッピング。半熟の玉子天が特に美味しかった。

帰りにパン屋さんでバゲット購入。ときどきパンが食べたくなるからね。

そしてゲネプロののち今日初日。伊丹楽日以来2回めのダブルコール。


01/21/2015(水)

「15時半場当たり開始」までフリーなので、電車に乗って丸亀の猪熊弦一郎現代美術館へ行く。この美術館のことはいろんな人から聞いていて、善通寺公演のときにはぜひ訪れたいとと思っていた。10時の開館にあわせていく予定が、またちょっと遅くなって、10時半頃到着。いま常設展のみなせいか、にぎやかな二人連れが出て行ったあとはフロアに私一人みたいな状態で、あっちに行ったりこっちに戻ったり好きなようにゆっくり見られた。絵画のほか、針金や紙で作った小さなものたちや、気に入って集めた箱やビンや石やなにやかやも展示されていて、猪熊弦一郎の世界の広がりを感じることができた。

カフェに行こうか行くまいか迷った末3階にあがってみると、カスケードプラザという、滝とオブジェのある気持ちの良い屋外スペースに出た。ここを見逃さなくて良かった!

ミュージアムショップでお土産を買い、カフェで「猪熊の昼飯」を食べて、善通寺に戻る。

演劇は、きょうは、場当たり。照明の感じを見たりするので、本番どおりの衣裳とメイクで。今回の私の衣裳は衣裳の正金彩さんがデザインして縫ってくれたオリジナル。自分が「こういう衣裳が着たい!」という希望が特になかったのですっかりおまかせで作ってもらったんだけれど、お客様にも共演者にも評判がいいし、しわになりにくく動きやすいし、とても感謝しています(自分のイメージや希望を積極的に言っていく俳優もいる。人による。場合にもよる)。ちなみに、途中で着て出る割烹着は、10年前だったか20年前だったかの再演時に私が作ったもの。


01/20/2015(火)

舞台の仕込みの日。照明班で9時に集合し、吊り込みの手伝いをする。10時になって他のみんなもやってきた。照明手伝いの後は、私は、楽屋作りや衣裳のアイロン掛け。俳優陣は夕方で解放。

劇場から宿舎まで約360歩(どちらも四国学院大学のキャンパス内)というのは気楽で良いです。一旦宿舎に戻ったあと、徒歩10分くらいのところにあるというスーパーを目指す。2店舗あると聞いていたけれど、大学から近いほうの1店しか見つからず。宿舎に調理台もあるんだけれど本格的に自炊する気にもならず、過熱せず食べられる野菜などを購入。


01/19/2015(月)

きのうのうどん屋さんについて、「明日(つまり今日)は限定10食でアナゴ天があるよ」との情報を得て、友だちと二人で再度挑戦。きのこ天とアナゴ天をとってシェア。あと唐揚げも頼んで、これは食べきれず持ち帰る。勧めてくれた友だちのこと、演劇の公演で来ていることなどお店の人と話し、伊丹に来たらまた来ます、と言って帰ってきた。

2時の公演で、伊丹公演はすべて終了。撤収して、6時過ぎに一旦解散。8時にバスで香川に向かうので、それまで、銭湯に行く人、スーパーに買い出しに行く人、楽屋で一休みする人など。私たちは、回転寿司で腹ごしらえ。

時間どおりにバスにて次の公演地、香川県善通寺へと向かう。「サービスエリアでソフトクリームを食べる」という考えにとりつかれたようになり、寒風吹きすさぶ中、淡路島の牛乳のソフトクリームを食べる。11時半頃善通寺の四国学院大学に無事到着。


01/18/2015(日)

「伊丹に行ったら、このお店に行ってみて」と勧められたうどん屋さんに行った。天ぷらとぶっかけうどんと週替りごはんのセット。サラダもついて、2種小鉢もついて、満腹。天ぷらは野菜天を頼んだ。一口もらった友人のかしわ天も美味しかった。

公演を見に来てくれた京都の友も誘って、夜は十三のネギ焼きの店に行った。3人で行って3つ注文したら、焼いてくれたお店の人が、「分けて食べるんですね」と確認してからコテで丸いネギ焼き/お好み焼きを12時、4時、8時のとこで切って三等分し、3種類で円グラフを作るみたいにしてそれぞれの前に置いてくれた。なるほど、これは食べやすい。味も良かったです。

美味しいものを食べた話ばっかりですが、演劇もちゃんとやりました。


01/17/2015(土)

昼公演のあと、1時間半掛けて見に来てくれた京都の友だちとお茶。舞台の感想をにこにこしていろいろ語ってくれて、嬉しかった。

6時からの夜公演も終わり、数人で、友だちの後輩の超絶美味しい居酒屋へ。なにもかもしみじみと美味しかった。


01/16/2015(金)

ゆうべなかなか寝付けなかった割に、すっきりめざめる。午前中、宝塚の手塚治虫記念館に行った。駅から花のみちを歩きながら、前回来たときのことを思い起こすと、あれは阪神淡路大震災の数カ月後のことで、道に亀裂が入っていた。20年ぶりか。

9時半の開館にあわせて行く予定がそんなに早くは出掛けられず、企画展「忌野清志郎展〜手塚治虫ユーモアの遺伝子〜」を中心に、1時間ほどで見てまわった。高校生のときの油絵とかもっと子供のときの水彩の絵とかも見ごたえがあったし、「ブーツ」と書かれたブーツなどの舞台衣裳もあれば、ライブ映像もあり、みどころ満載。ミュージシャンとしても画家としてもとんがっているのに、自分の子供を描いた絵は慈愛に満ちた親らしいタッチなのが興味深かった。それにしても、手塚治虫と忌野清志郎が二人とも「愛と平和」の人なことがこんなに切実に響いてくる今の世相って。今の世相って。

午後集合で、稽古。そして、初日。あたたかい反応だった。アフタートークでの上田假奈代さんの、相手にぴったりとひっついて朗読することについてのコメントが新鮮だった。


01/15/2015(木)

ホテルの部屋でゆっくり朝食を摂ってから劇場入り。ホテルも劇場も駅からすぐなので、移動が非常に楽で助かっている。
年明けの風邪っぴきでずっと中断してしまっていたトレーニング(腹筋など)を、再開。さっそく太腿の後ろ側と腹部が軽く筋肉痛に。

午後の場当たり稽古、夕方からのゲネプロを終え、ホテルに戻るとまだ10時前。食材と共にきょう買った包丁、まな板、プラスチック容器を駆使して、キャベツとチキンのサラダを作る。あとは、インスタント玉子スープ(薄めすぎた)とバゲットで夕食。

アップで踊ろうと、ようかい体操第一の振付動画を探したら、いろんな人が踊ったり振付解説したりしてるのが出てきた。


01/14/2015(水)

「暗愚小傳」伊丹・善通寺ツアー初日。4時に起きて、5時過ぎのバスで自宅最寄り駅から空港へ。出発時まだ外はまっ暗だった。

伊丹アイホールに公演しに来るのは、わたしは前回はいつだっただろう。去年の3月にも一度来てるけど、あれは山下残さんの公演を見に来たんだからカウントに入らないよね。今日は仕込みで、照明班の手伝い(カラーフィルターを入れるなど)、楽屋作り、衣裳のアイロン掛け、客席作りなどに携わり、夕食前に俳優の大半は解放され、ホテルにチェックイン。連れ立って出掛ける人たちもいたけれど、私は近所のスーパーで焼き魚、野菜、惣菜などを買って、部屋でひとりご飯。キュウリが香り高く美味。半額だった生春巻きも良い味だった。ホテルの居室のWiFi接続も問題なく、快適。


01/13/2015(火)

旅公演の荷物(舞台装置や家具や小道具その他)をトラックに積み込む作業に参加し、一旦帰宅して食事。思い立ってポテトサラダを作る。今日の具は、ジャガイモと塩漬けラッキョウのみ。塩漬けラッキョウ、便利。もう今年は、甘酢漬けはほんのちょっとだけにして、塩漬けを大量に作ろうかな。

そして夜は日暮里d倉庫にダンス公演を見に行った。ソロ作品4本。ソロって、一人で踊るってことじゃないんだね。観客全員(あるいは観客全体)との関係を、一人で引き受けてそこに立つってことなんだね。

ダンス見て興奮しているところに、帰宅してから「ホームランド」第4シーズンの、パキスタンでアメリカ大使館一大事!!!というエピソードを見たので、明日早いのになかなか寝付けず。


01/12/2015(月)

午前中のイベントに、「行けたら行こう」と思っていた。案の定、起きられず、行けず。明後日から「暗愚小傳」のツアーなので体力を温存しておきたい気持ちもあったんだと思う。ごめんなさい行けなくて。

そして、「暗愚小傳」の自主稽古、自主通し稽古、旅ミーティング、稽古。

急に話は変わるんですが、年末にFacebookで回ってきた言葉が、とても大事なことに思えるので、ここに記しておきます。引用元がわからなくなっちゃって、出典とかつけなくてすみません。

Be kind,
For everyone you meet is
Fighting a battle you know nothing about.


01/11/2015(日)

今年初のダンスレッスン。自分の身体を見つめる、意識する。運動量としては今日はハードじゃなかったってみんな言ってたけど、病みあがりの私には結構きつかった。ダンスとか演劇とかって、人間の身体がその場になければできない。そして、その人間の身体って、風邪引いたとかそういうちょっとしたことで調子を崩してしまう。こんなにか弱いものに頼ってるんだね、ダンスや演劇は。

そのことを、元気なときには忘れていて、こうやって体調を崩したときに、「頼りないなぁ」「はかないものだなぁ」ということを思い出す。いやいや、その繰り返しじゃダメなんで、今年は、ちょっとやそっとじゃダウンしないように身体を鍛え、なおかつ「人間の身体はか弱い」ということを肝に銘じ過度の無理をしないようにして、生きていきたい。


01/10/2015(土)

遠くに住んでる友だちと、9カ月ぶりに会って話す。2時間弱と短い時間だったけど、話せてよかった。

夜は、「暗愚小傳」自主稽古。


01/09/2015(金)

世田谷美術館エントランスで多田淳之介「ENTRANCE」を見た。冒頭で列挙されるentranceの意味の中に語源的に異なるものがあるのが気になったけれど、まさにenter+anceでありen+tranceであるENTRANCEであったんだな、と後から納得した。自分がいま何のエントランスに立っているのかと考えると絶望的な気分になるが、希望を捨てるな、とENTRANCEに言われて帰ってきた。


01/08/2015(木)

ジャイロキネシスクラスで、「良いトレーニングは、量ではない、質だ。毎日2分のトレーニングを続ければ身体は変わる」と言われ腹筋に励んだ年末でしたが、元日の朝から風邪でダウン。幸い「暗愚小傳」(1月中下旬に旅公演)の稽古開始までまだ1週間あったので、とにかくいえでおとなしく寝込んで療養に専念するお正月を過ごす。

7日の稽古始めまでには治して、「え? 風邪? なんですかそれ、私ぴんぴんしてますけど」という感じで臨みたかったが、なかなか復調せず、いまだに予防を兼ねてマスクをしている。うつさないように。うつされないように。とにかく「暗愚小傳」の公演が終わるまでは。

寝ているあいだに、gaccoの「カタチで意味を伝えるピクトグラム」という武蔵野美術大学の通信講座を受けてみた。受けるといっても、課題提出期限はすでに過ぎちゃってたので、講義を聞いて、課題を一人でやってみたというだけですが。動物の顔やら「歩く」「走る」「跳ぶ」という動きのピクトグラムを実際に作ってみるのも面白く、先生お二人の講義もわかりやすく、良い講座だった。

あと、ベジャールのボレロをいろんな人が踊ってる映像をよく見てた。ずっと前に日本舞踊を習っていたとき、
「この振りは、何拍めですか?」
みたいなことを先生に聞いて、いやそういうことではなくて自分のタイミングでやるんだと言われて面食らったことがあるけど、ベジャールのボレロも人によって、1拍ずれてたり、回数が違ったり、左右逆だったりしてる。ダンスってそういうものなのかなーなどと不思議がりながら面白がりながら見ていた。

そんな年始でした。7日にようやく行動再開し、この日は「暗愚小傳」自主稽古をがっつり4時間以上やってから、荒悠平単独ソロ公演「訪問」を見た。あらかじめ送られてきていた道案内文章と地図を手掛かりに着いた会場はロフトのあるワンルームアパート。窓際に4脚並べられた椅子に掛け、すぐ目の前で展開されるダンスを見て、その後みんなでご飯食べて話をして、駅まで送ってもらって帰ってくる。という公演。

今日8日は、まず昼に歯医者。その後、「暗愚小傳」自主稽古。自主稽古ってのは、俳優だけで行う「復習」、つまり段取り確認など。夜には演出家が来て、通常の稽古。


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