つれづれなる日々

今月の日記に戻る
トップページに戻る

2004年6月の日々


06/30/2004(水)

いま住んでいる付近で売っているところをまだ見つけられてないので、化粧水を買いに、昨年8月まで住んでいた街まで行く。お店のおばさんは、私のことを覚えていてくれて、「すごい久しぶりね」と笑顔で話しかけてきた。ついでだから駅前のおいしい蕎麦屋に寄ろうと思ったら、きょうはお休みだった。残念。

『暗愚小傳』マチネとソワレのあいだに、『ヤルタ会談』(来月関西公演がある)で使うお菓子を買いに行った。夏の公演で、移動中にチョコレートが溶けやしないかと、少し心配。

ゆうべ歯医者の先生に「腫れます」「痛みます」と言われたけれど、きのう治療してもらった歯は、いまのところ、特に痛みも腫れもない。


06/29/2004(火)

『暗愚小傳』は休演日。事情団稽古の後、歯医者へ。物を噛んだり歯磨きしたりすると違和感のある歯があり、2年前に歯痛で大変な思いをしたときと状況が似ているので、無理にお願いして診てもらうことにしたのだ。レントゲンを撮ると、普通だったら抜くくらいひどくなっているとのこと。うわー。旅公演の前に来て、ホントウによかった。2時間ほどかけて、がっつり治療していただく。以前に神経を抜いて冠をかぶせてある歯だったんだけれど、神経を抜いた穴の先から、前の歯科医の歯根治療の脱脂綿が出てきた。ひー。ということは、20年ほど前の脱脂綿!? 土曜にもう一度行くことになった。


06/28/2004(月)

午前中、7月の旅公演のミーティング。「旅のしおり」を見ながら、どこの劇場にいつからいつまで行く、宿舎はどこ、タイムテーブルは?と確認していく。どうしてだろう、この旅、なかなか自分の中で具体的なイメージが立ちあがってこない……。

午後は、事情団。きょうも「観客」においでいただいての稽古。いままで稽古場においでくださった皆さん、どうもありがとう。ラストシーンを細かく作る。その後、3幕を通す。

さすがにちょっと疲れてしまい、稽古の後、友に20分ほど足とかもんでもらい、回復。友よ、ありがとう。


06/27/2004(日)

夜、稽古。また新しい「観客」が2名来てくださった。

まず、新しい台本に沿って、3幕をおおまかに作る。7/1のシミュレーション(観客ありでの通し稽古)までにラストまで作れるかどうかちょっと心配していたんだけど、これだったら、ざっくりした形ではあっても最後まで見ていただけそうだ。よかった。

その後、前回の通しでのダメ出し部分を直しながら、アタマから。1幕の最後までで時間となり、本日の稽古は、終了。

きょうは、観客役の方の思いがけない反応に、淳子さんも私も、次の展開がアタマの中から完全に抜け落ちてしまうという瞬間があった。経験と想像力を駆使して、がんばるぞ!


06/26/2004(土)

『暗愚小傳』昼夜2回公演。遠方から来た友もあり、終演後少し飲む。


06/25/2004(金)

きのう初めて稽古した3幕前半のシーンは、「カットします」、とわなたべさん。あらら。でも、全体のバランスは、たしかに、そのほうがいいようだ。

トーク1を細かく詰める。稽古場の向こうのほうでチラシ折込作業をしていた某劇団の制作の人(友人)が、稽古を「聞い」てときどき笑っていた。そして、作業が終わって、
「マニアックですね」
と言って帰っていった。マニアックといえばマニアックなネタではあると思う(「トーク」の部分は、私と淳子さんが、ほぼ「私」と「淳子さん」としてしゃべっているので、チェーホフからはだいぶ離れている)。でも、元ネタを知らない人にも充分楽しんでいただけると思うけど。

きょうも2名お客さまがいらしたので、いろいろとお手伝いしていただいて、稽古がだいぶ進んだ。最後には、アタマから3幕の前まで、通してみた。途中、私が台詞をすっとばして1回、もう1回は何が原因だったか忘れたけれど、都合2回、流れがとぎれた。

でも、1日のうちに、細部をつめる稽古と全体を通す稽古と両方できたのは、よかった。

頼んでおいた泡盛(60度)が届いたので、梅酒を漬ける。1998年以来くらい。あら、てことは、今世紀初めての梅酒作りだ。


06/24/2004(木)

『暗愚小傳』は休演日。

カイロに行く。疲れがたまっていると言われる。膝は、でも前よりよくなっているそうだ。

きょうの『三人姉妹』の稽古は「観客」役3人。稽古参加2回めの女子2人と、きょう初めて来てくれた男子。身体の大きな男子が相手だとこれだけ力がいるのか、とか、そういうことも私にとっての発見だった。

おもに2幕を稽古したけれど、3幕の前半(新しいシーン)も少しやれて、よかった。

稽古のあと、なおこさんと見学男子と3人でカレーを食べる(淳子さんは、7月の公演の稽古)。帰宅して、洗濯しながら横になっていて、そのまま寝てしまい、その後起きて洗濯物を干したりはしたけれど、おおよそ朝まで、寝倒す。きのう、おとといとちょっとハードスケジュールだったけど、これで、回復だ。


06/23/2004(水)

朝から『三人姉妹』稽古。私の友だち2人が来てくれる。きょうの稽古は、トーク2、2幕2場。細かくやったあと、その部分を通しで。あと、お客さまに大活躍していただく1幕3場。稽古場に遊びに来てくれる人は全体的に好意的ではあると思うけれど、それでも、反応が人によってぜんぜんちがう。実際の公演ではもっとさまざまなお客さまを相手にするわけだから、もっともっといろんな反応が返ってくるはず。怖くもあり、楽しみでもある。

そして『暗愚小傳』は、4時と8時と、2回公演。


06/22/2004(火)

『暗愚小傳』DVD撮影日。空調をぜんぜんつけないで公演するので、どれだけ暑くなるかと心配していたけれど、観客の人数が少ないせいか、普段の公演(空調を、シーンによって、つけたり消したりしている)とさほどかわらなかった。

なおちゃんから、最新版の台本データが送られてきた。うわー、3幕、大展開。稽古が楽しみ。


06/21/2004(月)

昼から、あなざ事情団稽古。トーク2をまずざっと確認。たーっと高速で台詞と段取りだけやっていくと、わりと方向を見誤らないということに、皆、気づく。「本テンション」でも視野が狭くならないようにしないといけないってことだね、と淳子さんと話す。それから、トーク2を稽古して、トーク1の段取りが変わったところを確認して、その後、できている分をアタマから全部やった。淳子さんも私も、だいぶ落ち着いてできるようになってきた。

夜の『暗愚小傳』は、台風の中での公演。あしたあなざの稽古がないので、終演後の「飲み」に参加。久しぶりの飲み会で、ご機嫌でおしゃべり。


06/20/2004(日)

午前中、あなざ事情団稽古。「観客」役の方、3人ご来場。1幕とトーク1を稽古。時間は短かったが、充実した稽古だった。

『暗愚小傳』は、マチネ(3時開演)のみ。きょうは、客席がだいぶ暑くなったようだ。

夜、THE SHAMPOO HAT『肉屋の息子』を見に行く。できることなら2回も3回も見たい作品だけど、今回、自分の公演・稽古と重なっているので、もう見に行けない。残念。


06/19/2004(土)

きょうは、マチソワ(昼・夜、2回公演)。夜見に来てくれた友が、出演者は、6人?7人だっけ?と言うので、12人出ていたよ、と言うと驚いていた。全員が揃うシーンってないからね。


06/18/2004(金)

開演前の劇場は、キンキンに冷やす。上演中、静かなシーンで冷房をとめたりするので、開演すると温度が上がるからだ。

アップするのには少々寒いので、5Fの稽古場でウォームアップする人も多い。青年団はウォームアップは各自でやる。まとまって何かするということはない。

私は最近、山の手事情社で「スケート」と呼ばれている動作の練習を、よくやっている。私なんかがちょっとやそっとやっても「まねごと」にすぎないんだろうけれど、それでもけっこう汗をかくし、お尻から脚の裏側の筋肉に効いているような気がする。別に『暗愚小傳』や『三人姉妹』でそういう動きがあるわけではなくて、ただ、できるようになりたいなと思って。


06/17/2004(木)

2カ月半ぶりに、カイロ。膝の痛いのを、主に、みてもらう。かばわないで、左脚にしっかり力を入れて歩きなさい、と言われる。

『暗愚小傳』は、16:30集合。きょうは私が日直(集合時間に来ていない人に電話で連絡を取る)だが、時間前に全員揃っていたので、楽ちんだった。

7時半開演で『暗愚小傳』初日。終演後、初日乾杯。


06/16/2004(水)

『暗愚小傳』の集合が5時になったので、その前の時間に劇場内を借りて『三人姉妹』の稽古をする。舞台面は「本気で飛んだり跳ねたりするのには耐えられない」と美術の人が言うので、客席部分を片づけて使用した。トーク1とトーク2が、だいぶ変わった。その後、1幕〜トーク1〜2幕までを、通す。俳優が出はけや客席の位置をまちがえて、途中、何度か、とまる。4面を客席に囲まれた舞台というのは、なかなか手ごわい。でも、できている部分の通しを、きょうやれて、よかった。自分たちがどこまで来たか、これから何をクリアしていかなければならないのか、そういうことが、見えてきた。

夜は、『暗愚小傳』ゲネプロ。

その後、友と、いえの人と、ちょっと高くておいしい店で飲食。果汁入りのレモンビールというものを、飲んでみた。さわやか!


06/15/2004(火)

1時開始で『暗愚小傳』自主場当たり。4時頃終了。少し時間があいたので、一人で『三人姉妹』の復習をする。日舞のおさらいと同じ感じで、実際の30%くらいの動きをしながら、流れを追う。台詞は、つぶやく程度。あしたの稽古(急遽、1日、稽古日が増えた)で、いままで作ったところを通してみるというので。

6時過ぎから、演出家が来て、場当たり。ミーティングをして、10時終了。『暗愚小傳』の公演は、昨年2月からやってきて、今回のアゴラ公演が最後となる。各地をまわってきているせいか、本拠地アゴラ劇場での公演も、旅公演のような感じがする。


06/14/2004(月)

『暗愚小傳』仕込み。前日に照明吊り込みをやった人たちは、12時から作業に参加。明日の「場当たり稽古」の開始が18時になったのに伴い、きょうの夜に予定されていた「自主場当たり」を明日の午後に変更することになったので、照明シュートが終了した18時半に私の仕事は終わって、いえの人と、ご飯を食べて、帰宅。


06/13/2004(日)

きょうも、『三人姉妹』稽古。この後しばらく稽古ができないので、きょうは、いままでに作った部分を通してやってみようということになっていたのだが、アタマから細かくやっていったら、通す時間がなくなってしまった。それでも、1幕だけ通す。

夜、『暗愚小傳』照明吊り込み。


06/12/2004(土)

『三人姉妹』稽古。2幕2場を作る。以前ざーっとやったときには、シーンの最後までするするするっとやれたはずなのに、なんだか前後のつながりがぎごちないというかよくわからない部分があり、3人で考え込む。が、なおこさんが、「やっていればきっと思い出すので、考えるのをやめます」と宣言し、稽古を再開。そしたらほんとにそのうち思い出して、シーンができた。なおこさんは、あなざーわーくす的な作品作りのノウハウをとてもたくさん持っている。そのことにはいつも驚き、感心する。

三条会(ソワレ)を見に行った淳子さんが、見に来ていた山の手の人を稽古場に連れてきてくれた。説明なしで、まず、2幕を見て(参加して)もらう。その後1幕も。お客さまにいろいろとやっていただく観客参加型の演劇なので、いろいろな人がいろいろな反応をするだろうと、想像して作っていってはいるんだけど、やはり実際にだれかにいて参加してもらうと、改善点などがはっきりわかって、本当に助かる。

『三人姉妹』は、二人で動きまくりしゃべりまくるので、汗だくになる。最近は、膝パッド(左膝をつくとすぐ痛くなるので)までびしょびしょだ。なおこさんの話だと、あなざーわーくすの面々は、汗対策としてTシャツの下にレオタードとか水着を着て本番をやっているという。うーん、なるほどー。でも1枚多く着たらその分多く汗をかきそうだなー。でも、レオタードなんて、バレエやジャズダンスを習っていた20年前以来で、それもなんだかちょっと楽しそうな気もする。


06/11/2004(金)

倉庫での、装置の「カタシ」に1時間参加した後、「お先に失礼します」と『三人姉妹』の稽古に向かう。淳子さんが、「観客」役として山の手の人を二人連れてきてくれた。

せっかくの機会なので、1幕を通した。このシーンをやるのは久しぶりだということもあるだろうけれど、とにかく緊張してしまって、すごいスピードで突っ走ってしまった。その後、2幕1場を細かく作っていった。

夜、アゴラで三条会を観劇。横浜STスポットでのリーディングがすごくおもしろかったので期待していたのだが、今回はそのときほどのインパクトは感じなかった。でも、機会があれば次の公演も見に行きたいと思う。


06/10/2004(木)

本日も、7時開演で『暗愚小傳』。終わって、撤収。2時間ほどで終了。何人かで少し飲む。


06/09/2004(水)

『暗愚小傳』ゲネプロ、そして、本番。

お弁当を買いに行った帰りに遭遇した親子4人。お母さんが日本人で、お父さんがヨーロッパ系の感じ。子供が二人。そのお兄ちゃんのほうに向かって、お父さんが、きつい口調で言った。
「きょうはママの誕生日だから、ママのchoice。あなたの誕生日じゃないだから、ダマ!」

名詞で文が終わっていたり、「ないだから」と接続が変だったり、「ダマ」ってなんだかわからなかったり、言葉としては変なんだけど、このお父さんが何を言いたいのかはよくわかった。

文法がどうとかよりも、言いたいこと、人に伝えたいことがある人が強いんだ。そう思った。近年富にそう思う。


06/08/2004(火)

久しぶりにあなざ事情団稽古。稽古場まで50分ほど電車に乗るので、段取りの復習とか新しいシーンの台詞の練習とかは電車の中でやるつもりだった。それなのに、台本など必要なものをひとまとめに封筒に入れてテーブルの上に出して置いたのを、そっくりそのまま家に忘れて出掛けてしまった。ショックだがいまから取りに戻っては時間に間に合わないので、そのまま稽古に向かう。

そういう気持ちのまま行ったから、最初、なんだか気持ちが沈んでいて、雑念が浮かぶというか、マイナスな考えにとらわれがちだった。「あぁ、私はいま気持ちが後ろ向きになりがちになってるんだなぁ」と思っているうちに、だんだんと大丈夫になっていったけれど。

とか言いながら、きょうの稽古は、実は、だいぶいろいろと進んだ。充実感があった。2幕1場(チェーホフの原作の章立てとはまったく関係ありません)を最後まで作ることができたし、2幕2場もざっとやってみることができた。

その後、淵野辺へ。『暗愚小傳』場当たり。終了後、何人かで少し飲む。


06/07/2004(月)

『暗愚小傳』仕込み。本隊は9時から作業なんだけど、きのう照明の吊り込みに参加した人は12時(仮シュート)に間に合うように行けばよい、ということで、私はそういう時間に行った。だいたい1時間くらいで仮シュートが終わって舞台関係の作業(色塗りとか)にまわれるかな、と思っていたら、照明のほうが3時過ぎまでかかって、その頃には舞台の仕込みは終了していた。

夜、演出家不在のまま、「自主場当たり」。


06/06/2004(日)

夕方から、『暗愚小傳』淵野辺公演の照明吊り込み。アゴラ以外の劇場での経験が極端に少ないので、きょうみたいに初めてのホールに行くと、ドキドキする。いろいろな事柄が、「この劇場でのローカルな決まり事」なのか、「舞台照明全般での常識」的なことなのか、きっと自分はわかっていなかったり誤解している部分があるはずだ、と思うからである。主に、不要のバンドアを灯体から外したり、必要な灯体を必要な辺りに置いていったり、という仕事をした。


06/05/2004(土)

たぶん、何番線にどっち方面行きが来るというのを把握していないせいだと思うけれど、新宿駅の、りんかい線とか埼京線とかのホームで、乗る電車をまちがえた。何時何分発に乗る、というのは調べてあって、けっこう時間ぎりぎりであせって乗ったら逆方向行きで、自分が情けなくなった。でも、最終的には時間に間に合って到着して、ほっとした。


06/04/2004(金)

アゴラで公演中のマレビトの会『島式振動器官』の受付を手伝い、公演を見る。途中、お医者さんが包帯を巻くシーンがあり、その手つきから「あぁ、この人は左利きだな」と思っていたら、少し後に「僕は左利きなので右手にグラブをはめる」というような台詞があり、なんだかちょっと嬉しくなった。でももしかしたら、左利きの俳優なのではなくて、キャラクターが左利きなんだろうか、と、あとからちょっと思った。

夜は、弘前劇場『背中から四十分』。


06/03/2004(木)

暗愚小傳の稽古。こないだまだやっていなかった4場。そして、通し稽古。特に問題なく進む。

暗愚小傳の仕込みに関するミーティングの終了を待って、あなざ事情団稽古。函館のお巡りさんが男を呼び止めるところの段取りを、きのう演出から指示があったのとはちがうふうにかえたかったので、こういうふうにやりたいんだけど、とやってみせてOKをもらう。

着替えたときに、片耳のピアスのキャッチを紛失。脱いだTシャツを振っても出てこなかったのが、夜寝る前に見つかった。ブラの中にでも落ちていたらしい。やれやれ、よかったよかった。


06/02/2004(水)

暗愚小傳自主稽古の後、きょうもあなざ事情団稽古。後半のトークシーンを細かく詰める。そして、録音。淳子さんの、もともとおもしろいトークが、なおちゃんの的確な演出により刈り込まれて、さらにおもしろくなっていく。それを、ただ一人の観客として私が見ている。贅沢な気分だった。


06/01/2004(火)

再演の決まった『もう風も吹かない』の置き道具(ソファ)にカバーを掛ける作業の指導のため、桜美林大学に行く。9時の約束だったので8時40分には淵野辺に着くように行ったんだけど、通学時間帯の学バスがあんなに混んでいるとは知らなかった。ロータリーの長さいっぱいに折り返して続く列の末尾について、乗れたのは4台めのバス。キャンパス内でまた道に迷ったりしながら、なんとかほぼ時間通りに到着。

小ソファも中ソファも、いま掛かっているカバーをほどいて型紙にして作業を進められそう、と方針が立ち(昨年使ったソファは着脱可能なカバーが付いていなかったので、紙に形を写し取って型紙を作るところから作業しなければならなかった)、まずは小ソファーのカバーを1つ作ってみることにする。実際に作業をする予定の日には私は手伝えないから、布関係の「隊長」となる人にいろいろと伝授するのがきょうの目的だった。伝授は大げさかな。大まかな方針を相談して決めながら、「縫い代を一定にしておいて、布に印を付けないでどんどん縫っていく方法」とか「待ち針をとめるときの注意事項」とかを説明。

午後、『暗愚小傳』自主稽古。

夕方から、『三人姉妹』。きょうは実寸のとれる稽古場が使えないはずで、動きの少ない、トークシーンを練習する予定になっていた。ところが、直前になって稽古場が使えることになった。そのうえ、稽古見学に来てくださった人があったので、これは「観客参加」部分の稽古をぜひ、ということになり、第1幕をやった。トークシーンも、予定通り録音(わたなべさんが台詞を書き起こすため)。


今月の日記に戻る
トップページに戻る