つれづれなる日々

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2012年6月の日々


06/30/2012(土)

きのう、井手さんのワークショップのアンケートに、今まで見たことのある作品名を書く欄があったんだけど、タイトルを思い出せず空白のまま出しちゃった。あらためて過去の日記で調べたところ、以下の作品を見てました。

きょうは、午後、GAGAピープル、というワークショップを受けた。イスラエルにバットシェバ舞踊団というコンテンポラリーダンスカンパニーがあって、そこのオハッド・ナハリンさんという人が提唱しているGAGAというメソードの、一般向けのワークショップです。

終わって、移動して、友人宅でお茶。お茶うけにいただいたケーキが洋酒たっぷりのサバランで、5月あたまにお酒をやめて以来初めてのアルコール。半分しか食べられなかった。そして、アルコール摂取したらお酒飲みたい気持ちが出てくるんじゃないかという心配もちょっとあったんだけど、それは全然なかった。なにか自然とか身体から「もう、お酒は飲まなくて良いよね?」という信号がきて私はお酒をやめたんだろうと、なんとなくそう思ってたけど、ホントにそうらしい。

吉祥寺で友人たちと別れ、夜は銀座へ。長く海外在住だった友が、先月から1年間の予定で帰国していて、その友だちたちで飲もうよという会。各自自分の飲み物食べ物をキャッシュオンデリバリー(デリバリーではなく注文時に払うんだけども)で買うお店で、好きなときに来て好きなとき帰ってよいという、気軽な会。11時少し前に合流して、1時間ほどはなして終電に間に合うように帰ってきた。


06/29/2012(金)

月曜昼シメキリの課題を、金曜午後に提出。なんか余裕をかましてる生意気な生徒と思われそうでちょいと躊躇する(←考えすぎ)が、きょう明日忙しくて週末がわーっと一気に終わりそうで、そしたら課題の提出を忘れてしまいそうな不安があり、えいやっと出してしまう。

夜は、井手茂太さんのワークショップ2日め。振付は、井手さんがどういうことを大切にしているかがわかって、興味深い。曲名を聞いてくるのを忘れたけれど、覚えている歌詞「how many lovers」と「Manhattan」で検索したらHow Many Loversという曲だと判明。探して、聞いて、夜中に一人で踊った!

ワークショップのアンケートに、「井手さんのダンスが好きなので参加しました。」はいいけれども、「井手さんがだれよりもいちばん動いて汗をかいている姿がまぶしかったです。」と書いたのは、ファンというより変なストーカーみたいだったかもしれない。参加して良かった、満足している、ということだったんだけれども。

帰宅すると、高校のときの同級生(以前、NHK教育TVの番組に出ていた私を見つけて調べて連絡してきたことがある)からメールが来ていて、8月に長野で同窓会があるという。なんと! 今週は、なつかしいメールが次々舞い込んでくるね。


06/28/2012(木)

原美術館へ「杉本博司 ハダカから被服へ」を見に行く。じっくり見るつもりで早めに行ったんだけれど、1時間で見終わってしまい、これで今日を終わるのもなんだかさびしくなって、東京都現代美術館のトーマス・デマンド展にも行った。閉館時間まで1時間ちょっと。こちらはもっと時間をかけて見たかったな。常設展示も面白そうなものがたくさんあったが、ほとんど見られず。そういえば、前回この美術館に来たときも、もっと時間に余裕をもって来ればよかったと思ったんだった。

そして夜は、井手茂太さんのワークショップへ。ストレッチ、ウォークなど、じっくりアップしながら、実は井手さんがいちばん身体を動かしている。後半は、振り付け。今まで、公演を見たり、ワークショップに参加したり(日記を見てみたら、2001年9月だった。それまで演劇作品の振付で井手さんのことはなんとなく知っていたんだけど、そのとき初めてイデビアン・クルーの公演を見に行き、折り込まれていたチラシでワークショップがあることを知ってすぐに申し込んだんだった)してきて、井手さんが使う音楽はいつも好きなんだけど、きょうもやっぱりそうだった。終わって帰るとき、
「初めまして、ですよね?」
と井手さんがおっしゃるので、いえ、実は以前池袋のカルチャーセンターかどこかのワークショップ受けたことあります、ケイト・ブッシュのビデオとか見ました、とおこたえした。

話かわって、きのうの学校のことだけど。授業で、私はなぜあんなにムキになってしまったのか。直後には、先生方が私の言ったことをちょっとでも考えてみてくれないことを理不尽だと思っていた。けさになると、二人の先生のおっしゃることの違いなどもわかってきて、理性的に受け止められるようになってきた。そして夜になって、もともとあの場面で先生が言いたかったことと私の指摘はなんの関係もないのだから私は昨日の授業であんなことを言わないほうがよかった、言うにしても言いたいことを整理して言い方も工夫すべきだった、という理解に至った。時間が経つってすばらしい。来週からの授業ではもっとおとなしくしていよう。


06/27/2012(水)

きょうも舞台装置。と作業場の整理整頓。午後早い時間に終わり、いったん帰宅。

夜は、学校。字幕シミュレーション講習の第1回。

帰宅すると、むかしむかしにいた劇団で一緒だった人からメールが来ていた。息子さんが高校で演劇をやっているって、うわー、そうかそうか、あれから20年以上経つんだもん、そういうこともあるよねー。うわービックリ。


06/26/2012(火)

来月の「東京ノート」公演に向けて、舞台装置をつくる作業。しまってある中から今回使用するものを探し出したり、新しく物を作成したり。天気が良くて、ペンキが乾きやすくて良かった。


06/25/2012(月)

「東京ノート」自主稽古。家族のとこ。

帰りがけ、ATMに寄ろうと東大構内を歩いていたら、駒場博物館で「トリニティ・カレッジ・ダブリン=東京大学 学術協定締結記念 W. B. イェイツとアイルランド」というのをやっていたので、ふらりと入る。知らないことばかりで、イェイツの求愛っぷりにも驚いたが、なによりビックリしたのはイニスフリーというのがイェイツの詩に出てくる島の名前だと知ったこと。韓国の自然派化粧品ブランドという認識しかなかったよ。


06/24/2012(日)

この週末、夫が出張で不在だったので、昨日今日はほとんど声に出してしゃべるってことがなかった。変な感じ。一人暮らしのときって、でも、基本こういう感じだったんだろか。

学校の課題。締切は明日のお昼だけど、日曜の夜のうちに提出。まだいくらでも時間かけて考えたいけど、そうするとほかのことがやれなくなってしまう。でも、こんな短い課題でさえ時間かけて良く考えるとより良い考えが浮かんでくるってことは、実際に仕事で字幕翻訳やったら、ああすればよかった、こうすればよかったって後悔がものすごいんじゃないかとちょっと心配になる。とらぬタヌキの皮算用すぎる心配ではあるけれど。


06/23/2012(土)

マームとジプシー「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景」をPRUNUS HALLで観劇。別れとか、死とか、家族とか、友だちとかについての、不安や恐れや取り返しのつかない後悔。またはそういう「感情」じゃなくて、出来事そのもの。そういった、たしかに自分が遭遇し経験するもの。嬉しいにせよ悲しいにせよ、強くて、普段は「ないこと」にしとかないと日常生活を送れないもの。そういったものとガチで向き合わされた一時間半だった。終演直後は、とにかく受け取ったものをそのままの印象で自分の中にもっておきたくて、だれとも何もはなしたくなくて、だれにも会わずに帰ってきた。ボロボロ泣いて、鼻水もぐしゅぐしゅだったこともあるけれど。明日もう一度見たい気もするし、今日の印象だけを心にとどめておきたい気もする。


06/22/2012(金)

事務バイト。さびたゼムクリップやさびたダブルクリップを山ほど捨てた。

帰宅して力尽きていったん寝てから、夜中に起きだして、学校の課題を。まずは映画1本最初から最後まで見直してみたら、最初に見たときにいろんなことを見落としていたことに気づいた。そして今週の提出課題のとこの字幕翻訳。こないだ(水曜日か?)ざっとやってみたのを手直し。


06/21/2012(木)

カスヤマリコ ソロダンス公演「そうしていつも左に曲がる」観劇。ソロダンスなのにダンサーが主人みたいじゃなくぽつんとしたお客さんみたいだった前半から、形も色も定かでないもやもやっとした衣裳の中間部、そして上気した肌が美しかった後半。目の前にきっちりカスヤンがいる。そのことと、だけどそれをどういうふうに受け取ってもいいんだよと自由に手渡される感じ。それが両方あって、居心地のよい公演だった。良い公演の余韻に浸っていて電車の乗り換えを間違えた。

夜は家族飲み。


06/20/2012(水)

学校。先週に引き続き、字幕翻訳の心得的な話。どこからどこまでを1枚の字幕にするかというハコ割りについて、10秒あるのに1枚の字幕がもし付いていたら、「2枚にすれば、5秒すなわち20文字ずつ、合計40文字出せるのに。1枚にしたことで情報が大幅に欠けてしまっているのでは?」と思う(画面の関係で、字幕1枚だと最大24文字しか出せない)、という話が興味深かった。

いろいろと実務に即した注意点をカバーしたあと、でも初めてやるときは枝葉末節にこだわらず思ったとおりにやるべきとのお言葉あり。矛盾は充分承知したうえでの信頼できるアドバイスと感じた。


06/19/2012(火)

「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」(宮崎里司 著)読了。そもそもどうしてこの本を読もうと思ったんだったっけか。前に読んでいた何かの本の中に言及があったんだと思うんだけれど、思い出せない……。

角川書店「短歌」2012年4月号で、

 一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております

という、以前どこかで出会って好きだった短歌に再会。山崎方代(やまさきほうだい)という人の歌。山崎方代が大正生まれで男性でって、初めて知った。私は、これは生涯一度の、忘れられないせつない恋の歌だと思っているのだが、「60代だからこそ歌えること 人生体験の井戸から」という文章でこの歌を挙げている大下一真さんは、この歌について、「ほのかに甘い初恋」、「初恋を思えば心が温まる」と書いている。ちょっとびっくりした。

天候(台風)のせいか、眠くてたまらない一日だった。


06/18/2012(月)

午前、「東京ノート」自主稽古。午後から、演出家のいる稽古。


06/17/2012(日)

締切24時間前に学校の課題を提出。出しちゃわないと延々見直してほかのことができなくなっちゃうからさ。

海外暮らしの長い友に、
「『東京ノート』って、前にもう見てたっけ?」
と聞いたら、
「うん、それって、マチコさんが学芸員のやつでしょ?」
と言われる。それって、2004年の若手公演だ! 別の役もやってるのよ、そっちも見てほしいな。


06/16/2012(土)

再び座・高円寺で「月の岬」受付業務。今日は2公演。

終は、友人らと飲み。今月のうちにレバ刺しを食べようという意見があり、そういう系のお店に行くが、どうもミナサンそういう考えなのか、ホルモン方面が軒並み売り切れていた。


06/15/2012(金)

秋の公演の構想を現場で考えている山下残さんの、その制作現場を見学する会が、今週ずっと開催中で、私もきょう行ってきた。やはり来ていたダンサーが、ダンスの世界は狭くて、公演を見に行くときっとだれか知り合いに会う、という話をしていたんだけど、その人が帰って、次に別のダンサーが来て、その新しく来た人に、さっきまでいた人のことをちょっとはなしたら、
「あぁ、○○大学の人でしょ? 今度その人の友だちに、私の作品に出てもらうんですよ」
とのこと。ホントに知り合い多いのね。

4時間いて、それぞれの人がどういう人なのか、何をしているのか、これからどういうことをやりたいのか、というようなことを、ただただはなして帰ってきた。落ち着く、心地よい、不思議な時間でした。


06/14/2012(木)

きょうも朝10時から「東京ノート」稽古。自主稽古も、少し。

夜は、「月の岬」の受付業務。チケットの種類に「一般」「学生」「シニア」があって、その区別をたしかめなければいけないんだけど、当日券のお客様に、
「一般のお客様ですか?」
とたずねるのはなんだか変な感じがして(私がチケットを買う立場で、「一般のお客様ですか?」と聞かれたら、「劇団関係者の知り合いかどうか聞かれてるのかな?」と思ってしまうような気がする)、受付人員で相談。そして、
「一般、一名様でよろしいですか?」
と言ったら良いんじゃないだろうかということになる。こないだ映画館でそういうふうに聞かれたのを思い出して、使ってみた次第。これだと、「一般」が(人間ではなく)「チケットの種類」であるという印象になり違和感がないように思う。


06/13/2012(水)

朝10時から「東京ノート」稽古。新しくキャストがかわった部分。私は1994年の初演のときから同じ役をやってるけど、再演するたび自分の理解も深まるように思うし、それだけじゃなく相手役が別の人になるとそれに反応して自分がかわってくるのが、ホントに面白い。字に書けば同じ台詞だけど、どういうつもりで言っているか、どの単語をどういうふうにとらえているかが、が一人一人ちがう。だから、返すこちらの様子もかわってくる。おもしろいおもしろい。

夜は、学校。きょうは、字幕の技術的なことよりも、翻訳にどう取り組むべきかという心構えについてのお話。知らないことを学ぶというよりも、知っていることや日ごろ考えていることが整理できた。そういう回でした。そしていよいよ課題提出が始まる。がんばるぞ!

平田オリザの「銀河鉄道の夜」の英訳タイトルをどうしたらよいか、ということについて考える。最初Milky Wayと付く題名が良いと思ったが、Milky Wayは私たちの天の川銀河だけを指すと気づき、じゃぁそれよりもアンドロメダ、マゼラン星雲とかそういうほかの銀河も包含するGalaxy、Galacticという言葉のほうが良いように思えてきた。あの、ますむらひろしの絵の、キャラクターが猫のアニメは、Kenji Miyazawa's Night on the Galactic Expressというタイトルらしい。そして、「銀河鉄道999」は、Galaxy Express 999なのね。


06/12/2012(火)

大野更紗「困ってるひと」読了。すごい。そして、自分はもし書くとしたらフィクションしか書けないなぁと思う。

雨降りで寒いのを軽視して昨日と同じような格好(半そでTシャツの上にジャージのパーカー)で出掛けたら、寒い寒い。辛抱たまらん。いつも持ち歩いているシフォン様のスカーフを肩から腕のあたりにまとい、首には手ぬぐいを巻いて、防寒につとめる。夜、夫と待ち合わせてごはんを食べに行くのに、いえから服を持ってきてもらった。

なかしましほさんの「スマイルビスケット」に再挑戦。何がいけないのか、ぽろぽろしてまとまらない。やっと型抜きしても、顔を描こうとすると崩れてくる。丸く抜いたままのと、最後はまとまらなくて、かけらみたいなのや最初からクッキークラム状のやら、とにかく全部焼く。味はおいしいんだけれどなぁ。こないだの白玉お豆腐だんごも、最初に作ったときはすんなりうまくできたのに、2度めはイマイチだった。何がいけないんだろうか。


06/11/2012(月)

学校の課題(提出は任意)、だらだらだらだら考え続けてしまいそうなので、思い切ってきょう提出してしまった。これで水曜の夜までこの課題のことは考えずにすむ……。

アゴラできょうは、あの旅公演やこの旅公演やあの新作やこの再演作の座組のミーティングが立て続けに行われ、私はそのうち2つに関わっているけれど、4つ全部のミーティングに出た人もいて、朝から夕方までお疲れさまでした。

途中カフェで手紙を書いたりしながら、夜まで結局駒場で過ごし、帰宅。


06/10/2012(日)

きのうも今日も、昼夜逆転がひどい。昼夜逆転ですらなく、朝寝て、昼起きてごはん食べて、午後寝て、夕方起きてごはん食べて、夜中じゅうずっと起きている、みたいな生活。

来週は「東京ノート」の稽古が始まるし、「月の岬」の受付人員として高円寺にも出掛けていくし、もう少しノーマルな生活時間帯に戻るだろうとは思っている。


06/09/2012(土)

清水俊二「映画字幕の作り方教えます」面白い。「映画字幕五十年」のほうは、ちょっといま興味が持続できず、いったんお休み。むかしの字幕製作や映画業界がどうだったかという話よりも、いまの私は、字幕翻訳そのもののことを知りたい。


06/08/2012(金)

学校の課題で英語のわからないところがあり、カナダの友だちに聞く。すぐに答えがかえってくる。なんてありがたい。ありがとう友だち。ありがとうインターネット。

来週以降の課題となる映画作品を、まずは一回見てみた。なるほどね、なるほどね、こういう人物んだんだね、こういうシチュエーションなんだね。ダイアログスクリプト読んだだけではわからなかったところが、いろいろわかる。


06/07/2012(木)

水曜夜は、字幕翻訳の学校の後で頭がうわーっと興奮しているようで、なかなか寝付けない。それでゆうべというかけさというかも、ずいぶん夜更かしして、外が明るくなってから、資源ゴミを出して、就寝。

午後、近所のシネコンに映画を見に行く。「外事警察」。なんの予備知識もなく行ったんだけれど、韓国がらみだったりして、思いのほか興味をもって見ることができた。ただ、台詞があまりに説明的で懇切丁寧すぎるし、ストーリー展開が都合がよすぎる。と思えてしまい、あまり共感できなかった。月曜日に見た「サニー」は、都合のよいストーリー展開をご都合主義に見せないだけのパワーがあった。そこが違うと思った。

木曜は、マンガ週刊誌「モーニング」発売日。最近注目しているのが、「犬神もっこす」という作品。北九大(とは書いてないけど、そうにちがいないと私は思っている)演劇サークルの話で、サークル自体も犬神くん(主人公)もメジャー感がないところがすごく面白い。いつも笑って読むが、今週は、犬神くんが、自分は空っぽだこんな自分が演劇やって良いんだろうかと自問するところで泣いた。好きですこのマンガ。はやく単行本になると良い。


06/06/2012(水)

「できる人はやってみて」と言われた課題を、週に一度の授業日の今日になってようやくやって、メールで送信。

結局、提出した人は私も含め2人いて、授業の後半でそれぞれの字幕をみんなで見た。私のは、やっていてちょっとここはうまくないなぁと思ってた、ホテルのロビーの雰囲気を表すいわゆるガヤの台詞が、やっぱりダメだと再確認。でもいわゆる翻訳小説とかみたいな場末感(「喰えたもんじゃねぇぜ」とかそういう感じ)にはしたくなかったんだよなー。来週にむけて、もうちょっと考えよう。

あらためて考えてみると、自分がつくった日本語の字幕がどーんと表示されてるのを見たのって、実は今日が初めてだった。過去にやった日本語字幕(パスカル・ランベールの「演劇という芸術」と「自分のこの手で」)は、劇場入りしてから一度も現場に行けなかったんだったなぁ。

夜、待ち合わせで寄ったお店で、常連のお客さんやマスターと映画の話あれこれ。最近映画のことを勉強してるんですって言って、おすすめをいろいろ教えてもらった。挙がった作品は、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、アッバス・キアロスタミ「友だちのうちはどこ?」、それから、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」、「トゥルー・ロマンス」、「ドアーズ」、「レザボア・ドッグス」、「パルプ・フィクション」、「ロミオ+ジュリエット」、そして「ディア・ハンター」。

帰宅すると、郵便ポストに、すばらしいものが届いていました!


06/05/2012(火)

定期メンテナンスで歯医者へ。特に問題なし。

帰りにスーパーに寄る。園芸コーナーに「Just Arrive!」と書いてあってちょっと驚く。だって、買い物してるの外国人のほうが多くて、英語の掲示なんかの充実してる店なんだよ。なのに「Arrive!」はないよね。これでは命令文だ。

スーパーで小麦全粒粉をやっと手に入れた(うちの近所のスーパー3軒にはなかった)ので、ほぼ日に載っていたなかじましほさんのスマイルビスケットを作ってみた。作りたい作りたいと思ってたけど、全粒粉が入手できず、メープルシロップも高くてなかなか買えなかった(メープルシロップも今日、200円以下の小瓶を見つけて購入した)もの。薄力粉と全粒粉と一つまみの塩を混ぜ、油を混ぜ込み、メープルシロップを混ぜ込んでまとめ、のばして丸い型で抜き、スプーンの柄や爪楊枝で顔を描いて、焼く。レシピにはオーブンでとあったけど、クッキングペーパーを敷いたフライパンで裏返し裏返ししながら焼いた。なかなか美味しくできた。

夜は、ラム肉のカレーをつくった。前回、肉がちょっと固かった反省をいかし、肉を煮込む時間を長くして、新タマネギ、新ジャガイモは最後の最後に加えるようにした。ちょうど良い感じにできあがって満足。


06/04/2012(月)

「東京ノート」自主稽古。うん、あとは演出家のいる稽古で。

韓国映画「サニー」を見る。お約束っちゃお約束の連続なんだけど、一つ一つがものすごく明確な意図と美意識に支えられていて、しかもパワフルさが半端ない。この世界を描きたい人がいて、その意志がこのような描き方を選び取っている。そういうふうにものすごく納得がいく。そして、過去と現在をシームレスにつなげて描くやり方とか、説明しないところは極端なくらいに説明なしなところとか、「映画ならでは」の作品だった。

「焼肉ドラゴン」に出演していたコ・スヒさん初め女優さんたちがみんなよかった。一緒に見た友だちが音楽もよかったとしきりに言っていたけど私は音楽がほとんど印象に残っていなかったのは、どうしてだろう。私にとってはむかしリアルタイムで聞いた曲ばかりだったからかな。

そして閉店直前のスーパーで泥つきラッキョウを買って帰る。さっそくきれいにして、塩漬けにする。数個は取り分けておいて薄く切って塩とオリーブオイルを混ぜて、ごはんのおかずに。ラッキョウ、好きだ! ワイルドなラッキョウくささが好きなので、今年は甘酢漬けはおやすみにして塩漬けだけにしようかなと考える。


06/03/2012(日)

駅のコンコースのカフェで、字幕の学校の復習を1時間ほど。ここは、落ち着く。

夜、大野勤務の友と近所のタイ料理屋で飲む。借りた本を返し、貸す本を貸した。


06/02/2012(土)

東京造形大学での、川口隆夫さんのワークショップ2回め。午前中から行ってダムタイプの公演の映像上映を見たかったんだけど、ちょっとそれでは1日体力がもたないだろうと判断し、断念。ワークショップ開始の3時にあわせて行く。

後半で、先週も出席した人のパフォーマンス発表があり、私もやった。「一字一句決まっている台本をやる」というのと「観客に直接話しかける」というのを同時に成立させようとしたんだけども、まだ作戦が甘かった。とはいえ、きのう友だちに見てもらったバージョンからは進化してると思う。やっぱり人前で実際にやりながらブラッシュアップしていくのが良いようだ。ちょっとこれこの先も、継続して考えていこう。


06/01/2012(金)

「東京ノート」自主稽古。終わってから、明日のワークショップの発表の練習を少し。友だちに見てもらい、いろいろと有益なアドバイスをもらう。やっぱ、実際やってみてわかることって大きいな。

稽古のあと映画を見に行こうかと思ってたんだけど、疲れちゃったし明日の準備をしたいし、帰宅。

ワークショップ発表のための台本を書き直し、とにかくまず台詞を覚えなきゃとがむしゃらに練習。


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