つれづれなる日々

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2007年5月の日々

スイートポテトを喰らう


05/31/2007(木)

稽古自体は13時開始だけど、私の関係あるシーンは15時からなので、それに間に合うようゆっくり出掛ける。そしていきなり、激しく踊る「大回転」関係の稽古。別に寝起きでもなんでもなくて早朝から起きてたんだけど、身体が「目がさめていない」というか、なんだかぼーーーっとしたまま1回終わっちゃった。アップをもっとちゃんとやるべきだった。反省。夕方までガッツリ踊る。「大回転」(これは、シーン名)も「よぼよぼ執事」(これは、あるダンスに私たちが勝手につけてる呼び名)も、細かくちゃんとやろうと思えば、まだまだいくらでもやるべきことがある。

稽古終了後、ジョナサンに寄って、帰宅。深夜、いえの人と駅で待ち合わせて、少し飲む。通販で買ってきのう届いたクロックスの赤いサンダルを、これ買ったよ、と見せたら、お風呂掃除するとき履くヤツみたい、と言われた。まぁ、そうかも。


05/30/2007(水)

時間に余裕があったはずなのに、なぜだかきょうもギリギリに稽古に。各自アップの後、ナホ、ニホ、ソゲのシーン(「ようこそ、キック」のダンス)。このダンスにミチコが台詞をつけて踊ってみせるのがすごい面白かった。よぼよぼ執事の物語。

次は、ニホとクミの「国士無双」。クミは、人に説明するとき、「ピザ、グリン、グリン、グリン、チビちゃん、殺す」とか言う。振りの順番とか形を覚えとくために、自分なりに名前を付けておくわけだ。カッコイイ踊りなのに「チビちゃん」とか言ってるのがひょうきんだ。ミチコやナホも踊ってみていたけど、私は「よぼよぼ執事」でせいいっぱい。

きょうは、上記含め、おもに、1幕の終わりから2幕の稽古だった。帰り、雨の中、蕎麦屋に寄った。ホタルイカとモツ煮込みでビール。いままで踊ったことのない「よぼよぼ執事」を練習したせいか、下半身が筋肉痛。久しぶりにちょっとロボ歩きになった。


05/29/2007(火)

青森に帰った友に買ってきてもらった紅鮭切り込みでご飯。あぁ、きょうからしばらく、切り込み祭りです!シアワセ。

『スネークさん』2日ぶりの稽古は、1幕の復習、というか、いくつかのシーンをつなげて、どういう流れになるのか確かめながらやった。2幕も、割と長いスパンで何度か繰り返す稽古。ミナコと私の2人のシーンがどの位置に入るのかというのも、きょうだいたい決まった。で、3幕の、子供が遊ぶみたいなシーンと、子供が歌うみたいなシーンも練習して、きょうの稽古は終了。

終了なんだけど、私はナホ、ニホ、ソゲが踊る「ようこそ、キーック、くるくるくる」というのが覚えたくて、ニホに教えてもらった。

夜も、切り込みを食べる。カレーを食べるようなお皿にご飯を盛って、コンビニで買ってきた野菜サラダ、絹ごし豆腐、そして紅鮭切り込み! 全体を混ぜるような混ぜないような感じで。切り込みとご飯だけだと塩分過多になるからと思って野菜と豆腐を足したわけだけど、結局、「しょっぱい味噌汁お湯で薄めて、全部飲んだ」みたいなことになってるのかな? でも美味しかったので、満足。


05/28/2007(月)

『スネークさん』の衣裳の布を見るため、演出家と新宿で待ち合わせる。あら、作家も一緒だ。雑誌社に企画説明に行った帰りの二人は、めずらしくスカート姿だった。なかなかよい布が見つかり、一安心。

午後は、『愛のはじまり』の稽古に行く。なかなかよい感じに進んでいる様子。終了後、音響家と歌詞の相談。落としどころが見えた気がする。


05/27/2007(日)

ジェットラグ プロデュース『バラ咲く我が家にようこそ。』楽日観劇。開演前に、トイレを待つ列で前にいた人が連れの首をしめる格好をして、「私、また泣いちゃう、きっと」と言っていました。リピーターらしかった。始まってみると、作品の中に、首を絞めるシーンがありました。ヤメテー、ネタバレ観客! 終演すると、開演が押したのかカーテンコールが長かったのか、もう出なければ次の予定に間に合わない時間だったので、知ってる人たちに挨拶もせずに劇場を後にする。

そして向かった先は、西荻窪。あなざーわーくすの『ぶらり途中下車 銀河鉄道の夜』。今回は出演者が多く、中央舞台にも自分の後ろのほうにも俳優がいて、サラウンドあなざーわーくす。しかも生演奏付き。しかし、あんなしっちゃかめっちゃかになっているのに、宮沢賢治の言葉で涙が出てくるのは、宮沢賢治の言葉の力もあるけれどやはりわたなべなおこの構成がうまいんだなぁ、きっと。

たまたま同じ回を見に来ていた友(「マチコさん!」と言われて、だれだかわからなかった。ゴメン!)と、西荻窪で飲む。私が大学生時代によく行っていた店で、たぶんきょう15年ぶりくらいで行ったんだけど、店の雰囲気も料理の味も昔のままだった。トイレに貼ってある世界の犬と猫のポスターも。大テーブルで相席だったんだけど、私たちのところに運ばれてきたカレーに隣の二人連れの人が興味を示したのがキッカケで会話が始まり、西荻・荻窪の美味しい店情報の交換とかでけっこう盛り上がっちゃった。帰るとき、『ゴド侍』のチラシを渡してきました。


05/26/2007(土)

13時から『スネークさん』。前半何をやっていたのか、まったく思い出せない。自分がやったことしか思い出せない。大回転をやった。あれ、きょうは大回転しかやってないっけ? 休憩を挟んで、2度やった。2度めにやったとき、何をやらなければいけないかが非常にクリアに、流れるようにイメージできて、つるーっと通して踊れた気がした。こんな感じは、はじめてだった。進歩、かどうかはわからないけど、毎日やっていくとやっぱり変化していくものなのねー(感嘆)。それと、最近、音楽のやぶちゃんが稽古に来てくれていて生演奏で稽古できてるってことも影響してると思う。

あと、そうだ、おおぜいで歌ったり踊ったりするシーンもやった。人が歌うのを聞いてだいたいの感じで歌ってたら、演出に「なんかおかしい」と言われた。私が音をまちがってた! 後、1場の新しいシーン。ソロで歌う人の後ろで、ふわふわ踊る。

帰宅して、出さなきゃいけないメールを書いて出していると、2時間くらいたっちゃった。きのうアゴラ事務所で仕事してたら、パスカルに「カローシ、カローシ」と心配された(?)な。この辺で切り上げて、お風呂に入って、寝ます。


05/25/2007(金)

14時から『スネークさん』。前半、私の出ていないシーンの稽古が続く。休憩中に「大回転」をさらったりする。なんか静かだなと思ったら、マキが公演でルーマニアに行っているせいだ、と皆で気づく。

後半は、「大回転乱れ打ち」(命名はミチコ)。ある振り付けについて、クミがソゲに、こうしたらいいよと言っているのを聞いて、私もそのとおりやってみたら、見える景色がかわった。まぁ、顔の向きがかわったから当然なんだけど。後、「腕を回す」に掛ける時間が長くなって、「滞空時間が伸びた」という気がした。Aという身体の形からBという形に移行する、ということだけしか、いままで私は考えられてなかったな。AからBに、どういう経路で行くか。そこをこれから丁寧にやっていこう、と思った。ずいぶん前にマキがそういうことを言っていたんだけど、そのときは、こんなにちがうもんだとは認識できてなかった。

夜、アゴラに行って、『ゴド侍』仮チラシ増刷。劇場での公演が終わるまでは印刷機を回せないので、それまで、『愛のはじまり』の歌のCDを聞く。歌詞の翻訳は、むずかしいね。劇場でのハイバイ終演を待って、仮チラシを刷り、80枚ほど折り込み作業もして、あぁもう12時近い。よく働いた。満員の電車で帰宅。


05/24/2007(木)

12時から『スネークさん』稽古。いつもより開始時間が早いので、13時開始と思ってて遅れてくる人があったりで最初集まりが悪く、いる人でできるシーンから始める。きょうは各自自分の衣裳を持ってきて見せることになっていたので、衣裳を着てやってみた。

その後、全員揃って、2場の、少人数のダンスがいくつか続いた後の、早いテンポでみんなが入ったり出たりして踊るシーン。だれがいつどこに登場してどの振りを踊るかを、マキがテキパキと決めていく。さくらさくらも軽くさらう。私は長いスカートで踊ることになったので、腕や頭の動きをもっと注意しようと思った。

稽古後、ファミレスへ。音響ミーティングする人。隣のテーブルで普通に飲食・おしゃべりの人。私は後者。

きょうは、他の何かと掛け持ちじゃなく、スネークさんのことだけやった日。こういう日が少ないってどうよ、と思わなくもないけれど、だからこそこういう日の嬉しさがあり、大切さがわかる、と言えなくもない。


05/23/2007(水)

きょうは、2時にアゴラに行けばいい、始まりのゆっくりした日だったので、なんだか久しぶりにゆったりした気持ちで朝を過ごせた。メイクもした! 日焼け防止のためにも毎日すべきなんだけどね。

『愛のはじまり』稽古に行く。パスカルと俳優たちのあいだにいい関係が築かれているのがわかる。

ハイバイ『おねがい放課後』のゲネを見せてもらう。脚本の設定・構成のおもしろさと俳優のうまさが印象的だった。そういうふうに感じたってことは、演出がうまいってことなんだろうな、なんても思った。

『スネークさん』はあした「衣裳パレード」(実は意味がよくわかっていない)なので、自分の衣裳をあれこれ工夫して作る。洗濯に耐えるのか?とか不安はあるけど、これでうまく行くといいなぁ……。


05/22/2007(火)

歯医者に行く。定期メンテナンス。特に問題なかった。まだ1本仮歯のところがあり、これは夏過ぎまでこのままにしておくそうだ。「なにか気になりますか?」と聞かれ、「裏がちょっとざらざらするので……」と言ったら、すぐに削ってくれた。そんなに気になっていたわけじゃないんだけど、そういうもんだと思って我慢してた部分もあったので、こんな簡単に直してもらえるならもっと前にお願いすればよかった。

『スネークさん』稽古に行くと、みんなが衣裳の話などをしていた。きのうの続きで、ミチコたちのトリオが終わって全員揃うところの先を作った。「大回転」を私キッカケで始めることになり、あせる。後列でみんなの後についていきたいほうだったから。本気で右腕を振り回して、手がだるくなった。ということはいままで本気でやってなかったってことだね……。すみません。

マキの友だちのダンサー2名が、きょうは稽古を見にきてくれた。


05/21/2007(月)

『愛のはじまり』スタッフミーティングに参加してから、『スネークさん』の稽古場へ。なんか、2幕のおさらいみたいなことをやっていた。すごく楽しそうなんだけど、ルールがわからないから混ざれないし、疎外感感じながら見ていた。稽古に遅れて来る私が悪いんだけどね。それに、次に自分も一緒に踊り出したら、そんな疎外感なんてすぐに忘れちゃったけどね。

まったく別件でアタマにくることがあって、抗議のメールのようなものを書くだけ書いたんだけど、それからあれこれあって、そんなにおこるようなことでもないなと納得いったので、そのメールは出さなかった。


05/20/2007(日)

家を出るのが遅くなり、予定の電車にもう乗れないかと思ったら、あら、ホームにまだ電車がいる! 階段駆けおりて、下車してきた人たちをかきわけて(「どいて!」と声に出して言ったと思う。非日常!)、がむしゃらに電車に乗り込む。中年のオバサンです、どこから見ても。はい。新国立劇場へ、『下周村』を見に行ったのです。香港で3月に初日を見てから2カ月、北京、東京と公演を重ねてきたこの作品の、最後の公演。

終演後、夜の待ち合わせまで時間があるので、新宿で食事。どこに入るかなかなか決められず、1時間くらいうろうろしちゃった。それで結局つばめグリル。ラムのローストとグラスビール(黒エビス)で、気楽な一人の食事。その後、衣装用の布を見ようとオカダヤに行くと、「定休日」。うわー。しばし立ちつくす。他の生地屋も見たけれど、収穫なし。駅ビルなどを無目的に見て歩く。クロックスのサンダルを3月だったか通販カタログで見て、いいなぁと思ってこないだ注文した(6月上旬に届きます)んだけど、これものすごく流行ってるのね? 履いてる人を最近よく見るなーと思ってたけど、どこにでも売ってるんだね。315円のニセモノもあった。ストラップがないヤツ。


05/19/2007(土)

秋に『ソウル市民』『ソウル市民1919』2本立ての旅公演がある。きょうは、そのミーティング。旅程を確認したり、係を決めたり。

遅れて3時から『スネークさん』稽古に参加。私の出るシーンできょうやったのは、7人がゆるーりゆるーり舞うところ。みんんな同じ振り付けで、でもちがうタイミングで、ちがう立ち位置・座り位置で踊る。なんとなく全体的な動きはできているけど、まだきっちり決めたわけじゃない――という状態から、マキを中心にここをあわせよう、ここをああしよう、こうしよう、とだんだん決めていった。マキの的確な指示で、踊りのイメージが明確になっていく。マキと一緒に稽古していると、ダンサーと俳優ってこんなにちがうんだと驚くことがいっぱいある。こんなに近いんだって驚くこともいっぱいあるけどね。

さくらの覚え書き
 ニホの手、クミの手、1234
 クミ前屈み→かがんで、ズゾゾゾ(前へ)
 右小さい、左小さい、右大きい、左大きい、かがんでズゾゾゾ(後ろへ)
 右手上、左足前、左足後ろ、手もついてって、左へ回りながら立つ、ポジションへ向かう

最後に稽古した、クミ、ナホ、ニホ、マキのシーンが、見ていてすごく面白かった。動きの質のちがうクミとナホが、同じ振り付けで踊る。同じ字を、筆で書いたのと、マジックで書いたの、みたいだった。

稽古の後、制作ミーティング。


05/18/2007(金)

昼から企画書発送のための作業。その後、2時から『愛のはじまり』の稽古に立ち会う。作者や稽古場通訳のかたの指摘で、何カ所か翻訳を変更する必要が出てきた。きょうのところは、何がどう問題で、何をどう直すべきかということだけ聞いておいて、実際どう直すかはこの週末に考えさせてもらうことにした。稽古4日めにして通し。戯曲の全体を通して2人の登場人物が変化していくさまが、荒削りだけれどすでに見えた。あと3週間で、どこまで行けるんだろう。とても楽しみ。『愛のはじまり』はその名のとおり、恋愛の話である。恋愛って、すごく個人的だけど同時にすごく普遍的なテーマだ。


05/17/2007(木)

昼から『スネークさん』稽古。みんなでビシッと揃えて踊る「大回転」は、毎日稽古してる人と、『東京ノート』の本番があって稽古を休んでいた私との間に、けっこう大きな差ができちゃっていることに気づかされた。振り付けはだいたい覚えているんだけど、左腕を、右から左に持っていくときに、どういう速度でどういう軌道でどういう気分で動かしたいのか、というようなことを、どれだけきめ細かくやっているか。そういうことが決定的にちがう。今後の大きな課題だ!

5時で早退させてもらって、私は、『ゴド侍』の稽古に。きのうの稽古の中で出てきたアイデアを膨らませて、最初のシーンを作っていく。舞台や客席の形態をどうするのかというようなことも、いろいろ試しながら決めていった。

予定では、明日は朝9時から『ゴド侍』の稽古をすることになっていたんだけれど、『下周村』の本番中のなおこさん(字幕オペレーター)、劇団の稽古で個人発表が目前の淳子さん、稽古の掛け持ちと企画書の作業でいっぱいいっぱいの私、と、とにかく3人とも疲れが溜まっているし、いまはガンガン稽古するよりも各自アイデアを練るほうがいい時期でもあるし、ということで明日は稽古しないことに決めた。ヨカッタ、実は私結構限界だったよ。


05/16/2007(水)

昼から『ゴド侍』(ごどざむらい)稽古。企画書をどこどこに送ろうかとか、将来的にどこで公演をしたいよねとか、長期展望を含む事務的な話をしたのち、なおこさんの書いてきたテキストに基づいて「導入部分」を作っていく。淳子さんの「瞬時にシチュエーションに全身で飛び込んでいく」鮮やかさ、本日も健在。私はどちらかと言うとスロースターターなんだけど、それであせったりじれたりしないだけの経験を積んでるところが、吉と出るのか凶と出るのか……、ま、時間はまだまだあるので、ゆっくりじっくり作っていこうと思います。

そして『スネークさん』の稽古に途中から合流。1場の、ダンスというより演劇的なシーンを稽古する。髪型どうしようか?と演出家に聞いたら、髪型じゃない答えが返ってきた。さてこれどうしようかな。

夜はアゴラで、『ゴド侍』企画書組み作業(組んで、ホチキスどめ)。明日入稿のチラシ原稿を作っている友と、「オレたち、11時には終わろうぜ!」と言い合って、それぞれだいたい11時までに作業を終わる。しかし、あのチラシ、すごいなー。私は演劇という枠組みの中で、俳優として、ときには翻訳者として、自分がどう関わっていくかというところに主に面白味を見出しているんだけれど、この友は演劇の枠組み自体を変えていく人なのかもしれない。

明日の『ゴド侍』稽古に向けて、深夜、ネットで調べ物。そうこうするうち、ベケットって、もしかして左利きだったの?的な資料に行き当たるが、はっきりしたところがわからない。どなたかご存知のかたいらっしゃいましたらどうぞ教えてください。


05/15/2007(火)

『東京ノート』カタし(倉庫に物を返したり、捨てたりする)に参加した後、『愛のはじまり』の稽古初日へ。脚本の翻訳を担当したんだけど、稽古の現場でまだ少し変えるところが出てくるかもしれないから、最初のうちはなるべく稽古に出るようにしたい。

夕飯は、もうすぐフランスへ発つ友とカレー。その後、私はアゴラに戻って、あなざ事情団『ゴド侍』の企画書の印刷をする。今回「青年団若手自主企画」という枠で公演することになったので、印刷とかいろいろ、アゴラの事務所を使わせてもらってやっている。

その後、もうすぐフランスへ発つ別の友を誘って、神泉で飲んでいる友に合流。4人で飲んでて、私が若いほうから2人めという、珍しい構成で飲む。


05/14/2007(月)

あなざ事情団『ゴド侍』の仮チラシを、急遽増刷する。『スネークさん』演出のジャッキーからメールが入り、衣裳製作に、アゴラにあるミシンが使えるかどうか確認してほしいとのこと。確認して(フットコントローラが動かないし正しいボビンケースがなく、使用できないことがわかった)返信。『東京ノート』最終日なのに、他の公演のこともこうやって並行して進めてるのが、なんか不思議でなんか面白い。

『東京ノート』の開演前、山村さんと私は4階の事務所で待機していて、開演キューをもらったら屋外の階段を降りて3階(劇場部分)に行く。そのとき、線路の向こうの家のベランダの満開の赤い花が見えて、4月中旬に『東京ノート』が始まった頃はあの花咲いてたっけ?などとぼんやりと考える。

きょうも満員のお客さまを迎え、最終日も無事に終了。さっそくバラす。私は照明班。途中、用事でエレベータに乗ったら、『東京ノート』用に白くした壁も床も元の赤茶色に戻っていて、なんかあっというまに元の劇場に戻っちゃってるので、ビックリした。ちょっとさびしかった。劇場の中も、あっというまに元の黒い壁に戻っちゃった。ここで1カ月近く『東京ノート』をやってたのに、終わったら2時間で、もうなんにもなくなっちゃうんだなぁ。


05/13/2007(日)

きょうの昼公演は1時。なので集合は11時だった。

パスカルは、きのう『東京ノート』を見て、すごく面白かったらしく、アゴラの事務所で私に会って思い出し笑いをしていた。そして、きょうの公演も見てくれた。


05/12/2007(土)

昼の公演に、大学のときの友が2人来てくれた。お花ももらった。ガーベラとワレモコウとトルコキキョウ。終演後にカレー屋で話す。

夜公演の後、劇団の人たちと少し飲んでから帰る。


05/11/2007(金)

13時から『スネークさん』稽古。全員でわーっと激しく踊った直後のシーンを作る。その後、「全員でわーっと激しく踊る」シーンから続けてやる。2時間ほどで、あ、私もうこれ以上続けたら、夜の公演までに体力回復しないやという状態になり、早退。アゴラで2時間ほど横になる。夏休みにプールで思いっきり泳いだ後の小学生みたいだった。2時間で気力・体力回復し、なんだか軽くなった身体で、20時開演で『東京ノート』。

6月の公演『愛のはじまり』のため、パスカル・ランベール(作・演出)来日。

終演直後ケータイを見ると、友の訃報がはいっていた。こないだ、公演案内をもらったのと前後して、病気のことを別の友から聞いてはいたんだけれど。公演中ということもあり、このことはしばらくあまり深く考えないようにしよう。

きょうの『東京ノート』は、ソウルから『ソウルノート』関係者が3名見に来てくださっていて、終演後、再会を喜び、『ソウルノート』飲み。


05/10/2007(木)

『スネークさん』の稽古がお休みになって、あれもこれもやれたはずなのにぼーっとしてるうち出掛ける時間になっちゃって、まぁそれでも駅ビルでいえの人とお蕎麦なんか食べてから出掛けた。

集合時間の前に、『ゴド侍』のチラシ折り込みをまた少し進める。ギリギリの枚数しか刷らなかったし、自転車操業的に折り込んでいる。フランソワにチラシを見せたら、イラストの私の顔のところを指して、This is definitely you.と言っていた。

終演後、明日フランスに帰るヤンに、さよならプレゼントとして缶のエビスと黒エビスをあげた。

今年行き始めた近所の美容室から郵便。私が担当してもらってる人が新支店に異動になるというお知らせ。あらら。


05/09/2007(水)

チラシ画像

あなざ事情団の8月の公演の仮チラシ(いまアゴラで公演中の『東京ノート』に折り込む用)を、印刷。「仮」って言っても、内容的にはこれから作る本チラシとほぼ同様で、ただ簡易印刷で簡易に印刷した点が「仮」。おもて面は私の手書き。裏面はなおこさんが作成。きょうの公演から、仮チラシを折り込んだ。

『東京ノート』は4時と8時と、2回公演。間の休憩時に、友と喫茶店に入ったら、隣の席に座っていて帰ろうと立ち上がった人が、「『東京ノート』いま見てきました。実は2回めです。きょうまた別の友だちと一緒に来ました。夜もがんばってください」と笑顔で。うわー、どうもありがとうございます。


05/08/2007(火)

『東京ノート』休演日。あなざ事情団の事務仕事をする。

夜、Noism『PLAY 2 PLAY - 干渉する次元』観劇。ダンスも観劇でいいのかな(とダンスを見るたび言っているような気がする)。舞台に非常に近い舞台上席最前列から、ダンサーの美しい身体と、黒、紺の美しい衣裳を堪能していると、ふと、衣裳と身体の間に見える肌色の下着様のものが気になる。あれは、やっぱり下着なんですかね。ディズニーランドで屋外でショウを演じている人とかフィギュアスケートの選手なんか、露出度の高い衣裳と見せて実は肌色のヤツを着てますよね、ああいう感じのものです。「これは時代劇のカツラの線のように、しかたなくあるけど、無いものとみなすべきなんだろうか? しかしそれにしては、しわやたるみの存在感が大きい。もしかして衣裳ができてから皆さんやせちゃったんだろうか??」と、70分の上演時間のうちときどき衣裳のことが気に掛かってしまった。一緒に見た友は、その部分も含めて衣裳なんだと言うんだけれど、私には、あの質感を見せたかったとは思えなかった。

アフタートークのときに聞いてみたかったけれど、ダンス最近見始めたばっかの初心者だしトンチンカンなこと言っちゃったら恥ずかしいなぁとか、舞台上席からは気になったけど通常客席からだったらほとんど関係ないのかもとか、気後れしてるうちにタイムアップとなってしまった。

肌色下着が気になった以外は、流れる音楽と流れる動きが美しく、表情もよく見えて、楽しい時をすごすことができた。

で、一緒に行った友と、劇場近くで飲みました。メニューが魚介類のみ(あ、厚揚げとかはあったけど。トリカラとかがなかった)の居酒屋。イカバター、イイダコ唐揚げ、厚揚げがおいしかった。


05/07/2007(月)

朝起きたら、首が痛い。きのうの『スネークさん』の「大回転」で、カウント5で首をキッとあげる、というのを繰り返しやったせいにちがいない。上腕も少し筋肉痛。でも、以前に比べるとあまりひどい筋肉痛にはならなくなってるな。洗面所の鏡で見ると、なんか首から肩、上腕のあたりが、いままでになく筋肉っぽくなっているような。

『東京ノート』は夜公演のみ。少し疲れがたまってきた感じがするのと、やらなきゃいけないこともたまっているので、『スネークさん』の稽古をきょうは休ませてもらって、日中いえでゆっくり寝たり、洗濯をしたり、あなざ事情団の事務的な仕事をしたりした。

『東京ノート』は、連日たくさんのお客さまが来てくださって、ほんとうに嬉しい。


05/06/2007(日)

きのうまで、「春をすっ飛ばして夏が来た?」というような暖かい日々だったけど、きょうは一転して雨で涼しい。そういえば先週も雨が降って、本番中雷がうるさかったことがあったけど、きょうの雨は静かな雨だった。

『東京ノート』は昼公演のみ。夜は、『スネークさん』の稽古に。きのう作ったという「大回転」の振りを教えてもらって踊る。教えてもらう前にまず見せてもらったときは、ひょうきんでかっこいいということはわかるけど、どういうパーツでできあがっているのか、どこがどう繰り返しになっているのかというようなことが一切わからず、ただただ圧倒されていた。でも振りを教わってからもう一度見ると、構成が理解できた。理解できるのと踊れるのは別のことではあるけれど。

日舞のときの経験をいかし、きょう習った振り付けを備忘のために書いておこう。

「大回転」
 クロール:
 左手、すい(右)すい(左)、平泳ぎ、ドリフ/バタフライ、タッチジャンプ、立ち・上がる
 変なおじさん:
 ウン、後ろ手、左手首ひっぱって回る、低く/顔上げ、手手、足、立ち上がる
 グラビア:
 グラ・ビア、伸びて、縮み回る/顔上げ、手手、足、立ち上がる
 手:
 タッチパー、右グー、グル・グル/グル・グル捕まえ、戻す、ついてく

「さくら」
 天・上(右手)、左足前、後ろ/手も、ついてく、あ・ご(右)
 あ・ー・ご・ー(左)、右・手・大・きく
 左・手・大・きく/背中・から・起きて・きて
 右・手に・ついて・いく

こんな感じかな。


05/05/2007(土)

3時と7時、2回公演。終演後、遠来の友(先輩)と話す。


05/04/2007(金)

『東京ノート』はマチネのみ。きょうもスネークさんの「ガラス拭き」で身体を暖める。ジャンプとかシャドウボクシングもちょっとからめて、汗をかく。どんなウォームアップをするか、どんな発声練習をするかは、自分の中でブームがあるというか、それまでの人生で知ったウォームアップや発声練習の中からいまの自分にはこれがあってると思うものを選んでやってるので、そのときどきでちがってくる。その変遷を思うと、なんだかちょっとおもしろい。

夕方、『愛のはじまり』の自主稽古に1時間だけ参加して、その後春風舎に西村企画『Unit』を見に行く。3月に共演した佐藤誠、村井まどかの懐かしいでも新しい姿を見る。


05/03/2007(木)

小田急線が遅れていた。たまたまちょっと早めに駅に行っていたので、遅刻はしないですんだ。

マチネの後、友とカレー屋に行こうと出掛けたけど、そこまではお腹がすいてなくて、結局喫茶店でパフェと紅茶。1時間ほどだらだらする。こういうちょっとした時間がとれると、気持ちに余裕が戻る。

NHK BS2の『怪奇大作戦』はきょうで終わり。最後の3本を見る。「ゆきおんな」で、さおりちゃんの友だちのお父さんのいる温泉宿が那須の北温泉だったのでビックリした。泊まったことあるよ、ここ。名前は出てなかったけど、まちがいないと思う。

『怪奇大作戦』って、「壁ぬけ男」と「ゆきおんな」だけ昔TVで見た記憶があるんだけど、第1話と最終話なんで、どうしてこの2話だけ覚えているのかまったくわからない。そして、特撮トリックを視聴者があてる(ハガキで応募する)コーナーがあったのも覚えているんだけど、ホントにそんなのあったんでしょうか。壁ぬけ男の映像はプールの水面を利用して撮ったとか、そういうやつ。


05/02/2007(水)

『東京ノート』休演日。午後から『スネークさん』の稽古に行く。アップは、またガラス拭き。そして、みんなでだれか一人をマッサージする、というのもやった。一人一人の身体の表情のちがいや、マッサージされて体温があがっていく様子とかが、よくわかって興味深かった。

おととい初めてやってみたもののまだなんにも決まってなかったミナコと私の二人の踊りは、みんなに手取り足取り助けてもらって、形になってきた。動き出すと、楽しいね。でもこの踊りに関しては、私は自分の中から動きのアイディアを見つけてこれなかった。そのことがちょっと残念。もっと積極的に最初からやれてたらなぁ。ま、でも、くよくよせず、次行こう、次!

夕方、腹ぺこで帰途につく。途中の乗換駅で下車して、生ビールと玄米定食で一人の夕御飯。ゆっくりした一日ではありました。

深夜、『怪奇大作戦』を見る。回によって出来にだいぶばらつきがあるね。


05/01/2007(火)

きょうは、13:30から『スネークさん』の稽古に参加。大ガラス拭きのアップ(二の腕が痛くなった。「それはなにかがまちがってる」とマキに言われた)の後、ミチコのソロ、マキのソロ、マキとナホのデュオ。という3つのダンスの振り付けを覚えて、そのパーツを使って、「出入り自由。ただしだれか一人は舞台上にいないといけない」というルールでみんなで踊った。アイコンタクトをとるみたいな直接的な関係性ではない、しぐさが伝染するみたいな関係性を、みんな苦もなくつくっていけるようになってる。

4時過ぎに抜けさせてもらって、『東京ノート』。きょうはイタリア語の字幕だった。イタリア語のわかるフランス人のかたがいらしてて、とてもよいパフォーマンスだった、字幕があったので内容も全部わかった、ととても喜んでくださった。

友の日記で、NHKのBS2で『怪奇大作戦』の放映があることを知る。実は私、岸田森が好きなのです。今夜は、3本見られた。髪型は変だけど、顔も声もやっぱりステキ。


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