つれづれなる日々

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2011年5月の日々


05/31/2011(火)

「ソウル市民」プレ稽古。

夜は、ダンスの稽古。きょうは、ストレッチがじっくりできた。いやたぶんいつもとそんなに変わらないんだけど、私がやっと少しだけいろんなことに気をつけて、どこをどう伸ばしているのかに自覚的になれたんだと思う。同じストレッチでも、意識の持ち方でずいぶんちがうのね。お尻と肩甲骨周りが筋肉痛になった。


05/30/2011(月)

「ソウル市民1919」自主稽古。


05/29/2011(日)

「ソウル市民」プレ稽古。ミーティングと読み合わせ。

夜、アゴラにて城山羊の会「メガネ夫妻のイスタンブール旅行記」観劇。


05/28/2011(土)

一日、ワークショップアシスタント。


05/27/2011(金)

6月末からイタリアツアーのある「東京ノート」の自主稽古。きょうは2人だけで、2人の会話のところを復習する。こんなに何年も、それこそ二十年近く前からやっているのに、「東京ノート」はいまだにやっていて新鮮で面白い。俳優として感じるそのような面白さとともに、今日強く感じたのは、3月の地震津波原発事故のあとの現在の状況の中では、この戯曲に書かれた「近未来の東京」があまりにも非現実的に思われるということ。まったく、変わってしまった。

終了後、こないだクリーニングに出していた「ヤルタ会談」の衣裳を取りに行き、しまったり、稽古場の隅につるしたり。6月末にイタリアツアーに行くからね、それまでここに置かせてもらう。

夜はアトリエヘリコプターに、わっしょいハウスの公演を見にいく。前田司郎さんのアフタートークも堪能。観客から、「俳優が客席に背中を向けていたのは演出か?」という質問が出て、ということはたぶんその人は基本的に俳優は客席に背中を向けてはいけないと思っているわけで、私たちは現代口語演劇といってやってきてなにかしらのことを達成できているような気でいるけれど世界はまだまだ広いんだ気を引き締めなければ、と思ったことでした。


05/26/2011(木)

きのうTSUTAYAで借りてきた「ブエノスアイレス 摂氏零度」は、ウォン・カーウァイ監督の「ブエノスアイレス」のメイキング的ドキュメンタリー。本編を見てから見ることを強くおすすめいたします。

夜は地元で友だちと飲む。


05/25/2011(水)

「ソウル市民1919」プレ稽古。初日の今日は、ミーティングと読み合わせのみ。

その後、打ち合わせ1件。

ダニエル・タメット「Born on a Blue Day」を再読。拾い読みしている。この人の文章は、読んでいて落ち着く。


05/24/2011(火)

夜、ダンスの稽古。道に迷ってギリギリに到着。ストレッチで、背中で両手を組んで前屈したら、肩甲骨辺りの筋肉がピキッとなって一時はどうなることかと思ったけれど、なんとか大丈夫だった。痛いは痛かったけど、その姿勢自体ここ何年もできないでいたので(その前はできてました。たぶんフルタイムでオフィスワークし始めた頃からできなくなっちゃってた)できて嬉しかった。焦らず慣らしていきたい。

後半は、サンプラーで音を出したり、マイクでしゃべったりするのを聞きながら即興で踊る、というのをやったら、これ楽しいんだけど音出してる人は音出すのにかかりっきりになっちゃって踊ってる人をなかなか見れないというのがちょっと難点だった。ちょっとだけ飲んで帰る。


05/23/2011(月)

六本木駅で集合して、まずはご飯を食べに入った蕎麦屋で、食事と一緒に一人はグラスビール、二人は焼酎を注文。みんな飲兵衛。そして森美術館にフレンチ・ウィンドウ展を見にいく。いろいろと興味深い作品はあったんだけれど、いちばん印象に残ってるのは、透明アクリル製のフランス窓の向こうに広がる曇った東京の景色と、パリのアパルトマンを再現しましたという展示の窓の外の、やはりこんな高いところから見下ろす東京の景色で、なんだかここは美術品よりも美術館の立地そのものが雄弁に語るという美術館なのかなと思った。ミュージアムショップで、そんな東京の景色が立体視できるカードを購入。東京にいない友だちにあげるんだ。

夜は、ワークショップアシスタント。


05/22/2011(日)

成田空港に行く夫を、最寄り駅まで送る。

そして今日も「ブエノスアイレス」を見る。日本語字幕ではよくわからない部分があったので、YouTubeで英語字幕版を探して、それも見る。なんだかとりつかれたようになっている。


05/21/2011(土)

駅のコンコースで自転する小学生男子を今日も目撃。昨日と同じ子、なのかな?

「ブエノスアイレス」をもう一度見る。昨日は、時間の経過について見落としてたことがたくさんあった、と気づく。主に前半の、短い「落ちのない」シーンで畳み掛けるように出来事を描いていく部分。ファイが働いてるタンゴバーにウィンが顔を出してから、何日もにわたるいろんな出来事があったんだね。雰囲気しか受け取ってなかったよ、昨日の私は。


05/20/2011(金)

昼食のあと、駅のコンコースで見かけた制服の小学生男子。くるくるくるくる自転してるの。一人で。手提げカバンが遠心力できゅーっとなる感じとかも面白いのかな? 逆転したりして、けっこう長いこと回ってた。と思ったら、今度は電灯のポールの周りをまわり始めて、しばらくしたらお母さんが来て、二人で北口のほうに去っていった。一人で機嫌よく回ってたなぁ、あの子。

友だちから借りたDVDで映画「ブエノスアイレス」を見る。トニー・レオン演じる主人公に最初から最後まで感情移入して見ていた。香港のゲイのカップルがアルゼンチンでなんだかんだするという話なんだけど、ゲイであるとかないとか、恋人に振り回されるほうか振り回すほうかとか、そういうの全然関係なく、人生ってものを描いた映画なんだと思った。ジャンル分けもなければ、「待った」もないよね人生って。そういう人生に一見流されていっているようで、実はこの主人公は、陳腐な言い方であれですが、人生の旅路を経て変わっていく。無口な男の表情でそれを見せる映画。

嬉しいメール受け取る。

ホンマタカシ「たのしい写真」読了。いままで好き嫌いだけで見ていたけど、これからはそれ以外の観点からも写真を楽しめるようになれそうだ。


05/19/2011(木)

夜、吉祥寺シアターにて、日野晃「Real Contact 2011」観劇。日野先生の「ビフォアートーク」から始まり、第一部のダンスは、ガッツリ向かい合い反応しあう、一から十まで観客の目の前の「いま、ここ」で起きていることに、息を詰めて立ち会う時間だった。第二部はまたがらりと変わり、ダンサーたちの声と身体のうねりのエネルギーに包まれて身を任せていた。


05/18/2011(水)

演劇展のカタシ(倉庫に荷物を返す)の後、渋谷でコンタクトを買う。「今のものだと遠くが少し見にくいので度をあげたいが、手元が見づらくなるようなら遠近両用も考えている」と言うと、まず遠近両用のレンズから出してきてくれそうになったので、まずは近視のみので1段階度の高いのを試させてほしい、遠近は高いから普通ので済むなら普通ので済ませたい、と言って、単一焦点のをまず入れさせてもらい、そうすると案の定近くの細かい字が読めなくて、結局遠近両用のレンズを購入することになった。結局そうなったけども、説明してもらったり試させてもらったりして納得した上でそうなったので、満足してます。

予約していた「たのしい写真」を図書館から借りる。さっそく読むつもりが、TVで「LAW&ORDER性犯罪捜査班」の連続放送を見たり、洗濯したり、早急に返事を書かなければならないメールが来たりで、読み始められず。そうこうするうち、友だちに貸してとお願いしていた映画「ブエノスアイレス」のDVDも郵便で届き、読みたいもの見たいものに囲まれて、気持ちがうきうきする。


05/17/2011(火)

定期メンテナンスで歯医者に。左上奥のとこがちょっと腫れてるけど後は問題ないとのこと。これからもがんばって歯みがきします!

想田和弘監督の新作「PEACE」の前売券をイメージフォーラムで購入しようと、表参道から歩いていて、ステキな帽子屋さんを見つけ、ふらふらっと入ってふらふらっとお店の人と話して、ふらふらっと試着して、買っちゃった。いただいた宣伝はがきを後で見たら、たまたまこの1週間だけそのスペースで営業してるお店と知る。すごい偶然で、逆に出会うべくして出会ったんだなぁと思う。

夜は、アゴラで、演劇展のバラシ(撤収作業)と打ち上げ。おいしい手作り料理の数々を堪能。


05/16/2011(月)

夜、ワークショップアシスタント。


05/15/2011(日)

12時過ぎ劇場へ。きょうは「ヤルタ会談」最終日なので、公演が終わったら片づけができるよう、小道具類のケースを取り出しやすいところに移動しておく。それから、台詞合わせ。今回は「平田オリザ演劇展」という1つの催しの中で飛び飛びでヤルタの公演があるので、公演直前ごとに俳優で集まって台詞を通して言ってみてる。途中雑談をはさんだりしてきょうはなごやかに進む。英語ヤルタが終わって、私も気持ちが楽になっているのかもしれない。自分ではよくわからないが。

ほどよい緊張と集中で、本番終了。一場の途中で、私が、もらったキスチョコを床に落とすアクシデントがあり、そりゃ落としちゃいけないんだが落としちゃったからには拾わないわけにはいかないだろうと拾って続けた。絶妙のチームワークに、8年間上演し続けてきた強みを感じた。もちろんアクシデントはないに越したことはないんだけれどもさ。

衣裳、小道具を楽屋から引き上げ、椅子やテーブルなども梱包し、「ヤルタ会談」終了。こまばアゴラ劇場での「平田オリザ演劇展」はあと2日続くけれど。公演終了した、と思うからか、幸福な疲労感。帰宅して湯舟につかり、ベッドで読書しているうちに眠り込んで2時間ほど眠る。そして、帰宅した夫とご飯を食べに行った。「ヤルタ会談」、次は6月下旬のナポリ公演!


05/14/2011(土)
注意:平田オリザ作「銀河鉄道の夜」のネタバレがあります。

「銀河鉄道の夜」リーディング公演の受付を手伝い、観劇もさせてもらう。きっと泣くだろうと思っていたけど、銀河鉄道に乗ったジョバンニがカンパネルラに「髪がぬれているよ」と言ったところからところどころで涙が出て、ラストは涙と鼻水でぐしゅぐしゅになってしまった。

終演後、ロビーで、一緒の回を見ていた小学校低学年くらいの女の子が話しかけてきて、
「『舌切り雀』も見たよ」
「こないだ同じ回を見たよね」
「うん」
「血が出るとこで、妹が、怖くなっちゃったんだよね」
「うん。(そして、私のお兄ちゃんが)『餃子』って言った」
「そうだったね。きょうのは、どうだった?」
「よくわかんなかった」
「私、泣いちゃった」
「どうして?」
「だって、人間は、一緒にいてもひとりなんだよ」と言いながらまた泣いてしまって、引かれた。お母さんは、「私も最後泣きそうになった」と言っていたけれど、女の子は不思議そうな顔をしていた。


05/13/2011(金)

今日もオフ。大豆をゆでたり、ゆで大豆と昆布を醤油で煮たり、ラッキョウを漬けたりした他は、やっぱりきょうも寝ていた。どんだけ眠いのか。


05/12/2011(木)

オフ。「銀河鉄道の夜」のゲネプロを見に行こうかとも思ったけれど、雨なのでやめる。なんだか一日寝ていた。


05/11/2011(水)

ゆうべ、ヤルタ2本連続公演とその後友だちと楽しく飲んだのとで興奮してたのか、ずいぶん夜更かししてしまい、きょうは夕方まで寝てしまった。

発芽玄米生食は、まだ続けている。一時期ゆで大豆などと混ぜて食べていたけど、どうもそういうやわらかい食物と一緒に摂ると咀嚼が不充分になるようなので、最近は玄米だけ、スプーンでほんの少しずつすくって、みちみちみちみち食べている。

夜、アゴラにて、「舌切り雀」フランス語版の受付を手伝い、観劇。終演後のトークイベント「山内健司とゆかいな仲間たち」も堪能。


05/10/2011(火)

きょうは私としては、今回の演劇展中の最大の山場。「ヤルタ会談」日本語版と英語版の連続上演の日だった。

日本語版の集合が16時なのに、14時半過ぎに劇場に着いてしまう。どこにいても落ち着かないのだからしかたない。いろいろと準備して、アップして、16時から台詞合わせ。その後もきょうはなんだか時間の経つのがゆっくりに感じる。

そして日本語版午後7時開演。7:40の終演と同時に楽屋で英語版の台詞合わせ。8:05に終了して舞台上のお茶道具のセッティング。8時半「ヤルタ会談」英語版開演。ここまで怒涛の1時間半だった。

演劇展でのヤルタ英語版の上演は、今日が最後だった。今後の予定は今のところないけれど、ぜひ再演したいです。


05/09/2011(月)

山下残さんが一昨日から今日までの3日間横浜で新作の稽古をしているとのことで、お願いして、きょう、稽古を見学させていただいた。冬にワークショップで試したことがもっとシステマチックになっていた。「こういうルールで遊ぼう!」という残さんに、出演者が、とまどったり面白がったりしてついていこうとしている。こういうことって時間が掛かる。でも、最終的に出来上がったルールだけ示して「こういうふうにやってください」と言うのではなく、こうやって試行錯誤しているとこから全部共有していくのは、最終的に強い作品へつながっていくと思う。9月の公演がすごく楽しみです。

らっきょう甘酢漬けに挑戦。人生で2回め。今回は、日野和子さんのレシピにしたがってやってみた。美味しく出来ると良いなぁ。しかし、らっきょうの皮をむいて漬ける準備をするのは一仕事だ。自分の好物だからやるけど、そうじゃなかったらちょっとできないよこんなの。


05/08/2011(日)

アゴラ劇場で「走りながら眠れ」と「舌切り雀」(日本語版)の受付を手伝う。観劇もさせてもらう。「走りながら眠れ」初演は19年前だったらしい。そのときは衣裳の早替えの手伝いで本番についてたりしたんだけど、そうかあれから19年経つのか。「舌切り雀」は、客席に子供がいる状態で見たのは今日が初めて。両公演とも、俳優の資質や意志やということはもちろんあるんだけど、今の青年団だから実現できた作品だという面が大きいように思う。

さて今回の演劇展、「ヤルタ会談」は、昨日までで英語版2回日本語版3回の公演が終わった。日本語版は2003年から繰り返し上演しているけれど、英語版は今回が初演で、さらに「同じ演目の同じ役を、違う言語で、違う俳優を相手にして演じる」というのも初挑戦で(1993年に「ソウル市民」日本語韓国語交互上演に出演したことはあるけれど、俳優・演出は両バージョンとも同じだった)、英語版をやることで日本語版のほうにどう影響が出るのかでないのか未知数でもあり、両バージョンの初日が過ぎるまで安心できない感じだった。でも不安だけがあったわけではなく、英語版は、日本語版とはまた違う関係性が築かれていくのが面白く、また英語を経て日本語バージョンに戻るときに感じる自由さをとおして、「母語でない言語で台詞を言う」というのがどういうことなのかもより理解できるようになり、なかなかに興味深い体験をしています。英語と日本語では口のまわりの筋肉の使い方が違うということをこんなに感じたのは初めてだし。英語版「ヤルタ会談」もこれから長く続けられたら嬉しい。


05/07/2011(土)

11時日本語ヤルタ台詞合わせ。13時、公演。終了して、人に会ったり後片付けしたりしてから、「マッチ売りの少女たち」上演中に30分ほど仮眠をとる。16時英語ヤルタ台詞合わせ。18時、公演。1日2公演、けっこうしんどかった。でも来週火曜日は、19時日本語版20時半英語版で、インターバルがほとんどない。体調と気力をどう調整するか、よく作戦を練らないとね。


05/06/2011(金)

午前中に整体に行こうかと思っていたんだけど、なんやかんやしているうちに時間切れ。15時からの英語ヤルタ自主稽古に、30分ほど早く着いて、一人でストレッチしたり腹筋したり、身体を動かす。冬に受けたワークショップで山下残さんが自分は毎日1時間プリエをすると言っていて、じゃあ私もやってみようとその後何回かトライしたけど10分も持たなくて、きょうもやってみたけれど5分くらいでギブアップしてしまった。

「ヤルタ会談」英語版は、4月30日が初日だった。それで次の公演は5月7日。間があくのできょう俳優で集まって自主稽古をした。1回通して台詞合わせをして、不確かなとこをもう1度やって、それからまた最初から最後まで通して台詞を言った。今回英語でヤルタをやって、日本語と英語では使う筋肉が違うということを初めて実感している。口とかそのまわりの筋肉ってことです。


05/05/2011(木)

朝早くから出掛けなきゃいけないことがわかっていながらゆうべけっこう夜更かししてしまったので、ギリギリに起きて朝食も食べずに、でも「おべんと」持っていえを出る。アゴラにて、夏の「東京ノート」と「ヤルタ会談」のイタリアツアーのミーティング。その後、演劇展の別役実さんと平田オリザの対談を見た。別役実さんは、貫禄があって、ものすごくかっこよかった。「あの闘争は、牧歌的だった」とかさらっと言えるかっこよさ。その後、「マッチ売りの少女たち」観劇。初演は14年前だったそうで、そのときは私はたしか伊丹アイホールまで見にいったんだった。ただ一人初演から続投の篠塚祥司さんが、次々やってくる闖入者をおろおろと受け止めながらぶれずにまんなかに立っている様が、見ていてしみじみと好きだった今日の公演でした。

夜のいろんなオプションがあったんだけれど、昨日今日とけっこう盛り沢山だったので、そのまま帰宅。図書館に本を返却し、駅ビルのユニクロでソックス(最近次々穴があいちゃったので)やイタリアツアー用衣料を買う。

夕飯は、ベーコンと空豆と発芽玄米を軽く炒めたもの。最近、けっこういろんなものが生で食べられるらしいことを知り、楽しくなってきてる。その後ワインを飲みながら、ゆで大豆にオリーブオイルと塩漬けケッパーをまぶしたものとか、キュウリに塩麹をまぶしたものとか、作ってだらだら食べて、ツイカ飲んで、ソジュ飲んで、一人飲み会。ほどほどに。


05/04/2011(水)

朝食に、発芽玄米を生食しながら、キュウリは加熱(タマネギと炒めて卵とじ)して食べてる自分が、なんだか可笑しい。

4/18になくしたと思っていた腕時計を、いつもその腕時計を置いているトレイから発見。ぜんぜんなくなっていなかった。「なくした!」と思ってたから見えなかったんだ。思い込みってすごいもんだ。

きょうは、18:00開演で「ヤルタ会談」日本語版のある日。16:00から俳優で集まって台詞合わせをすることになってるから、その前にアップしたりメイクしたりしようと余裕持って出掛けたら14:30過ぎには到着しちゃって、ちょっと早すぎたかなとも思ったんだけど、小道具のセッティングしたりごはん食べたり、いろいろと落ち着いてできたので、まぁ結果的には良かった。

台詞合わせをさくさく済ませ、良いテンポと緊張感の本番を終え、夜は劇場内で劇団全体のミーティング。すごい数の人で、誰が来ていて誰が来ていなかったのか良くわからなかった。終了後、なん人かで飲んだ。


05/03/2011(火)

とりあえずまた日記を書きます。3月4月の分も追々書くつもりだけど、とりあえず今は、今のとこから始めます。

5/1は、しばらくぶりのお休みで、紀伊国屋ホールに「映画『歓待』公開記念 深田晃司の人間喜劇」というイベントを見に行ってきた。だらだらしすぎて13時からの昼の部に少し遅刻してしまった。昼の部の最初の「『歓待』予告編」と「自転車と音楽」はすでに見たことがあるから、その次の「東京人間喜劇」に間に合えばよしとしようと思ってたらまさにそのとおりになった。

「東京人間喜劇」は青年団演出部所属の映画監督深田晃司がはじめて青年団若手自主企画として作成した長編映画。ゆるくつながった3話オムニバス。知ってる人ばっかり出てくるのは見てて恥ずかしい気持ちになるかなと思ったけどそうでもなかった。「歓待」鑑賞で慣れちゃったのかな。1話めの「白猫」が、付き合ってる男女の温度差っていうよくある話を一人の女性を中心にして小さな動揺をていねいに描いていて、特に好みだった。喫茶店での3人の会話のシーンの角舘玲奈の台詞が、これが台本だとしたら他のシーンの俳優さんが相対的にへたと思えるくらいに見事で秀逸だったので、あとで監督に聞いてみたら、あのシーンは7割方アドリブだったと聞き(何の話をするというのは決まっていて、合図が出たらどの話題を出すというルールに従ってしゃべっていたとのこと)、これは、こないだ「歓待」のアフタートークで山内と私が意見がちがった「演劇と映画の演技の違い」という話にもつながるテーマでこれからもよく考えてみたいトピックだ、と思ったことでした。あと、岩下徹役で出演している岩下徹の存在が好きでした。

終わって外に出たら同じ回を見てた友だちと偶然会ったので、近くでお茶して、もう帰る友だちと別れて私は再び紀伊国屋ホールへ。夜の部は深田監督の処女作「椅子」(これを21歳で撮ったとは深田晃司おそるべし。世界最終上映とか言わず、多くの人に見てもらいたいと思った)と、映画「歓待」のメイキング映像として作成された太田信吾監督による「少年少女」(完全に独立した作品になっている。メイキングとか関係なく、面白い)。深田晃司を堪能した一日だった。

5/2は、午後から東京オペラシティアートギャラリーにホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー展を見にいった。最初、周囲に他の人がいないかのごとき声量で二人で各作品の感想を述べながら鑑賞するカップルとタイミングが一緒になり、頼む、私とホンマタカシの間に介入してこないでくれ、という気持ちになり、そういうとき大抵は順路無視して先の展示を見てから戻ってくるんだけど、きょうのこの展示は順番どおりに見たくて(個々の写真そのものだけでなく、何をどういう順番でどの位置に展示しているかということの中にも、作者の意図を強く感じたんだと思う)、しばらくふらふらしてやり過ごしてから鑑賞開始。どれも非常に興味深かったけれど、テキストと写真から成るTogether: Wildlife Corridors in Los Angelsesという作品にとてもひきつけられた。カリフォルニアの高速道路を実際に知ってるからそう思うのかなと思ったけれど、そういうことでもないようだった。

同じ時間に来てるから途中で会うかなと思った友だちと会場で行き会わないまま最後まで見て、ミュージアムショップんとこで合流し、オープンカフェでお茶。久しぶりにゆっくり話す。それからもう一度ホンマタカシ展を見てから、渋谷に移動してもう一人の友とも合流して飲む。楽しい一日でした。

5/3。きょうもオフ。朝食はきょうも、発芽玄米(生)と野菜炒め。こないだツイッターで河野善紀先生が発芽玄米生食のことをツイートしていて、それで興味を持って始めてみた。最初は力を入れて噛みすぎて歯茎が痛くなったけれど、実はそんなに強く噛まなくても大丈夫とわかってきた。結構美味しいのでもう4、5日続けてるんだけど、きのう友だちに話したら二人とも「消化に悪いんじゃないの?」「ダイエットでそこまでするの?」(別にダイエットしてないです)とまるで私が何か悲壮な決意で生玄米たべてるようなリアクションだったのでこっちが驚いた。そんなことないよ。健康にいいか悪いか、自分にあってるかどうかはもうちょっと続けてみないとわかんないけど、とりあえず興味があるし美味しいからやってみてるのよ。芽が出た玄米の姿もかわいいし(鳥のくちばしみたいに芽が出る)。

オフ3日めだけど、おとといもきのうも外に出掛けたので、きょうは電車に乗らない日と決め、「ヤルタ会談」英語版上演中につき英語の音に慣れておきたいというのを大義名分に、いえでTVをこれでもかというほど見た。LAW & ORDERのクリミナルインテント見て性犯罪特捜班見て、交渉人〜Standoff見て、またLAW & ORDER見て。

さて、明日は「ヤルタ会談」日本語版だ、またがんばろう。


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