つれづれなる日々

トップページに戻る

2010年11月の日々


11/30/2010(火)

「ヤルタ会談」英語版自主練。1場はだいたい台詞が入ったかな。しかし、こうやって新しいキャストで練習してみると、台本の英語訳が実は日本語公演の演技の影響を受けていることに気づくね。「なに、急に?」という台詞を"What's the commotion?"と訳したのはその前の「ダメだよ」という台詞を俳優が大騒ぎして大声で言っているからで、「ダメだよ」つまり"Hell, no."を冷静に言うんだったら、それを受けて言うのは、もっとニュートラルな"What's the matter?"のほうが合うんだよね(戯曲翻訳と字幕翻訳の違い、ということも考えさせられた)。そういうことをキャスト3人で検証しながらやっていくのは、でもとても面白い。

その後、明日の劇団内オーディションの練習も何人かでちょこっとやる。頭ではわかっていても、同時多発になった途端に動揺してうまくできなくなってしまった。練習できてよかった。

の後2時間ほどカフェで、書く仕事。きょう仕上げてしまうつもりだったんだけど、全体の見通しがついたところで燃え尽きてしまい、後は明日の午前中にやることにして、帰宅。


11/29/2010(月)

「ヤルタ会談」英語版の台詞の練習。音読音読音読。

そして依頼されている文章を書く。なんとか書き上げる。


11/28/2010(日)

神奈川芸術劇場での岡田利規演劇ワークショップに参加。参加者10人を岡田さんはじっくり見てくださったけれど、それでも3時間1回のみというのはあまりに短い。玄関に立って呼び鈴を押したくらいのところで終わりになった感じ。もうちょっとじっくり取り組む機会がほしいです。

たまたま一緒に参加した友だちと、ぐったりして(身体よりも頭の疲れるワークショップだった)、中華街でごはん食べて帰宅。


11/27/2010(土)

商品問合せの電話をしたり、依頼されている文章について問合せのメールを書いたり。

摂食中枢がすこし変なのか、ここ数日、食事をすると食べ過ぎる。

「ヤルタ会談」の英語の台詞を覚える。声に出して言えば言うほど言いやすくなってくる。外国語の台詞ってこうなんだねぇ。


11/26/2010(金)

「ヤルタ会談」英語版自主稽古。1回読んでみた段階では、自分が英語に訳したのになんかいろんなところがしっくりこない感じがした。でも、2回めに読んでみるとそうでもなかった。単に口が言い馴れなかっただけなのか。よし、がんばって覚えるぞ英語の台詞!

夜は、岡崎藝術座「古いクーラー」観劇。部分部分は面白かったけれど、全体としては、様式を追求するということの難しさを感じた。終演後友だちと中華。半年ぶりに飲む人々と、いろいろとぶっちゃけた話をする。


11/25/2010(木)
注意:飴屋法水「わたしのすがた」の内容に触れています。というか、きょうの日記は「わたしのすがた」のことばかりです。

F/Tの飴屋法水「わたしのすがた」を再度鑑賞。13:00〜13:30に出発する回。校庭の穴のまわりをまわり、のぞきこんだり離れて校庭を見回したりしていると、次に来た人が歩いてきて一瞬穴をのぞいてそのままとまらずに門を出ていった。

次の平屋の一軒家は、前回とものすごく印象がちがった。18日に来たときには土足のままあがるようになっていて、自分がこの場所に対して暴力をふるっているような感じがあって居心地が悪かった。畳をはがされた板の間に直に布団が敷いてあったりしたし。きょう行って見ると、玄関でスリッパに履き替えるようになっていた。畳も敷かれていた。

教会/寮は、前回薄暗くてぼんやりとしか見えなかった蜂の部屋(壁の血文字が強烈だった)と裁縫道具の部屋がよく見えた。部屋にある椅子に座って良い、本を手にとって読んでも良いという注意書きをちゃんと読むことができたので(前回はちょっと舞い上がったまま読んで覚えていなかった)、牧逸馬の本など見つけてしばし読ませてもらった。持ち主の名前が書かれてる本もあった。

病院はこないだは完全に日が暮れてから見たので、どこもかしこもまっ暗で、ペンライトで照らした部分しか見えなかった。きょう、午後3時前の自然光の中で見ると、昼間でも暗い部分と昼間なら明るい部分があり、別に夜に見ちゃいけない作品ではないんだと思うけれども私としては「納得がいった」という感じがあった。織り機のある部屋が、まるでちがって見えた。あのときはぼうっと薄暗いモノトーンの部屋だったが、きょうはいろいろな色にあふれていた。そうか、この糸はこういう質感、こういう色だったんだね。窓のとこのワイヤーとはこんなに違うものだったんだね。服や身の回りのものが積まれている部屋の鉛筆書きのメモも、この明るさの中できょうやっと読めた(前回はコンタクト、今回はメガネだったことも関係あるかもしれません)。内容がどうというのともちょっとちがって、確かにそこに文字が書いてあるのに部屋が暗くて読めないということがとてももどかしかったんです前回(ペンライトで照らしても読めなかった。老眼は暗いとこは弱いです)。印象の違いといえば、人骨の部屋も大きな明るい窓をバックにして見ると、暗い中では一様に「白っぽく」見えた骨や戸棚の中のドライフラワーや植物の、微妙な色彩(黄色っぽい、ピンクっぽい、水色っぽいなど)やその濃淡が見えて、これはすかすかした骨、これは緻密な骨、という違いも見てとれたので、別のもののように感じた。

目で見るだけが見ることじゃないとはわかっているけれど、「昼間明るければ見えるはずのものが夜で暗くて見えない」つまり「視覚情報が周囲にもっとあふれているはずなのに入ってこない」ということが、前回もどかしいと私が感じた原因だったんだなぁ。あとそれと、順路とか関係なく、行きつ戻りつしながら思う存分時間をかけて見たかった。そういう意味で、私にとってはこの作品は「演劇」というよりも「美術」だった。なのに演劇として、時間を先へ先へ進めることを促される――その点も違和感があったように思う。ものすごく面白かったんだけれども。


11/24/2010(水)

午後、事務のバイト。友だち同士3人だったのでいろいろしゃべりながら手は休めずに進める。

帰宅すると嬉しい知らせが届いていた。郵送ってなんかかえって新鮮だなぁ。


11/23/2010(火)

劇団内オーディション。作戦を完全に間違えました。というか、でも、やはり、それはそれで良かったのかもしれない、と夜になって思い返してみてそう思う。自分がこの集団で何をやりたいのか、どういうふうに居たいのか、ということを考えずにいられない。そして深夜に結果発表あり。ほぼ予想通りの結果でした。


11/22/2010(月)

「良い夫婦」の日じゃないか。夫は仕事で青森ですが。

ゆっくり朝食をとり、昼過ぎのバスで戻る。新宿からそのまま西巣鴨へ行き、「ヴァーサス」を観劇。過激とかエロとか暴力的とか聞き、私の不得意分野だと思い、行かないつもりでいた演目なんだけれど、ペアチケットで行くので相手を探している友だちがいたのでこれも何かの縁と思い切って見にいくことにした。そんなわけで何の期待もせずむしろびくびくしながら行ったら、冒頭からひきこまれ、最後まで大変面白く見た。過剰にさらけだすようなエロや暴力じゃなく、見る者の想像力に働きかけるような比喩的でコントロールされた、実に演劇的な表現で、私は好きだった。


11/21/2010(日)

ワークショップして、美味しいイタリアンのお店で食事して、実家でさらにビール。


11/20/2010(土)

ワークショップの押しかけお手伝いで長野に向かう。駅まで行って、家に財布を忘れたことに気づき、引き返す。ゆうべオンラインで買い物したときカード番号を見るためバッグから財布を出して、そのまま机に置いていた。私にはめずらしく多少余裕も持って家を出ていたので、高速バスの出発には間に合った。よかった。12:40に新宿を出て、16:30長野駅前着。

実家の近くの「生ビールのある喫茶店」にて夕飯。お店の人の話を聞いていると、どこどこからおった、と言っている。そうだそうだ、北信方言では「落ちる」の過去形は「おった」なんだった。

夜、なかなか眠れず、岸本佐知子の「気になる部分」読了。


11/19/2010(金)

「巨大なるブッツバッハ村−ある永続のコロニー」観劇。見切れ席だが最前列。堪能しましたが、舞台奥のガラス張りの部屋の中が、舞台手前にある大きな家具類の影になり、様子がほとんどわからなかったのが残念だった(逆に、上手と下手のガレージの中はよく見えました)。また、スピーカーに近い席だったため、しゃべっている人と聞こえてくる声の位置が違うことにものすごく違和感があった。なるべく前のほうで見たくて取った席なので、自分のせいなので、誰に文句を言うわけじゃないけれど、もしこれから見る人は、この作品は、少し離れた位置から見下ろすようにして全体を見ると見やすくて良いかもしれません。


11/18/2010(木)

朝からヨガ教室に体験入門。身体の部分を意識してなめらかに身体を動かしつつチャクラの色とかもイメージしながら意識的に呼吸する――ってむずかしいのね。途中で呼吸困難みたいになっちゃったよ。でも2時間楽しかった。肩甲骨周りが常にこっているんだけれど、今日教えてもらった、腕の重さを利用してほぐす方法、結構良い感じ。

午後は、飴屋法水さんの「わたしのすがた」を見に西巣鴨に行った。周りの世界がかわって見えるくらい強烈な作品で非常に興味深かったが、老眼もあり暗くなってくると目から入る情報量がてきめんに減ってしまう私としては日中の明るい光の中でもう一度見たいです。物の輪郭がだんだん曖昧になっていく夕方から夜の鑑賞も捨てがたいけれど。しかし、この作品、「怖い」という感想をたくさん見たが、私にとっては「怖い」という要素はなかったです。怖がりなんだけど私。人間的な情緒とか、何か決定的なものが私には欠けているんだろうか。それとも単に言葉の定義がちがうだけ?


11/17/2010(水)

なんだか一日ぼーっとしてしまった。図書館に本を返しに行ったら、一冊間違って自分の本を持ってっちゃってて、そのまま持って帰る羽目になる。こんなの二度め。

夜は、友だちと飲む。けっこう豪遊。

深夜、友だちからお願い事あり。


11/16/2010(火)

郵便局に、アメリカに送るクリスマスプレゼントを持っていったら、「明日から、アメリカに航空便で送ることのできる重量が大幅に制限されます」と窓口の人が教えてくれた。テロ対策(アメリカの航空安全のため)とのことですが、クリスマス直前のこの時期って困る人多いんじゃないかな。クリスマス前で荷物が多くなるからこそということなんだろうけれども。

渋谷にて、映画「スプリング・フィーバー」鑑賞。友だちにすすめられて、内容まったく知らずに見にいって、始まったと思ったらすぐにセックスシーンでビックリしたけれど、そのシーンが切実でせつなくていとおしくて、それで、「わかったよ、ついていくよ、見せてもらうよ」(この映画に/を、という意味です)と覚悟が決まった。画面も脚本も説明が少ないんだけれど、それで完全に置いていかれたりいやな気持ちになったりすることはなく、わからない部分も含めてひきつけられた(見る側の知識や想像力によって、ずいぶん受け取り方が違うのかもしれない、とは思う)。だれかを好きになるのは待ったなし、好きになる気持ちを否定しようとしても否定できるもんじゃない――と私は常日頃思っているんだけれど、まさにそういう話だった。あれは、特殊な誰かの物語じゃなくて、愛って本質的にそういうもんなんだと私は思うよ。

印象的な場面もたくさんあった。妙なディテールも忘れがたい。スタイリッシュな部屋なのに浴室のタオル掛けがクマちゃんだったり、路上に倒れるシーンでソックスがワンポイントだったり。

けっこう揺さぶられました。一晩寝て、明日どう感じるか楽しみです。


11/15/2010(月)

仕事で青森に行く夫と駅前でご飯を食べ、バス停まで送っていく。帰りに駅ビルでクリスマス用のラッピングペーパー購入。

その後は家にこもって編み物三昧。手の込んだことをするわけじゃなくて、ひたすら細編みで編み続けるのが、どうしてこんなに面白いんだろう。子供の頃よく家で何時間も絵を描いたりして一人で遊んでいたことなど思い出しつつ。それから、前々からしようしようと思っていた粘土の工作(修理)もする。うまくくっついて乾きますように。

来年春に公演する「ヤルタ会談」英語版の最初の自主稽古の日程がやっと決まる。まだまだ時間はあるけれど、3人それぞれ別々に忙しくなりそうだから、やれるうちに始めときたい。


11/14/2010(日)

ピーター・ブルック「なにもない空間」読了。大学生の頃に買って一度読んだはずだけど何も印象が残っていなかった。昨年だったか読みたいという友だちがいて、貸すついでにもう一度読んでみようと思ったんだけど、「1ページあたりの字の密度が高いな」とまったく読む気になれず、なのに最近ふと手にとってみたら、すらすら読めるし書いてあることがいちいちい腑に落ちた。やっぱり、出会う時期ってのがあるんですかね。

新百合ヶ丘(近所です)で「ハムレット講座」。ハムレットクイズに全問正解し、来年の公演の招待券を送っていただけることになった。演出の中野茂樹さんが言った、俳優の身体にあわせて台詞をかえるのは演出家の責任だということが、心に残っている。そういう演出家がいるということに勇気づけられる。

帰りに町田のオカダヤで毛糸を物色。この季節、どうしても編み物したくなっちゃうのよね。「あの友だちにピッタリ!」と思う色合いの毛糸があるとなんか小さな物つくってプレゼントしたくなっちゃうの。


11/13/2010(土)

F/Tのテアトロテーク2本鑑賞。1本めは、タデウシュ・カントールの「死の教室」。NHKの芸術劇場の映像そのままなのかな、シーン名や説明が随所に入り、親切といえば親切だけど臨場感はそがれた。逆に、ときおりちらりと映る客席の観客の様子になんとなく1980年代の雰囲気を感じて懐かしい気がしたりした。いちばん印象に残ったのは舞台上のカントールの姿で、この人は演出かなわけだけどずーっと舞台上にいて、俳優を見ていたり、なんとなく指示を出すような出さないようなことをしたりしていて、ひじょうに不思議な存在となっていた。作品全体のことは、この映像では私にはよくわからなかった。

もう1本は、「外国人よ、出ていけ!」。これは良くできた見ごたえのあるドキュメンタリーだった。F/Tのサイトにはこのように紹介されている。

今年49歳で他界するまで、その才能と悪戯で演劇界を振り回し続けた鬼才シュリンゲンジーフ。その生涯の中で最も世間を騒がせた1週間を追ったドキュメンタリー。ウィーン歌劇場前にコンテナハウスを建設、そこに住まわせた12名の移民たちを「観察」し「断罪」する演劇がウィーン中を騒然とさせるが...多数のメディアや市民を巻き込んだ本作は、「演劇」の概念を拡張するものとして永遠に記憶されるだろう。


11/12/2010(金)

午後、五反田団「迷子になるわ」を観劇。面白かったけれど、夜寝て見る夢のような不条理で不安ででも乾いた感じの前田司郎の世界と、30前後の女性が結婚するのかどうするのかみたいな話とが、うまく相乗効果的に重なっていってない部分もあったような気がした。ラストシーンはステキだったけれども。そして、私は俳優前田司郎のファンなんですが、その点では非常に満足度が高かったです。

そうだそうだ、五反田団の前に。なぜだか池袋に予定より40分早く到着してしまったので、デパートの文具売り場を見ていて、ペンカットという、ペン型のはさみを発見。ちょっと説明がむずかしいんだけど、「指を入れるハンドル部分の位置をかえることによって、右手用にも左手用にもなる」という画期的な商品。左利きの人へのプレゼントにもいいんじゃないでしょうかね。コンパクトでペンケースにも入るし。

パッケージを見ると、昔愛読していた文房具雑誌「BTOOL」で知ったレイメイ藤井という会社(ステキなシステム手帳を開発したとかそういうので取り上げられていたのを覚えている)の製品だった。パッケージのプラスティック部分と紙台紙を、テープやステープラーでとめるんじゃなく紙台紙の突起部がプラケースにひっかかって固定されるようにしてるのも「お、さすが!」と思いました。久しぶりに、文房具好きの血が騒いだよ。


11/11/2010(木)

アンドロイド演劇「さようなら」2日め。14時、16時、18時の3公演で物販を担当する。立ち見で公演も見せてもらう。ラスト近く、アンドロイドが客席のほうを向いて詩を読むところは何度見てもどきっとする。ピンポイントで私が感動する部分もあるんだけれど、それがどこかは言わずにおきましょう。

石黒先生の研究室の関連(だと思う、よくわからないんだけど)で来ているフランス人に、「『さようなら』の最後の詩は、こういう内容ですよ」と説明してあげたら、「『働く私』の夕焼けの話と同じですね」と言われる。言われてみて初めて気づいたが、たしかに、おばあさんになったときに好きだった人の思い出があったらいいというのと、夕焼けはだれかと一緒に見るからいいんだというのは、本質的に同じことを言っているんだね。


11/10/2010(水)

アンドロイド演劇「さようなら」の受付の手伝いをするため東池袋に向かう。電車の中では、「ヤルタ会談」英語版の台本に目を通す。というかひそひそ音読。なんか自分がこれを英語で演じるという実感がまだないや。

16時と18時の公演の前後に関連書籍などの販売をする。お客様の中にはいつも青年団の公演を見てくださっているかたがたも多かった。挨拶したり、案内したり、本を売ったりしてきました。

もともとの予定では明日も私は16時と18時の公演につくことになっていたんだけれど、受付周りの仕事が結構人手がいりそうだったので、14時の回も来ましょうかと聞いてみたら来てほしいとのことで、明日は3公演につくことになった。


11/09/2010(火)

歯医者。右上のとこが弱っているので頑張るように言われた。それ以外は問題なし。以前はお昼くらいからだったと思うのに最近は朝から診療しているようなので先生に理由を聞いてみたら、一時期目がよく見えなくなって、夜の診療をやめるように言われたとのことだった。

あうるすぽっとに行くまで時間が少しあいていたので、特に差し迫った用事はなかったんだけれどアゴラに寄る。そしてその後、あうるすぽっとにて、アンドロイド演劇のゲネプロを見せてもらった。きょうはまだ未調整の部分が多かったようで、実際の公演がどのような印象を与えるのかはわからなかった。明日からの公演が楽しみだ。


11/08/2010(月)

食料品の買い物に行った以外いえから1歩も出ず。この先1、2週間の観劇等の計画を考えるが、微妙に時間がかちあってうまくいかない。これが18時でなく19:30開演であれば! そしてこれが15時でなく14時開演であれば!


11/07/2010(日)

F/Tのテアトロテークで、クリストフ・マルターラー関係の2本を見る。今度、来日上演作品を見にいくんだけど、それがものすごく楽しみになった。


11/06/2010(土)

きのう会った友だちが言っていたことについて、ぐるぐるぐるぐる考える。

夜は新宿にて映画「アワ・ブリーフ・エタニティ」鑑賞。ある出演者について、この人面白いなと思っていたら、監督さんだった。描かれていることは氷山の一角であり、それを支える大きな世界がその外に広がっている。どうせ物語をつくるならこんくらいきっちりしっかり大きな世界を作ってほしい。


11/05/2010(金)

いいむろなおきマイムカンパニー「follow the arrows 〜矢印の方へ〜」をアゴラで観劇。2年前に大阪で拝見した作品。いいむろさん、やはりすごい。


11/04/2010(木)

来春の「平田オリザ短編集(仮)」の顔合わせでアゴラへ。私は、「ヤルタ会談」の日本語版と英語版に出演します。

午後は信濃町で、文学座「ダーウィンの城」を観劇。

その後アゴラに戻り、青年団の「年代別ミーティング」。20人以上が集まり、ご飯を食べ、主宰の話を聞き、質問があればする。乳児や幼児も顔を出し、歴史を感じさせられた。


11/03/2010(水)

図書館に行き、本を返したり借りたりする。帰りに駅ビルのビックカメラで腕時計の電池交換をしてもらう。「東京ノート」の後とまっちゃって、それ以来ほっといてちゃった。「みんなのハムレット」が終わって、こういうこまごましたことを片づける余裕が出てきたということでしょう。

それ以外は、結局きょうも寝てました。体力的にそれほどきついことはなかったんだけれど、やっぱり1週間の福岡滞在で疲れがたまっていた様子。


11/02/2010(火)

朝の便で帰京。空港からのバスも渋滞もなく快適に帰宅。

夜まで寝倒し、夫とビールをたくさん飲む。


11/01/2010(月)

佐賀県の学童保育のところで、「みんなのハムレット」の前半を公演した。小学校1年生から4年生が集まっているそうで、きょうは17名だったかな、1人また1人「ただいま」と入ってきて、見慣れない私たちに興味を持って話しかけてくる子もいれば、さっさと宿題をすます子も。みんなが集まったところで公演。ものすごいエネルギーでぶつかってくるのに、時に私は押され気味に。おしまいのハムレットの長い台詞は、淳子さんのさすがの集中力で、皆聞き入っていた。

この1週間、結局演劇のことしかやってなかった。今日、佐賀からの帰りにショッピングモールでちょっと買い物を楽しんだのが唯一の「オフ」的行動となった。


トップページに戻る