つれづれなる日々

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2012年11月の日々


11/30/2012(金)

高校ワークショップ3回め。最終回。各チーム格段に脚本がよくなっている。発表もものすごくよかった。伸び幅が大きくて、本当にびっくりした。

いったん帰宅して、午後は仮眠。寝起きで東京デスロック稽古へ。今日は演出家がお休みとなり、しっかりした演助のもとで、後半部の台詞と段取りの確認。


11/29/2012(木)

きのう一日休んだので、少し元気になり、洗濯などする。うちの洗剤の匂いが好き。来月の旅公演にも持っていっちゃおうか(実は夏の合宿にも持参した)。

夜は、東京デスロック稽古。


11/28/2012(水)

オフの日。ほぼ一日寝ていました。

夜、「三人姉妹」フランスツアーのミーティング。2週間後には出発か。というか、11/4に終わった「三人姉妹」吉祥寺シアター公演が、一年くらい前のことのような気がする。


11/27/2012(火)

高校ワークショップ2回め。今日は、前よりも1時間はじまりが遅くて、ちょっと助かる。といっても家を出たのが7時15分で、私にとっては充分早い。前回は渋谷からバスで行ったけれど、今日は三軒茶屋から歩いた。学校のウェブサイトの地図にしたがってほぼ迷わず到着。ただ、アクセスマップが上下さかさまだったら(つまり、駅が一番下で、学校が一番上)もっとわかりやすかったけどなぁ。という私は地図を回すひとです。

今日のワークショップは、金曜に劇を発表するための脚本のブラッシュアップ。前回のリーディングを見た感想とか、脚本第一稿を読んで質問とかアドバイスとか、各班に大人1人ずつついて伝える。

夜は、東京デスロック「東京ノート」稽古。きょうはまず、青年団の「東京ノート」の映像をみんなで見た。1998年のスズナリ公演。今回の出演者のうち、秋山くんと私が出ている。14年前か。

「東京ノート」に出てくる、「戦争反対。」という台詞について。この作品を翻案した「ソウルノート」の日韓合同公演のとき、あれはたしか2005年だったと思うけれど、この台詞を言う俳優さんが、「最初この台詞を見たとき、当然、『戦争、反対!』とデモのように言うと思った」と言うのを聞いて、へぇ、そういう受け取り方があるのか、と意外で新鮮に思った。それまでの青年団公演でそういう言い方をした人はなくて、なんというかシュプレヒコールというか主張してるは主張してるけど、一人で言っている感じだった。「戦争! 反対!」と調子をとってみんなで声を揃えて言うというイメージは、少なくとも私の中にはなかった。でも、今、デスロックの稽古では、そういう「戦争反対。」の言い方が出てきてる。


11/26/2012(月)

バイトに行くのに時間がギリギリになり、小田急線ロマンスカーに乗ってしまった。時給の半分近くを特急券代に使ってしまったわけで、本末転倒。ただ、確実に座れて、何か読むにも食事するにも落ち着いてできるので、体力温存したい時期には便利に使ってしまう。

バイトのおやつに抹茶のロールケーキが出て、大変美味しかった。聞いてみたら、やはり、多奈加亭。やっぱりな。

夜は東京デスロック「東京ノート」稽古。1場の終わり近くまで来た。

帰宅して、どうしても作りたくて、惣菜パン的なものを作る。具は、レンズ豆とタマネギと缶トマトを煮たもの。味付けは、塩漬けケッパーと塩麹。なかなか美味しいものができた。


11/25/2012(日)

出品している友だちに会いに、西荻手しごと市へ。靴を脱いであがる畳の部屋にいろんなお店が出ていて楽しい。きちんとファスナーの付いた、ビニールコーティング布の小さなポーチが300円とか、安すぎてびっくりする。友だち作のピアスと、ほかのお店の手作りベレー帽を買いました。

午後はダンスクラス。ストレッチで、左に比べて右が伸びないねと言われる。あまり自覚がない。きょうは、最後のコンビネーション(振り付け)になるまでに疲れて集中力がなくなってしまった。

そして、夜は東京デスロック「東京ノート」の稽古。最終的にどんな形になるのかわからないけれど、そのための材料というか手というか、こういうふうにもできる、こういうふうにも考えられるというのをいろいろ出してみてる段階なんだと思う。いろんなことが楽しい。

ちょいと飲んで(私はアルコールは飲まないけれど)帰宅。


11/24/2012(土)

午前中、友人からフランス語を教わる。来月の「三人姉妹」フランス公演に向けて。忙しいときなのに、ありがとう!

午後はダンス公演のマチネとソワレ(別プログラム)観劇。そういえば、フランス語でマチネって午前中って意味なんだってね。今朝習ったばかり。

間に、来週のワークショップに向けて予習。歌の番号をたよりに、古今和歌集ひっくり返す。なんか、昔の日本映画にあったよね、恋人同士が歌の番号を電報で送りあうの。あれは万葉集だった?

夜は、友人とサシ飲み。


11/23/2012(金)

稽古がオフ。見たい公演もいろいろあったんだけれど、今週けっこう忙しくしてたので、今日は出掛けないと決め、いえでごろごろした。疲れて出掛けてインフルエンザを拾ってきたりすると困るからね。

TVでアメリカの「料理の鉄人」(Iron Chef America)を見る。テーマ食材はカツオ。前にアメリカ人にカツオのことをそれはbonitoだよと説明したら通じなかった(カリフォルニアの友人には通じた記憶があるんだけど。通じなかったその人はメイン州出身とたしか言っていた)ことがあり、鉄人ではなんと言うのか注目していたら、skipjack tunaと言っていた。ふーむ、今度そう言ってみよう。しかしtunaったらマグロじゃないの?(調べたら、カツオもマグロもスズキ目サバ科だそうで。その中に「マグロ属」と「カツオ属」があるそうで……)

アメリカドラマ「ホワイトカラー」第1話も見る。お前は振られたんだ、あきらめろ、というときに、She dumped you with prejudice.と言っていた。法廷ドラマでよくwithout prejudiceというのがでてきて、今ひとつ意味を理解しないままになっているんだけれど、without prejuiceは、今回は却下するけどまたトライしてもいいよ、というような意味なのかな? なんとなく少しだけwith/without prejudiceの「気分」に近づくことができたような気がした。


11/22/2012(木)

早朝家を出る。朝から高校でワークショップアシスタント。

午後いったん帰宅して仮眠したのち、デスロックの稽古に。森下は、おもしろそうと思いながら、いままでほとんど街を歩いたことがない。今回も今日まで3日間あったのに、いつもギリギリで、駅から稽古場に直行だった。

東京デスロックの歩みをたどる的なワークショップの続き。の後、「東京ノート」の台詞も少し。この作品には私は青年団の初演時以来ずっと関わってきている。今回別の演出家と一緒にやることになって、不安だったのは、「自分がこの台詞をこのようにしゃべるのは、戯曲がそのように書かれているからなのか、それとも平田演出の要請だったのか」ということがもしかしたらわからなくなっちゃってるんじゃないだろうかということだった。でも、おととい読み合わせをやってみてどうやらそこは自分の中に区別して記憶されているようだということがわかったので、いまは不安なく稽古してます。


11/21/2012(水)

事務のバイト。事務というか、送付物作製。気のあった3人でちゃきちゃき仕事を進める気持ちよさ。

夜はデスロック稽古。今日は、演出の多田くんがワークショップでやっていることを、東京デスロックの歩みにからめて。でも、いろいろなことを考えた。言葉ってパワフルなんだな、とか。そうだよね、俳優の仕事ってこういうことだよね、演出の仕事ってこういうことなのね、とか。

帰宅して、ごはん食べて、明日の仕事(ワークショップアシスタント)の準備して、もう寝ます。


11/20/2012(火)

ゆうべ夜更かししてしまったので、昼過ぎまで寝たり起きたり。

夜は、東京デスロック1月公演の稽古初日。「東京ノート」やるもんで、俳優20名。自己紹介して、頭と身体を使うゲームして、読み合わせ。いろんな人のいろんな読み方。人によって、得意なことと苦手なことが、たぶんぜんぜんちがう。どんな作品になるんだろか。今はまったくわからない。わくわくする。

図書館から借りてきたパリのガイドブック、途中1枚やぶりとられてた。モンマルトルのとこ。むなしい気分。


11/19/2012(月)

きのう朝から夜まで活動したので(そして朝まで無駄に起きていた)、きょうはほぼ一日だらだらと眠っていた。そしてまた夜中に眠れないという悪循環。でも、明日から東京デスロックの「東京ノート」の稽古が始まるので、あまり心配はしていない。


11/18/2012(日)

毎日日記を書く日々を再開すべく、10月の日記ときのうまでの日記がまだブランクなんですがそれは追々アップするとして、きょうからまた始めてみます。私は、この日記は、自分の備忘のために書いてるという要素が大きいんですが、TwitterとかFacebookの書き込みを後からたどればその日何をしたかずいぶん後からでも思い出せるということが今はわかっているせいか、ついつい日記を書くのが途切れてしまいます。でも、思い出せるといってもその日すぐ書くのとはやっぱりちがうし、Twitterは文字数に制限もある。なるたけ毎日書くようにしたいです。

午前中は、「(いつかは)全国男子校演劇大会」に出掛けた。会場は駒場東邦高校の講堂。ついこないだ「ヤルタ会談」を上演したとこです。講堂の舞台上にあったグランドピアノが片付けられてるのを見て軽く驚く。この講堂で2003年に「ヤルタ会談」をやることになったとき、グランドピアノは舞台からどけられないとのことで、それでスターリンがインターナショナルを歌うときに一本指でピアノを弾くという演出が加わった。それから9年後の今年、再びこの講堂で公演することになり、どうせピアノ弾くなら両手で弾きたいと思って一所懸命練習して、弾くことができて、私としては大きな喜びだったんですけど、もしかしてこちらからお願いすればピアノを舞台上から動かすこともできたのかしらね(ピアノ移動の可否を、今年は特に尋ねてみなかった)。

ま、それはおいておいて。電車の乗り換えを間違え、開演予定の10時に遅れて会場に着いたところ、何か機材トラブルがあったとかでまだ始まっていなかったため、午前中の2校の上演を無事に見ることができた。

できれば全校見たかったけれど、午後はダンスのクラスへ。少しずつ、少しずつだけど、できることが増えてきている。振付を覚えるのはまだまだむずかしいけれど、休まないで続けたい。

夜は、天狼星堂舞踏公演「域 -ZONE2011- 目醒めよ、闇の種子たち」を観劇。出演者の大倉摩矢子さんのワークショップを以前受けたことがあって、その興味で見に行った。それにしても、前回中野テルプシコールに行ったのはいつだったろう。チョコレート・ファクトリーかバオバブ・ファミリーかを見に行ったんじゃなかっただろうか。終盤に客席から歌い手が立ち上がって「椰子の実」を歌ったことをかすかに思い出す。25年くらい前のことだと思う。


11/17/2012(土)

伊藤比呂美「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」読了。10月に、こういう本があるということをある方に教えていただき、図書館で借りて読んだ。「良いおっぱい悪いおっぱい」の頃から読んでるせいか、内容的にはすっと入っていけた。ただ、文体に慣れるのに時間がかかった。面白いのでぐんぐん読んじゃったんだけど、1回読んだだけでは雰囲気しかつかめず、読み終わってすぐもう1回読んだ次第。

平田オリザ「幕が上がる」も読了。私にとっては実用書の側面が大きい。演劇や演出についてのノウハウ本。少し前に、想田和弘監督の映画「演劇1」「演劇2」について、これは演劇の一形態であり、演劇ってこういうものだと思われたら困る、みたいな感想を見かけたけれど、この小説についても、同じようなことを言う人はいるのかもしれない。でも、演劇をやってない人たちの演劇に対するイメージって、「ガラスの仮面」と、あとは「演出家はおこって灰皿を投げる」みたいなことだけだったわけでしょ、ほとんど。それからしたら、いろんな人がいろんな演劇をやっている、こういう演劇もある、ということを多くの人に知ってもらえるきっかけになることは、とても良いことだと思っている。


11/16/2012(金)

翻訳の見直しがだいたい終了。よし、あともうちょっとだ。

読書しながら1時間以上湯舟につかり、あがると動悸と寒気。1時間ほど横になっていて回復。ってこれ、去年も同じことやってる……。学習しなさすぎる。

夜は地元飲み。美術の人2名と演劇の人2名で。ずいぶん若い友人もいて、お店に入ったらその子の知り合いの方たちがたまたま隣のテーブルにいて、「ご家族?」とか聞かれちゃいました。


11/15/2012(木)

週刊「モーニング」の月一連載の「きのう何食べた?」は主に人間関係と食事(づくり)についてのマンガなんだけど、今週号のエピソードでシロさんがつくってたおでんがすごく美味しそうだった。煮玉子を半熟に仕上げるところとか。シロさんの料理はすぐにめんつゆ入れたりするからあまり参考にしないんだけど、きょうのは本当に美味しそうだった。いつも節約につとめてるシロさんが、今回は恋人の機嫌を直そうとして値段よりも質重視で食材をそろえた、というのが効いてる。


11/14/2012(水)

鎌倉ランチ。充分間に合う時間に出たのに、小田急線の片瀬江ノ島駅から江ノ電の江ノ島駅まで歩くところで迷って、集合時間に5分遅れた。踏み切りの向こうから、先に着いた友だちが手を振っていた。

私よりさらに遅刻した友だちも無事に着き、稲村ヶ崎の海辺のステキレストランでお昼のコースをゆっくり食べた後、海岸におりてみた。むかし一時期よく来てたんだよね、この辺。あんまり「そうそうそうそう、ここ、この海岸、なつかしー!」みたいなはっきりした記憶はないんだけれど。海ガラスを探したけれど、きょうは見つからず。収集品を入れようと持ってきたジプロックは、石を拾った友だちにあげた。風が強かった。

江ノ電で鎌倉まで行って、街を歩いて、夕方解散。


11/13/2012(火)

シアター・イメージフォーラムに、想田和弘監督の「演劇1」「演劇2」を見に行く。どう考えてもお得そうなので、劇場の年会員になった。係りの人がカードを作ってくれたんだけど、有効期限を最初(来年の)「11月31日」と書き込んで、ちょっと考えて1を0に直してた。うふふ。

この映画を見るのは、私はこれで4回め。内容をわかって見ていても面白いとこはやっぱり面白い。そして、次に何が起こるか知って見ていると、本当に構成がうまいと感心してしまう。あと、当事者なもんでものすごい細かいところに目が行ったりもする。今回気づいたのは、「サンタクロース会議」の読み合わせをしてる後ろに、「ヤルタ会談」の予備椅子が置いてあって、何月何日まで置かせてくださいっていう私のメモが張ってあること。

2本続けて見たあと、ベトナム料理店でご飯。友だちが、知ってる店と間違えて入ったんだけど、美味しい良い店だった。また来たいです。あとで確認したら、もともと友だちが行こうとしてたのは、1ブロック先の別の店で、どちらもビルの6階にある店でした。


11/12/2012(月)

一日、いえにいた(と、思う。11/23記す)。


11/11/2012(日)

久しぶりにダンスのクラスに行ったら、ストレッチとかいろいろほめられた。「何やってたの?」と聞かれたので、「演劇」と答える。公演やってたせいとしか考えられん。

「2匹で小屋がいっぱいになる動物はなんでしょう?」というなぞなぞがなかなか解けない。そして解けた途端に、類似の問題をつくろうと考え始めるが「2匹で損得のなくなる動物はなんでしょう?」くらいしか(ひどい)思いつかなかった。


11/10/2012(土)

翻訳、佳境。しかし、語呂合わせとかダジャレとかの、言葉遊び的なものはむずかしい。「何かが降りてくる」みたいなものがないと思いつけない。または、なんていうんだろね、ひたすら一直線に思いつめてるだけじゃダメで、ちょっと中断してほかのことをしてると思いつく、というか。ほかのことって、お風呂に入るとか、食器洗いとか、散歩とかね。


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