つれづれなる日々

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2013年11月の日々


11/30/2013(土)

空 UTSUBOの公演の受付をお手伝いしに横浜へ。で結局、昼も夜も公演を拝見。演出家がニューヨークにいて、Skypeで稽古をしたそうで、そんなところにも興味があって。

昼公演のお客様に、想田和弘監督の「演劇」1、2が大好きで、映画館で3、4回見た、というかたがいた。今日、受付で会って、あれこの人会ったことあると思うけどどこで会ったんだろうって思ったそうです。

とある応募用紙を、メールで送ろうとしてもしても送れないので軽くパニック。しばらくして見直すと、宛先アドレスと件名と、逆の欄に記入してた。それじゃ行くわけない。書き直して、無事送信。


11/29/2013(金)

編み物(マフラー)が、とまらない。レインボーカラーで、基本的にはその順番で縞にしていくんだけど、細かく色を変えたり、だいぶ長く1色で編んだり、好きなようにやっている。1色入れ忘れて5色の縞になってる部分もある。とまらない。


11/28/2013(木)

レインボーカラーのマフラーを編むべく、新宿オカダヤで毛糸を見る(久しぶりのオカダヤ。会員証が期限切れで、しかも古すぎて更新できないので再登録となった)。最初のレインボーフラッグは8色だったというのにちなみ、ターコイズ、ピンクも加えようと当初思っていたんだけれど、毛糸が意外と高価なもんで、6色1玉ずつ購入。彩度の高い色を選んだので、ディック・ブルーナの絵本みたい。

その毛糸の紙袋をもって劇団俳協「東京ノート」を見に行く。ご招待ありがとうございました。


11/27/2013(水)

きのうの授業で先生と意見が喰い違った部分について、けさ起きたら、意見の相違の原因は実はその文そのものではなく、その前の部分の受け取り方が違っていたからだということに気づく。そのことに気づいていたら、きのうもう少しうまく説明できたのだけど……。

アゴラにて、いいむろなおきマイムカンパニー『DIVISION POINT -分岐点-』観劇。堪能。


11/26/2013(火)

午後事務のバイト。そのあと、学校。

吹替翻訳の台本の書き方はいろいろと興味深い。しゃべってる人の口が画面にうつってるかどうかって重要な情報なので、うつってないときは、OFFとかBとか台詞に記号を付ける。Bはbackつまり背中の意なので、しゃべってる人の手のアップ、みたいなとき(背中っぽくないとき)はBじゃなくOFFと指定するそうです。OFF=話者の身体が画面の外、B=話者の身体はうつっているが口は見えない、というふうに今まで私は理解していたので、ちょっと認識を変えないとな。

そうだ、きょうは、フランスのナント三大陸映画祭で深田晃司監督の「ほとりの朔子」が金の気球賞(グランプリにあたる)と若い審査員賞を受賞したという知らせが入ってきたんだった。


11/25/2013(月)

早起きして、正午締切の課題を仕上げる。いつも思うけど、文章って、書いてから時間をおいて見直すことがホント大切だなぁ。いろいろもやもやしていたところにわりとすっきりけりが着く。あきらめ、とも言うけれども。

洗濯したりご飯を食べたりしながら、LAW&ORDER2本、LAW&ORDERクリミナルインテント1本見る。そうだ、今日は玄米の炊き方の新機軸発見。ふたして煮ると重湯的なべとつくものがまわりにふきこぼれるので、後半はふたせずに弱火で炊いてみたんだけど、ぜんぜん問題ないようだった。むしろ、こっちのほうがふんわり炊けてる気がする。もうちょっと実験してみるけれど、なんだふたしなくてもいいのか、ビックリだよ。

課題を提出してふぬけのようになっていたら、明日中に書類提出せよとのメールが……。がんばって作成して送る。やらなきゃやらなきゃと思っていてぐずぐず手をつけずにいたので、けりがついてよかった。フリーランスなんだから、こういうところも自分でちゃんとしないといけないんだよな。


11/24/2013(日)
注意:マームとジプシー「モモノパノラマ」の内容に触れています。

昼は、KAATでマームとジプシー「モモノパノラマ」観劇。関内駅から歩いてみる。途中、街宣車が繰り返し「アニヨーセー」と言っているのを、何度も何度も聞いていたら、「恥を知れー」とわかった。そう思って聞くとそう聞こえる。言語は、面白い。

「モモノパノラマ」は、火葬場のシーンであっちゃんがひつぎ的な舞台装置を前に押し出したときの、床にこすれてズズッといった音が、いちばん私の心をざわざわさせた。そのほかにも2つくらい泣きそうになったところがあったけれど、泣かないで見ていた。泣いて自分を解放しないで、がまんして見るほうが良い気がした。

終演後、ふらふらと中華街へ向かう。そのあたりの位置関係が今までどうもあやふやだったんだけれど、きょう関内からKAATまで歩いてみてなんとなくわかってきたような気がしたので、挑戦してみた。意外とあっけなく中華街に到着。でも中華街はふらふらしただけで、横浜駅の地下街でラーメン食べて、千歳烏山へ。

スタジオGooでダンス公演を見て、久しぶりの人や初めましての人と話して、帰宅


11/23/2013(土)

学校の課題を進める。今回は、吹替台本を作るだけではなく、映画全体のあらすじ(梗概―こうがい―という)もつけなきゃいけないので、なかなかむずかしい。午後の観劇はあきらめる。

そして夜は久しぶりの森川クラス。森川クラスがというか、身体を動かすの自体3週間ぶりくらいだった。身体が重いし、なんかいつもよりも早いタイミングで「もう無理」と自分からリミッターを掛けてしまう感じあり。友だちに、太ったし化粧ののりが悪いと言われる。11月はずっとデスクワークしてたので、確かに太りました。このままずるずる体重増加、というのは過去なんどか通った道。ダメ、絶対。


11/22/2013(金)

月曜提出期限の課題にうんうん言って取り組んでいる。吹替翻訳台本には、「梗概」という部分があって、これも翻訳者が書くそうで、今回の課題として、この映画まるまる1本ぶんの梗概も提出しなきゃいけない。長編映画1本のあらすじを1000字程度でまとめるというのはなかなかむずかしい。省いて良い情報、ぜひ入れたい情報を自分なりに見分けるのが特にむずかしい。


11/21/2013(木)

LAW&ORDERを見ていたら、こんなふうな会話が出てきた。
警部 Where were you at that time?
女性 I was...with him.
警部 In the Biblical sense?
女性 ...Yes.
know someone in the Biblical senseというのは、その人と肉体関係がある、という意味なのは知っていたけど、こんな変化球もあるんですね。


11/20/2013(水)

事務バイト3日め。


11/19/2013(火)

朝の半身浴50分。最近40分過ぎたあたりから発汗するようになってきた。前は20分つかってるのも大変なくらいだったけど、今は本読んだりしてると1時間入ってるときもある。今度温泉に行ったら、長湯できるかな(今までは、シャンプーして、身体洗って、5分10分湯舟につかったらもうすることがなくて時間をもてあましていた)。

きょうも事務バイト。夜は、学校。きょうは実際の翻訳を離れ、制作会社の方のお話をうかがう。いまは字幕翻訳者がソフトを使って頭から訳していく場合も多いけれど、翻訳者が字幕のハコを切っていたときのように最初に作品1本を通して見たほうが良い、という例として出た、「100分の英語の作品で、95分めくらいに中国語の会話が入っている、と気づいたときには締切2日前!!では対処がむずかしい」(翻訳を始める前の時点でわかっていれば、いろいろと手はあった)、という話が、むちゃくちゃ印象に残る。映画本編と特典映像では翻訳料金が違う(ので別々の翻訳者が担当する)とか、駆け出し翻訳者は字幕ソフトを持っていなかったら全然仕事にならないのか?とか、実際的な話を聞けたのが興味深かった。


11/18/2013(月)

きょうから3日間、事務のバイト。ひたすら資料を組む作業。


11/17/2013(日)

静岡にSPAC「わが町」を見に行く。小田急線JR線乗り継いで3時間弱。5月6月は、毎週これ乗って行ったり来たりしてたんだね。車中、学校の復習を少し。

「わが町」を見て、友だちとお茶して、帰るつもりがお誘いいただいて飲みの席にちょっとおじゃまする。ふと気づくと、一緒のテーブル囲んだ4人の男優さんがそれぞれ共演したことのある人だった。ジャンカルロ・ナンニ演出の「かもめ」、キラリふじみの「大恋愛」、東京デスロック「東京ノート」、SPAC「室内」。人に歴史ありだなぁと思う。人ってつまり私ですが。


11/16/2013(土)

集合時間を勘違いして、とんでもない時間に目覚ましをかけていた。壮絶に巻き返して、少々の遅れで到着。吉祥寺シアターで「もう風も吹かない」の場内案内係をする。昼、夜。


11/15/2013(金)

バイト関係の事務処理を少し。そして、学校の課題をやり始める。やっぱり会話の翻訳は楽しいわね、字幕を作る過程よりも吹替台本のほうが私はとっつきやすい、ということが、今期わかってきた。演劇の台本と形式が似ているし、話し言葉だし。

さて、明日も吉祥寺シアターで「もう風も吹かない」の受付業務などをします。何を着ていこうかしらね。


11/14/2013(木)

青年団公演「もう風も吹かない」の手伝いをしに吉祥寺シアターへ。劇場内で、お客様のご案内など。そして結局昼も夜も公演を観劇。初演のときのことを思い出したり、ジェスチャーと台詞について考えたりしながら見る。自分の劇団の公演でも一人の観客として見られる場合もあるんだけれど、今回は、作る側の一員としてばかり考えてしまった。俳優としての自分の興味が、以前とは何かしら変わってきてるってことなんですかね。

友だちと終電近くまで飲んで、帰宅。


11/13/2013(水)

朝の半身浴をしながら、今日の仕事の準備。こんなに覚えられる自信がなかったけれど、こないだ「ためしてガッテン」で、場所と結びつけて記憶するとよく覚えられると言ってたのを思い出し、活用してみたらなかなかうまくいった!

もう少しビジネスっぽい服装で来てくれとゆうべメールが来ていたので、がんばってビジネスっぽそうな格好をして出掛ける。きのうは短時間だったけれど、きょうはびっしり6時間。へろへろになって帰宅。


11/12/2013(火)

新しい仕事(2日間)の初日。さくさく終わらせて学校。

学校。他の人の提出した課題を見て、自分がブレスの切り方がおかしかった(切りすぎ)ことに気づく。なんでこうなっちゃったんだろうかなぁ。


11/11/2013(月)

朝食(昼過ぎですが)に中華まん。皮をあらかじめまるく伸ばさなくても、まんなかに冷凍した具をのせて押し込みながら包むようにすると、きれいに包めた。予想通り! 追加で、つぶ餡と黒ゴマを混ぜた具も作って冷凍。これからしばらく中華まん食べ放題だ。

学校の課題は、直しても直しても直したくなってきりがない。提出期限までまだ11時間くらいあるけど思い切って提出。


11/10/2013(日)

仕事の翻訳、めどがつく。

夕方、バイトの打ち合わせ。1つ1つ物事が前に進んでいく。

たびたび作っている、なかしましほさんの中華まん。ときに具がたくさん準備できちゃいすぎて、そういうときは1つ分ずつ丸めて冷凍してたんだけど、どうも冷凍されたかたい具のほうが包みやすいということがわかってきたので、きょうは、具だけたくさん作りおきする、というのに挑戦する。タマネギと豚挽き肉を炒めてジャガイモ(ゆでてつぶしたもの)とあわせたのと、つぶ餡とカボチャ(ゆでてつぶしたもの)をあわせたのの2種類。冷凍室が中華まんの具でいっぱいになる。


11/09/2013(土)

デスクトップパソコンがこないだからどうも調子がおかしくて、だましだまし使ってたんだけど、どうやら本格的に不調のようだ。

学校の課題をやって、仕事の翻訳をやって。背中がバリバリ。昼夜逆転。


11/08/2013(金)

学校の課題に取り組む。先週は家族の会話だったけど、今回は、「昔々、勇敢な騎士がいた」みたいな語りで、ちょっととっつきづらい。始めるまでにぐずぐずぐずぐずしてしまった。今、映画の吹替の翻訳の勉強をしているんだけれど、字幕翻訳とは違うところが気になってくるのが面白い。


11/07/2013(木)

小雨降る中、横浜へ。映画の撮影です。なんかしっかりした人の多い現場だった。私は1日で終了。

夜は夫とかめや。


11/06/2013(水)

BeSeTo演劇祭のソン・ギウン作・演出・出演「多情という名の病」観劇。なんだこれー。すごい。ソン・ギウンが、自分の話をするんだけど「僕は俳優じゃないので」と言ってソン・ギウン役の俳優を連れてくるところから始まる、ソン・ギウンの物語。

「友だちから聞いた話なんだけど」ってって自分のことを話すってパターンがあるけど、これは、「自分の話です」ってってフィクションを展開するパターンだよね。彼女との別れ話の再現リーディングシーンで舞台中央でただじっと前を向いて立っているソン・ギウンさんの俳優っぷりにしびれる。


11/05/2013(火)

昼前、歯医者。奥歯の詰め物が取れてたのを詰めなおしてもらう。

午後は久しぶりにアゴラに行き、交通費の精算だとか勤務表の記入だとか細々したことを片付ける。久しぶりに東大のカフェにも寄るが、さっき伊東屋で買ってきたノートが、使用目的にあわないものであることがわかって、なんだよーここでノートをまとめようと思ったのにさ、とちょっとすねる。

そして稽古場で、1時間と少し、一人で身体を動かす。一昨日の森川クラスの復習など。

夜は、学校。「あえて」こだわった部分は、おおむね、直されたり、気をつけるよう指摘されたりした。あと面白いなと思ったのが、台詞が長すぎると(早くしゃべらないといけないので)声優さんが感情を込められない、みたいなことを言われたこと。私は、ゆっくりしゃべったり母音を伸ばしたりすることで感情込めてほしくない翻訳者なんだな、と思ったことでした。いいよどみとか音の高さとか間とかでやってほしい。でもまぁそれにしても、もうちょっと短くしたほうがいいってことだなきっと。


11/04/2013(月)

バレエ教室の発表会を見に行く。友だちが出演しているので。

第一部が、「バレエ(パ・ド・トロワ)を見てた女の子二人が、誘われて習いに行って、最後はおねえさんにかわって自分たちがパ・ド・トロワを踊る」というストーリーで、小さい女の子がこれ見たら、そりゃバレエ習いたくなるだろうね、というつくりになっていた。これ以外の演目でも、4歳とか5歳みたいな子たちが、大きい子が2回転するとこを1回転するみたいな微妙にちがう振り付けで一緒に踊っていた。リスの耳としっぽつけて舞台を駆け抜けて拍手浴びてってこの経験を、この子、ずっと覚えてるのかな。そういうので始まる人生って、なんだかうらやましいような気がした。あ、でもあれか、私も4歳からピアノ習ってて、それこそ片手で弾くみたいなときから発表会出てたんだったわねそういえば。

とにかく、バレエ発表会なんて、30年振りくらいに行ったんじゃないかな。30年前は、出演していて、大人クラスの5人で1曲踊ったんでした。

帰宅して、明日正午提出期限の学校の課題をやっていたら午前6時を過ぎてしまった。


11/03/2013(日)

メール書いたりなんだりして、ギリギリの時間にいえを出る。GAGAのクラスです。同じインストラクションを聞いて動いていても、人によって可動域がずいぶん違うよね。身体についての意識もずいぶん違うんだろうな。

続いて、しばらく振りの森川クラス。初めてのことを、目をつぶって一人でやるのは、独特のむずかしさがある。いつもは無意識に周りの人にあわせているんだけど、そういうのがないから、どこまで自分にきびしくできるか、または甘くなってしまうか、本当に自分次第だものね。後半も、今日はうまく行かないことが多くて、しょんぼりしてクラスを終わる。こんな日もあります。

さらに引き続き、池田扶美代ワークショップのショーイングを見る。終わったあと、池田扶美代さんが前に出て、少し話したり質問に答えたりしてくださったんだけど、観客の何かの質問に対する、「(どういうことなのか、なぜなのか、というようなことを)説明しないとわからないことって、説明してもわからないと思うの」という答えが、ずっしり響く。


11/02/2013(土)

見たい演劇公演もダンス公演も参加したいワークショップも全部やめて、いえで過ごす。

モンブランを作るために準備した、普段常備しない食材(牛乳、卵)があったので、なかしましほさんのパンケーキを作った。ちょっとねばりが強くなりすぎたけれど、美味しく食べる。

そして時折、きのう見たダンスを反芻している。


11/01/2013(金)

午後、銀座で観劇。

夜、横浜でダンスを見る。中村恩恵+岡 登志子+内橋和久『眩暈』。友だちのすすめで見に行った。どなたも初見。ものすごくオススメされたので、もし面白くなかったらどうしようかと心配したくらいだったけれど、開演時からひきこまれて見てしまった。不思議な体験。まず第一に音楽。私は音の許容範囲が狭く、あんまり大きな音や高い音は苦手なんだけど、どちらかというとそういう苦手分野の音楽なのにこの公演の演奏はちっとも苦にならず、むしろ心地良かった。ダンスも、心地良かった。見ていて、勝手に私の中で、ダンスと関係あるかもないかもしれない物語が展開していった。照明も、明滅したりなんだり派手は派手なんだけれどしっくりきた。こういう感じのダンス公演って私にとっては初めてだった。音楽も照明もダンスも、押し付けがましいところがない、というのが共通していたのかな、と思った。


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