つれづれなる日々

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2014年11月の日々


11/30/2014(日)

いえの近所の美容院に、初めて行ってみた。値段もカットもリーズナブル。ただ、店長さん(私の髪を切ってくれた人)が常にまわりのスタッフの動向に気を配っていて、カット中に「ちょっとすみません」とスタッフに注意をしに行ってしまったりなんだりで、私は少し落ち着かなかったです。あ、そうだ、渡された雑誌が、オレンジページとOZマガジンと家庭画報で、このチョイスはなかなかいいねと思いました。ゴージャスなファッション雑誌とか持ってこられると困るんだ。

昼間気持ちの沈むことがあったので、髪を切って気分が変わってよかったです。


11/29/2014(土)

友だちに誘われ、日芸洋舞コース2年生の「DANCE PERFORMANCE〜シンメトリー形式による創作〜」を観劇。学生さんの作った10分ほどの短い作品の発表が次から次へと続く1時間。まずは13時からのプログラムB。そして、15時からプログラムA。ダンスをつくることについて、振付について、他の人の振付を踊ることについて、照明のこと、衣裳のことなど、いろいろと考えさせられた。特に、作品の終わらせ方について。唐突すぎず、説明しすぎず、余韻を残しながら、たしかにここで終わりだよなというタイミングで終わるのって、本当に難しいんだなぁということを思った。

友だちのお母さんに、帰りの学バスのチケットをいただいた。ありがとうございます。

夜は、映画美学校平田オリザゼミの創作発表を見に行った。映画美学校の修了生だから、こういうののお知らせが来るんですよ私んとこへ。

4班それぞれの発表を見て、構成など興味深いところは多々あれど、どうしてみんなコミュニケーションが薄いのかな、最近の人たちはああいうふうに会話するのかなと不思議に思った。コミュニケーションが薄いとはなんか変な言い方ですが、相手に働きかける力が弱く、聞き返すとか無視するとかいう方向に進むんじゃないかなと思うような場面でも、滞りなく話が進んでいくんです。そういうこと。でも後で平田オリザの講評やそれについての受講生の話を聞くと、どうもそれは意図した結果ではなく、いったん作った台本を稽古の過程で直していく、というとこにあまり時間が掛けられなかったせい、のようだった。


11/28/2014(金)

午後、バイト。ゴム印押したり、封入物を三つ折りにしたり、封筒の糊付け。

夜は、アーキタンツで「テラスキニ」を見た。昨年なんの予備知識もなく見た初演のインパクトとは違う、じわじわ来る楽しさがあった。


11/27/2014(木)

KAATにて東京デスロック+第12言語演劇研究スタジオ「カルメギ」観劇。ソウルでの初演も見ているが、あのときは日本語字幕がなかったので、動きや表情はばんばん伝わってきたけれど内容の細かいところは理解できていなかった。今回、日本語字幕付きでこの作品をもう一度見ることができて、本当に良かった。また、お母さん役のソン・ヨジンさんが、日本語の台詞がたくさんあって、ソウルで拝見したときには、韓国の観客が字幕で見るなら大丈夫なんだろうけれど日本の観客にリアルに見えるだろうか、と少し心配に思ったんだけど、日本公演では日本語が本当にじょうずになっていて、すばらしかった。ご本人の努力も賞賛に値すると思うし、何より、だれに見せるのかということを真剣に考えているプロダクションであることにむちゃくちゃ共感を覚えた。

韓国の友人たちと久しぶりに会って話せてよかった。


11/26/2014(水)

雨。

午後、事務のバイト。DM発送準備で、ひたすら封筒の糊付け。アラビックヤマトで。せめてスティック糊を導入してもらえないかと以前言ってみたんだけど、予算がなくてダメと言われたのよね。アラビックヤマトを過不足なく塗布するには技術が要る。はみ出すと封筒同士くっついてしまうし。そんな私たちの技術力に支えられて、着々進む事務作業。

その後ダンスクラスに行くつもりで着替えも持ってきていた。しかし、首の右側から肩甲骨まわりの痛みがだいぶあり、まっすぐ帰宅。まぁたぶん、それだけじゃなくいろいろ理由がある。雨とかも含め。

タマネギとニンジンと豆腐の味噌汁、モロッコインゲンの白和え、オートミールクッキー(これはデザート)を作り、作りおきの玄米ご飯のゆかりおにぎり(まん中にクリームチーズ入り)、ポテトサラダ、ダイコンサラダと共に食す。いろんなものをちょっとずつ。

それにしても右側の首と肩が痛い。膝はもう平気。


11/25/2014(火)

左膝が痛む。きのう2時間歩いたせいか? そういえば昔、ジョギングやきつめのウォーキングをしてた頃はときどき片膝が痛くなってたっけ。今年ヨーロッパで1日2時間も3時間も歩いたときは平気だったんだけどな。

朝のジャイロキネシスクラス。「まねしてください」と先生が言う。真剣に先生を見ないとまねできない。日野先生のワークショップに初めて参加したときのことを思い出す。

久しぶりに会った友だちとランチ。の後、わかれて、郵便局から荷物を発送。


11/24/2014(月)

ジェコ・シオンポ「STAY or GO」。根岸駅からマイクロバスに乗って行く公演。塩の山とか、窓にはりつく動物のようなダンサーとか、楽しい興味深いことはあったんだけれども、ヘルメットをかぶってバスに揺られて少し酔ってしまったようで、あまり気分がよくなかった。塩の説明をしてくださった国際埠頭の方は感じが良かったけれど、その人以外の進行的なことを担当していた人たちのクールな感じが、私にはホスピタリティーの欠如のように感じられて、あまり「乗って」いけなかった。そういうこともあると思う。もっとガッツリ、ダンスを見たかった、とも思う。

本牧のどこかで解散になり、「ここからはバスでお帰りください」と言われるも、もう、ちょっと今日はバスには乗りたくなかったので、だいたいの方向を確認し、徒歩で港のほうを目指す。山下公園から象の鼻テラス(ソフトクリームを食べるつもりだったが、値上がりして400円だったので、やめた)、そして日本大通り駅から電車で帰宅。

土曜に歯医者に行ってから痛んでいた右下奥歯が、もう痛くなくなった。噛んでも平気。


11/23/2014(日)

昼は、ラバーズユーのカフェ公演「流奈詩集」へ。ずいぶん前からお誘いいただいていたんだけど、今回やっと行けました。舞台上で、どの人も、自分一人でがんばらないで、言葉も動きも目の前の相手とやりとりしていた。そのことと、脚本・演出の冷静さ(というか、押し付けがましくない、説明的でない、ということ)が、私は良いと思った。

夜は、千歳烏山のスタジオGooでインスタレーション×パフォーマンス「S(ymphonic F)eeling」。の前に千歳烏山の街を1時間ほど歩く。スタジオの中に、迷路のような、隠れ家のような舞台美術(?)が建て込まれていて、ダンスが見えたり見えなかったりするのを、移動したり座り込んだりしながら見る公演。


11/22/2014(土)

朝、歯医者。この医院にそもそも行ったきっけとなった右下奥歯の治療。これまで何十年かの間、歯医者さんで治療中に口中に溜まる水で喉が詰まるとゴクリと飲み込んでいました。そうしないと息ができないと思い込んでたんです。ところが、きょうの治療中に、
「飲まなくていいんですよ」
「だって、息ができなく……、あ、鼻呼吸だから、息はできるはずですね!」
と気づきました。まだ意識しながらでないとうまくできませんが、頑張ります。

夜は再びCo.山田うん「ワン◆ピース 2014」「十三夜」。今日は椅子席5列目中央辺りで。

そうだ、きょうはベルトも買ったんでした。1カ月ほど前からいえの中で行方不明になっていて、不便な思いをしてた。最近よく歩くようになって、ズボンがずりおちるのが本当にやっかいに感じるようになり、歩いてる途中の百均で探してみたら皮のしっかりしたのがあり、これを108円で買ってはいけないのではないかと思いつつも購入した。


11/21/2014(金)

ウォーキング1時間半。こないだ見つけた豆腐屋でがんもどきと厚揚げ(生揚げと書いてあった)も購入。

Co.山田うん「ワン◆ピース 2014」「十三夜」をシアタートラムにて。椅子最前列上手ブロック通路から2席め。直前の桟敷席にお客さんがいなかったこともあり、床も舞台も近くから良く見えた。ただ、「ワン◆ピース」では電話ボックス様の可動式の装置があり、それにダンサーが一人一人入って横に5人並ぶシーンでは4人しか見えず、少し残念だった。

「十三夜」は、見るところがたくさんあって、この作品は最前列じゃなくもっと後ろのほうの席から見たかったな。

ずいぶん前に茅ヶ崎で「春の祭典」を見て以来のCo.山田うんでした。


11/20/2014(木)

雨。

食料品の買い物の必要があり、夕方外出。子供の頃、一日いえの中にいると祖母に、うちの中にばっかりいては「毒だ」、少しは外に出ろ、などとと言われたことを思い出した。

五目豆を煮る。大豆、シイタケ、ニンジン、レンコン、コンニャク。

2、3日前から、映画美学校の字幕翻訳講座のノートのまとめをしている。第8回くらいまでは通ってる最中にまとめてたんだけど、その後、授業のメモを取ってそのまま放置してた。2012年の春からの講座だから、2年半も前なのか。


11/19/2014(水)

ウォーキングに行ったついでに買い物もしたいけど、そうすると荷物を持って歩いて帰るのがやっかいだ。と最近思っていて、去年静岡に滞在してたときはたくさん歩いてたけどどうしてたんだっけと思い出してみると、あの頃はリュックをしょって歩いていたんでした。その後ファスナーを壊しちゃって、今年はずっとショルダーバッグを使っていた。そうだ、リュックなら両手があくからウォーキングもしやすい!と、たぶん半年以上放置していたリュックのファスナーを修理店に持っていったら、ものの3時間ほどで「修理できました」と連絡がきた。こんなあっけなく直るものを、なぜこんなに長く私は放置していたんだろう。

昼間、1時間半ほどウォーキング。おととい行った方面をめざすも道がわからなくなり、適当に引き返す。途中に自然観察林のようなところがあり、遊歩道がしきられてはいるんだけれど人影もなくちょっと怖かった。電車の線路からすぐのところなんだけれども。

夜は、シアターグリーンで「動物紳士」を見る。整理番号2番を持っているのに池袋駅から道に迷って開場時間に遅れ、整理番号20番台の人たちと一緒に入場。森川弘和vs.杉山至、というサブタイトルにウソはなかった。バーサス感が満載だった。


11/18/2014(火)

きょうのジャイロキネシスクラスは、割と大人数だった。初めて行った友だちが、背中が軽くなった、指もほぐれた、と喜んでいた。

アマゾンのデジタルミュージックストアで、くるみ割り人形の「ロシアの踊り」を買う。1分の楽曲が、100円。それと比べたら、ラヴェルの「ボレロ」15分で500円はけっして高くないはずなのに、なぜ躊躇してしまうのか。そもそも値段は長さに比例すべきなのか。


11/17/2014(月)

昼夜逆転。摂食中枢も変。

夕方、50分ほどウォーキング。今年初めて、毛糸のマフラーと指なし手袋を着用する。個人商店の豆腐屋さん、安価な美容院など発見。小田急線2駅分歩いて、電車に乗って帰る。

夜、鞍掛豆をゆでる。小豆も煮る。


11/16/2014(日)

手書きメモ用アプリでお絵かき。そういえばしばらくへろへろした絵を描いていなかったな。

図書館で、「ムーミン谷への旅」を借りてくる。トゥーリッキ・ピエティラのことが「親友」と書かれている(ウィキペディアでは「私生活のパートナー」。先日のトーベ・ヤンソン展でも「後半生のパートナー」みたいな説明になっていたと思う)。20年前の本だった。

おやつ菓子パンの試作。このレシピを元にしました。

  1. 強力粉200g、きび砂糖小さじ2、塩小さじ1/2、ドライイースト小さじ1をボウルに入れて混ぜる
  2. 水130ccを加え、一つにまとめ、こねる(押しつけたり、ひっぱったり、たたきつけたり)
  3. まるめてボウルに入れ、ラップをかぶせ、あたたかいところで1時間ほど置く(2倍にふくらむまで)
  4. ガス抜き(つぶしてまるめなおす)し、もう一度ラップをかけて、15分ほど置く
  5. 打ち粉をしたまな板の上で、長方形に伸ばす
  6. ジャムをぬり、きざんだクルミを散らす
  7. 太く短く(つまり、「細く長く」の反対)巻き、巻き終わりを下にしてしばらく置く
  8. 6等分に切る
  9. 切り口を上にして、クッキングペーパーを敷いたフライパンに並べる
  10. ふたをして15分置く
  11. 弱火で焼く
  12. 底にきれいな焼き色がついたらクッキングペーパーの上に裏返し、裏面も同様に焼く


11/15/2014(土)

フェルデンクライスのグループレッスン。2回めだけど、1回めはいつだったっけね。随分前のように思う。言葉での指示に従って身体を無理なく動かしていく。前回もそうだったけど、意識が低下して、眠ってるわけではないけれど閉じた目の裏にいろんなものが見えてくる。

右肩の痛いのが治れば良いなというスケベ心もあったんですが、その点では、そんな奇跡のようにぱっと良くなることはありませんでした。


11/14/2014(金)

白神ももこ演出・振付の「春の祭典」を見る。ダンサーがかっこよかった。前から好きなダンサーさんたちが活躍していて惚れ直す。冒頭の大人数のシーンで人や色や動きのパワーに圧倒されて涙が出た。こういった彩度の高い衣裳の多人数シーンでユニクロっぽさを感じなかったのは初めてだ。


11/13/2014(木)

整体へ。肩が外れそうな感じがまだあるし腕を上げるとポキッといったりもするので、私はやっぱり何か骨とか関節の問題じゃないのかなと思うんだけど、先生は、これは筋肉だとおっしゃるのよね。まぁでも、だいぶよくなってきてはいるように思う。特に今日の施術後すぐは、痛みもなく、背中があたたかく、良い感じだった。姿勢よくして、早く治そう。

バナナケーキ試作その2。

  1. バナナ5本をざくざく切っておく。
  2. 薄力粉60g、全粒粉60g、きび砂糖50g、ベーキングパウダー小さじ1をボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
  3. 油60ccを加え、混ぜる。
  4. プレーンヨーグルト120gを加え、混ぜる。
  5. バナナを加える。ゴムべらで混ぜる。
  6. 内径22cmのフライパンにクッキングシートを敷き、生地を流し入れる。
  7. ふたをしてごくごく弱火に掛け、底面がきれいに色づくまで焼く。
  8. 上面にクッキングシートをかぶせ、ふたをしてフライパンを上下逆さにする。とふたの上にケーキが乗るので、いまや下となったクッキングシートの端を持って持ち上げ、フライパンに戻す(さっきまで上だった面が底になります)。
  9. ふたをして、ごくごく弱火のまま、新たな底面もきれいに色づくまで焼く。


11/12/2014(水)

昨日の尾辻克彦芥川賞受賞挨拶について。書き抜いてきた(写真撮影禁止だったので。)ものを読み返していたら、「さっきからずっと上がりっぱなしなんですけど」という部分があることに気づき、気持ちが高ぶる。言いよどみ、言いなおしだけでなく、受賞スピーチをしているときの自分の感情も先取りして書いてあるではありませんか。人は演じる生き物である。

午後は、いただいたチケットでそごう美術館トーベ・ヤンソン展へ。ムーミンの原画が小さなペン画なことに軽く驚く。油絵作品や幼少時の絵、「ホビットの冒険」や「不思議の国のアリス」の挿絵など、予期していなかったものを見られたのもよかった。トゥーリッキ・ピエティラ作のジオラマ(?)のおおざっぱなところはおおざっぱな作りがなんだか楽しかった。発泡スチロールを削っただけみたいなにょろにょろ(赤い目が怖い)とか。トーベ・ヤンソンの描くチェシャ猫、良かったなぁ。口角がちょっとだけあがるというかゆがむというかしてるだけなの。

右肩の痛いのは、ずいぶんよくなってきた。肩凝りはもうずっと前から鉄板のような肩凝りなんだけど、先月下旬に唐突に右肩が痛くなった。凝り固まって痛い感じは、先々週整体院に行ったらすぐに治った。だけど、肩が抜けそうな、関節がうまくはまっていないような感覚と痛さはまだ続いている。とはいえ、先週、今週と、ジャイロキネシスのクラスに行ったあとに一段階ずつ調子が良くなってきているように思う。はやく治れ〜。


11/11/2014(火)

朝、ジャイロキネシスクラス。知り合いのダンサーさんとばったり。

午後は町田市民文学館で「文学と美術の多面体展 赤瀬川原平×尾辻克彦」。赤瀬川原平と尾辻克彦が同じ人ということも知らずに見た。いろいろと見所あり。今日は時間がなかったので、会期中もう一度行きたい。芥川賞授賞式挨拶の直筆原稿がすごかった。スピーチ原稿なんだと思うんだけど、つまりしゃべった記録ではなくてしゃべるための原稿なんだと思うけど、言いよどみ、言いなおしが最初から計画され、推敲によってさらに付け足されている。現代口語演劇の脚本のようで、これにはとても驚いたし、我が意を得たりという気がした。たとえばこうです。「私はあのう、文章を書くのは、あのう、発端といいますのは、自分が画家であるという意識の、がありまして、それのあのう、重圧が、」。「意識の、が」ですよ。即興だから臨場感があるのではない。よく想像し観察して書かれたよい脚本が臨場感を生む。ということ。

その後、路上観察学会分科会に参加。友だちがフェイスブックで、こういうことをやるので興味のある人一緒に行きませんか、というようなことを書いていたので行ってみたら、思いのほか内輪で小ぢんまりした集まりでした。ときどき小雨の降る中、3人で町田の街を歩く。


11/10/2014(月)

午前中、バレエクラス。先週初めて行ったスタジオで、今日は友だちも来るという。余裕をもって行くはずがお風呂でゆっくりしすぎてギリギリに到着。友だちは子供(ゼロ歳児)を連れてきていた。クラスが始まるまではおとなしくしてたのに、始まるとぐずり出す。友は、抱っこ紐(紐じゃないけど)で赤ちゃんを胸に装着して赤ちゃんごとプリエをしていた。後半はスタッフの人が赤ちゃんを見ていてくれた。

腕の角度とか、肩を下げるとか、おなかをどうするとか、気にしなきゃいけないことが沢山あって目まぐるしい。でも、気にすることで身体の感じがかわるのは実感できる。いつのまにか適当になってしまわないように気をつけよう。生徒3人で小ぢんまりと落ち着いた良いクラスだったけれど、最後のほうで私は動きができなくて立ち往生してしまったところがあった。「動きを覚えるのに時間が掛かる」「理解してからでないと身体が動かない」というのが私の弱点だ。弱点だ弱点だと言ってるだけじゃダメなんですが、とにかく今日は、終わりの10分くらい私はダメダメでした。

帰り道に気づいたんだけど、先週はこのスタジオに初めて来たとき、「自然光が入って気持ちがいい」「首都高が目の高さにあるって面白い」と思ったのに今日はもうそのことを当たり前に受け止めて気にも留めていなかった。陽の当たった床が当たってないとこと違って暖かい、というのだけが新しい感覚だった。慣れる、ということについて、考える。

夜は、飲み会。友だちが「玉やに行きたい」とツイッターで言い、それに応答した人たちが集まった。総勢8名。よく知ってる人や、顔は知ってる人や、初めましての人。こういう集まり方も楽しいなと思う。穂村弘のエッセイを読んで「この人はわたしなんじゃないか」と思ったと言ったら、自分もそうだという人が何人もいて驚いた。


11/09/2014(日)

9月のパリ行き直前にiPad miniを入手して、キーボードというものからすっかり遠ざかっていた。今日ようやく、文章を書きたくなってきて、ノートパソコンで日記をまとめ始めた。


11/05/2014(水)

交通費の精算その他をするためアゴラに。久しぶりにあった人に、きょうは美人だねと言われる。きっとアイラインのせい。

夜は東大のクィア理論入門公開講座第1回へ。本当に何も知らないので内容がわからないというのは予想していたとおりだけれど、それ以前の学術研究的な言葉づかいや構成のしかたの部分が、私には、疎外感を感じるほどに新鮮だった。このアウェー感、久しぶり。あぁ、私の知らないこういう世界があるんだなぁ、と思うことは、楽しいです。今日はやはり実り多かった。資料を調べてわかることは自分で勉強して、次回また講座に参加しようと思います。

でも、耳で聞く講座としては、漢字熟語が多いのは気になる。内容がわかっていないから余計にそう思うんだと思うけど、「しこうする」「どうていする」「しいとえいい」って、漢字を目で読むんじゃなきゃわかりにくいと思う。


11/04/2014(火)

数日前ツイッターで知ったガラスの展示を見に行ってみた。初めてのギャラリーで、地図と番地を頼りにぐるぐる探して行き着いた。数名のガラス作家の合同の展示で、思ったより小規模、思ったより内輪感つよかった。でもギャラリーってとこは私にとってまだまだ未踏の地であり、これからも臆せずいろいろ出掛けていこうと思っているので、こんなことでひるみません。


11/03/2014(月)

朝バレエに初参加。バーレッスンまではなんとかかんとかついていく(ついていけてるのか?)けど、振り付け的になってくるととたんに苦手意識でいっぱいになる。先生は、たとえば「そこで、右脚を膝裏につけるだけ」と言うんだけど、そのとき左脚軸で前に回るのか後ろに回るのか私は混乱してしまう。

友だちとランチしていえに帰ったら3時を回ってた。


11/02/2014(日)

神楽坂セッションハウスで川口隆夫さんの「少年」再演見る。他のダンス2作品との3本立て。映像と音楽が同時スタートする冒頭で、客席後方から「せーのっ」というウィスパーが聞こえたよ。オペ席だね。

夜は、アンサンブル・ゾネ「迷い」。思いがけなくいろんな知り合いと遭遇。


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