つれづれなる日々

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2013年9月の日々


09/30/2013(月)

明日ロシア公演に出発するので、アゴラで劇団の荷造り。寒そうなので、風邪薬を忘れずに補充。

夜は、KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』を、満席のためオペ席の隣から見せていただく。仕掛けの見切れちゃうのが多くてすみませんとカンパニー(?)の方から言われたけれど、前に映像で一度見ている作品でストーリー的なことはもともとわかっていたので、そんなに嫌じゃなかったです。むしろ、ハイテンションで会話を続けながら冷静に段取りをこなしていく出演陣を、俳優として楽しませていただきました。すごい技術とすごい熱量だった。


09/29/2013(日)

空港バスの予約をしたり、ブーツの底を張り替えてもらったり。気が付いたら踵の、ゴムんとこだけじゃなくその上の木のとこまですりへっちゃってたから、直してもらえなかったりずいぶん高くなったりするかと心配していたんだけど、そうでもなかった。1足が2,500円、もう1足が2,000円だった。仕込みのときかなんかに釘が刺さった穴も埋めてもらった。

私は靴の外側がすり減りやすい。張り替えてもらったのを機に、バランスのよい歩き方を心がけよう。先日のキノコのワークショップでも、1つの大きなポイントが「ちゃんと立つ」ということだった。足裏のエクササイズとか、重心の位置とか教えてもらった。ドタドタドスドスしないで歩こう!

夕飯に、久しぶりになかしましほさんの中華まんを作った。久しぶりなので手際が悪く、うまく包めなかったけれど、美味しくできた。皮のもちもち感がなかなかだった。おかずは、煮物(豚肉、ニンジン、サトイモ、ネギ、ちくわぶ)。2011年3月の震災のあと、スーパーから米もパンも麺類も小麦粉も天ぷら粉もなくなっちゃって、唯一買えた炭水化物がちくわぶだった。そんなことを思い出す。

モスクワ行き私物の荷造り、最終段階。ヨガマットの重量が1キロもあって驚く。


09/28/2013(土)

朝から、歯医者。詰め物がとれちゃってるのを詰め直してもらう。もう1本は次回に。

そうだ今朝10時予約開始だった、と気づき、急な坂スタジオの『つれなくも秋の風』の予約をした。昼頃。まだ大丈夫だった、よかった。

夜は、タバマ企画の来週の公演の通し稽古を見せてもらいに行った。来週小田原で公演があるんだけど、私はアンドロイド版「三人姉妹」のモスクワ公演があって行けないので。ダンサーとミュージシャンによる躍動感ある舞台。一緒に踊っているような気持ちで見ていた。


09/27/2013(金)

久しぶりに予定のない日。家にある材料で、水っぽいカレーのようなものを作ったら、けっこう美味しくできた。

そろそろ本気を出してロシア用の荷造りをする。今回、1つのスーツケースを2人で使うことになっていて、私のスーツケースは6.8キロなので、最大OKな重量23キロからスーツケースの重さを引いて2で割った8.1キロが、持っていける私物(受託手荷物)の総量だ。衣類だけで結構そのくらいいっちゃうのね。


09/26/2013(木)

ハイバイ「月光のつゝしみ」をKAATで観劇。帰りに、横浜駅の地下街でタンメン。ホール(っては言わないかな?)係の人が、きびきびと気持ちよく、コップの水なんかもすぐにつぎに来てくれて、感じの良い店だった。でも、特に美味しいとは思わなかったんだけれど。

夜は五反田団「五反田の朝焼け」をアトリエヘリコプターで。


09/25/2013(水)

予約取置の書籍を自宅最寄りの図書館で借り出してから、「The Quiet Volume」という作品?イベント?のため、東京都立中央図書館に向かう。有栖川公園の中にある図書館。この辺りって、2011年の4月に友だちと歩いて以来じゃないかな来るの。あんときは桜が咲いてたっけね。

「The Quiet Volume」は、図書館の中で、もう一人の参加者と二人で、ヘッドホンの指示に従って本を読んだりなんだりするというもの。以前横浜の伊勢崎町モールで参加した「サトルモブ」も、こういう感じのものだったな。でも、今日のは、あまり「乗れ」なかった。「静かだと思った図書館が、じつはそれほど静かでないことにあなたは気づく。足音や、息遣い、ノートパソコンのキーボードをたたく音、壁の向こうの話し声……」とか言われても、ヘッドホンしてるわけだからね、まわりの音は入ってこないのよ耳に。声自体も結構大きな声で、ささやくというより、「私は、今、ささやいているんです」という演技のように感じられたし。ナレーションの内容が「図書館一般」のことでありいま私のいるこの図書館の現在の状況と微妙にくいちがっていることも、興ざめに感じてしまう原因となった。もう一人の参加者が、おだやかで落ち着いた感じの良い人だったので、一緒になにかするのは嫌じゃなかったけれども。そして最後、「1分ほどしたらあなたはここから立ち去る」という指示が出た途端に頭の中で数を数え始めた自分に自分でちょっと笑ってしまった。でもまぁ、おおむね、普段俳優としてやっていることと、似ていたとは言えるかもしれない。他人の指示にしたがって行動をするってところが。

そのあと、きのうと同じく駒場東大前でワークショップ前の自主練してから、キノコメソッドワークショップへ。今日は受講者5名。昨日と重複する内容も多かったけれど、ポイントがわかりやすく、興味を持って取り組みやすかった。組んだ相手だったり、そこにある物だったり、または今いるこの空間――そういったものすべてが、「私」が出会うべき「他者」であるということを再確認する時間だった。


09/24/2013(火)

アゴラで、来週のモスクワ行きに向けて、生活班で持っていくものの準備。あると思ってたものが見つからず、関係者にメールで問い合わせるなど。

そのあと、今日は夜珍しいキノコ舞踊団のキノコメソッドワークショップなので、自主練。自主練とかいうほどのものでもなく、アップですけれども。あのワークショップで習ったこと、このワークショップで習ったことをやってみる。あのときできなかったあれに挑戦したり。そして勢いあまって、開始1時間前に着いてしまい、ロビーで待つ。

初めて参加するキノコメソッドワークショップは、本日、受講者2名。しかも、知った顔。半年くらい前からダンスワークショップでよく一緒になる人。会えば話をするのに、まだ名前も知らなかった。ワークショップ終わって帰り道に、お互い初めて名のりあう。

夜、眠れないので「ヒストリエ」を1巻から読み返してしまった。6巻の途中まで。


09/23/2013(月)

髪を切りに行く。抽象的なことだけ言ってお任せしたら、けっこうばっさり切られた。ずいぶんウェーブが残ってるので、前にかけたパーマがまだもってるのかと思ったら、これは私の髪の癖ということだった。こんなにくせっ毛だったかな?

友だち(きのうとは別の友)とお茶。相談ごとを相談したり、近況についてはなしたり、「即興と科学 グッド・タイミング」のヒントをもらったり。
「砂糖断ち、今もしてるの?」
「なるべく摂らないようにしてる」
という会話の直後にホットチョコレートを注文したのにはビックリしたけどね。きのう、今日と、ひととたくさんはなして、気分よし。


09/22/2013(日)

昨日に引き続き「即興と科学 グッド・タイミング」の、打ち合わせというかリハーサルというか。質問の決まっているインタビューを繰り返す。質問に答える私のほうはその都度答えが違っても良いというルール。「その瞬間その瞬間の素直な反応」を追求するのか、「初めてその質問を聞いたときに受けた印象」を再現するのか。リハーサル中はその焦点が定まらず、とにかく試行を繰り返している感じだった。

あとになって、ふと、「インタビューを受けるたびに、15分前にタイムスリップする」つもりでやるってことなのかな、と思う。

偶然会った友だちとお茶。2時間ほど。


09/21/2013(土)

河村美雪さんと、「即興と科学 グッド・タイミング」の打ち合わせ。


09/20/2013(金)

スーパーチャンネルで「新スタートレック」第1シーズンのLonely among Usを見る。ずいぶんと「宇宙大作戦」っぽいね今見ると。そして、シャーロック・ホームズへの言及はこのエピソードが最初だったのかな?


09/17/2013(火)

日野ワークショップ。表現塾2コマ。沖縄のワークショップに1日参加したことがあるだけ、という人が東京ワークショップ最終日の今日来ていた。でもぜんぜん臆せずに、正面向かい合いで、今のはちがった、今は正面だったと素直にすぽーんと判断できる人だった。この人をはじめ、2日間でいろいろな人と知り合うことができました。


09/16/2013(月)

日野晃先生のワークショップ。表現塾3コマ。正面向かい合いもたくさんやった。


09/15/2013(日)

芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」観劇。知らない劇団や演劇人を知ることができたのはよかった。

そして夜は森川クラス。少しだけ、ほんの少しだけだけど、手足の動かし方がわかってきた。と思う。少しだけ。


09/14/2013(土)

夜、伊藤キムさんのワークショップクリニック。終わったあとの飲み会は、同年代3人で小さく盛り上がってしまって、楽しかったけどあまりワークショップの話はできなかったわね。でも、1980年代になんの演劇を見たとかいう話、できるときめったにないからね。


09/13/2013(金)

ロシア公演のためのミーティング。台湾公演の片付け。

大崎の駅ビルで、おもちゃの銃を撃ちまくっている子供に遭遇。銃のおもちゃで遊んでほしくないなぁと思う。でもこれが、こういう黒いリアルな感じの銃じゃなくて、段ボールの手作り銃だったらどうだろか、スタートレックごっこでフェイザー(麻痺にセット)だったら嫌じゃないのか、エアー吹き矢で刺さったまねとかは自分でもやるけどああいうのはどうなのさ、どこにどういう違いがあってどこにどう線が引けるのか――考えさせられた。

夜は森川弘和さんのダンスクラス。何カ月ぶり?


09/12/2013(木)

オーディション1件あり。他のかたの意気込みにたじたじする。


09/10/2013(火)

「わたしはロランス」観劇。美しい絵がたくさんあった。決定的なことは場所的にも時間的にも画面の外で起こるので、想像力を駆使して能動的に見ないとついていけない。すごく魅力的なんだけど、たぶん私は文化的なことがよくわかっていないし、フランス語もわからないので、充分な理解はできなかったように思う。もう一度見たい。フランス語の台詞にときどき英語のフレーズが混じるのが興味深かった。カナダのフランス語ってああいう感じなんでしょうか。

夜はアゴラで新人ミーティング。私はぜんぜん新人ではないんですが、入団年で何年から何年の人と区切って行う「年代別ミーティング」のうち、今回参加できる日時がここしかなかったもので、ここにまぜてもらった。年齢の近い人同士のほうがざっくばらんにはなしやすいからという趣旨で行われているミーティングなので、ちょっと申しわけなかったです。


09/06/2013(金)

玉田企画『臆病な町』観劇。面白かった。大人のエピソードとかからませず男子中学生の話だけで突っ走るのを見たいと思った。マトリョミン演奏の手の動きと音の高低が合っていないのが気になったけど、新スタートレックの名作エピソード「超時空惑星カターン」の笛の指づかいも合ってなかったしなぁ。そういうところばかりが大事なわけじゃないしなぁ。


09/04/2013(水)

夫と、「スタートレック イントゥ・ダークネス」を見に行く。二人とも別々にすでに見てる映画なんだけども。見たと言っても私はスペイン語字幕だった(マドリッドだったので)うえに上映時刻を勘違いしてタイトル前の部分を見逃していたので、ようやくきょう全貌が明らかになるぞという気持ちだった。そうだったんだけれど、スペインで見たときの印象と異なる部分はほとんどなかった。タイトル前部分は、その後の台詞の端々から想像していたとおりだったし。

で、2度見て再確認したのは、もうこれはスタートレックの世界じゃないということ。わくわくするSFだけど。価値観のちがう相手を尊重し、理解しようとし、あるいは説得する、という良くも悪くも理想論的なスタートレックの世界ではなくなってしまっている。Prime Directiveのないスタートレックは私には魅力がない。


09/03/2013(火)

歯医者の予約にだいぶ遅れてしまった。奥歯の詰め物がとれてるとこが2カ所あるそうで、今度そこを治療することになった。


09/02/2013(月)

今月末に東京を去る友を囲んで飲む。といっても全員ノンアルコール。ソフトドリンクメニューに炭酸水があって嬉しかった。ノンアルコールの炭酸っていうと、コーラとかジンジャーエールとか、どうしても甘いものになりがちだからね。甘くない炭酸、大歓迎。


09/01/2013(日)

五反田怪団最終日。袖で聞く司郎くんの語りも、きょうが最後か。稽古、本番と聞いていて、毎日その見事な語りっぷりに舌を巻いていた。袖で待機してるから、声だけで、動きや表情を見られないのがすごく残念。

終わって、バラシと並行して打ち上げの準備して、打ち上げ。名残惜しいけど今日は終電で帰ると決めていたので、美味しいものを一通りいただいて(そこはぬかりない)、大荷物持って、帰路に着いた。

今年は、稽古に最初から参加できなかったからしかたないけどピンポイントの出演で、怪談も語らなかった(まぁ、いままでもそんなに語ってきてないけれど。アメリカンジョーク担当みたいになってたし。)なぁ。次回は語りたいなぁ。


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