Doctor-MX(2) チェイスの扱い方

前回は、外部卓のフェーダーをサブマスター(シーンマスター)として使う方法を紹介したが、今回は、外部卓のフェーダーをチェイスのマスターにする方法をご紹介する。

Doctor-MXのチェイスはちょっとクセがあるので慣れないと使いづらい。本題に入る前に、念のためDoctor-MXの「チェイサー」の使い方をおさらいしておこう。

たとえば ch.11~13が点滅するチェイスを作るとしよう。「チェイサー」のウィンドウを開いたら、メニューから編集(E)→チェイスを作成(E)で一組のチェイスを作成する。この新しいチェイスにはまだ「ステップ」が一つも無いので、「コンソール」で1ステップ目(つまり ch.11だけが上がってる)を作り、その「コンソール」ウィンドウのフェーダー部分をドラッグして(フェーダーとフェーダーの間の部分をつかむ)、「チェイサー」ウィンドウ内の右の「ステップ」の所に落とす。これでステップが一つできた。同様に、 ch.12が上がった状態の「コンソール」から「チェイサー」ウィンドウのステップの所にドラッグして2ステップ目を作成。同じように ch.13が上がった状態の「コンソール」から「チェイサー」のステップの所にドラッグ。これで3ステップのチェイスが完成した。

Doctor-MXのチェイスはスタート/ストップが無く、ON/OFFも無い。なのでこのままだとこのチェイスは生きっぱなしである。チェイスを止めるためには、もう一つチェイスが必要である。そこで同じ「チェイサー」ウィンドウでもう一度、編集(E)→チェイスを作成(E)で新しいチェイスを作る。この新しいほうのチェイスには「ステップ」は作らない。ダミーのチェイスである。こうしておくことで、最初に作ったチェイスをクリックすればチェイススタート、ステップ無しのほうのチェイスをクリックすればチェイスストップ&OFFということになる。フェードイン・フェードアウトの数字を入れれば、チェイスのフェードイン/アウトも一応、できる。

チェイスを作る方法は、以上の方法が最も簡単である(と僕は考えている。もっと簡単な方法をご存知の方がいらっしゃいましたらご教示いただけますと幸いです)。で、チェイスを「作る」のはこれが簡単だが、舞台の本番で「操作する」ということを考えた場合、この方法では扱いづらい。特に、僕のようにいくつものチェイスを取っ替え引っ替えIN/OUTするようなスタイルの場合、きっかけのたびにPC画面上で操作をするのは、ちょっときつい。やはり、外部卓のフェーダーが、チェイスのマスターになるようにしたいところである。その方法を以下に説明する。

ちなみにDoctor-MXの「チェイサー」には、チェイサー(C)→チェイスミックスモード(M)というのがあり、これでも「チェイスのマスター」的な動きにならないこともないが、この機能は、Doctor-MXをごくごく簡易な(チェイス一つだけみたいな)方法で使う時のためのもので、僕たちが今やろうとしているような、シーンがいくつもあるような普通の舞台の現場では使い物にならない。なぜなら、チェイスミックスモードは「流れ図」上での、その「チェイサー」より上にある信号をスルーできないからである。また、コントロールするチャンネルも、「1~」に固定されている。

本題に戻る。では例として、外部卓の12番フェーダーが、「ch.11~13のチェイス」の、マスターとなるようにしてみよう。前回説明したように、外部卓の12番フェーダーは、「コンソール #12」のマスターになっているのであった。復習すると、「流れ図」の一番上に置いた「パッチ」によって、12番フェーダーは ch.512に飛ばされ、いっぽうで、「コンソール #12」のマスターが ch.512に設定されているのであった。その設定はそのままで良い。

作ろうとしているチェイスは、ch.11~13のチェイスだが、仮に「チェイサー #1」だとして、「チェイサー #1」ウィンドウでチェイスを作成する際、実際に点滅させようとしているチャンネル(ch.11~13)を使わず、ディマーがつながっていない遠いチャンネル、例えば ch.401~403が点滅するように作る。つまり、ステップ1=ch.401がON、ステップ2=ch.402がON、ステップ3=ch.403がON、というチェイスを作るのである。その「チェイサー #1」を、「流れ図」で「コンソール #12」のすぐ上に置く。次に、新しいパッチ(仮に「パッチ #2」としよう)を作成し、[401→11]、[402→12]、[403→13]だけのパッチをする(他のチャンネルはそのままスルー)。ここで注意すべき点は、[11→11][12→12][13→13]のパッチを切断しないことである。つまり入力側の11と401の二つが、出力側の11につながれた状態にするということである。この「パッチ #2」を、「コンソール #12」のすぐ下に置く。これで、「チェイサー #1」によって ch.11~13が点滅するようになった。

「コンソール #12」は、「チェイサー #1」と「パッチ #2」にはさまれた状態になっている。その「コンソール #12」で、ch.401~403のフェーダーをフルに上げ、これら3チャンネルの「チャンネル動作」を「アッテネート(att)」にする(フェーダーの上にある四角をクリックすると選べる)。これで、「チェイサー #1」の出力を、「コンソール #12」でブロックできるようになった。これで完成である。「コンソール #12」のマスターが下がっていると、ch.401~403が attで押さえられるので、その下の「パッチ #2」に ch.401~403の信号が行かない。つまり、「コンソール #12」のマスターが「チェイサー #1」のマスターとして機能する。

以上が、外部卓の12番フェーダーを ch.11~13のチェイスのマスターとして機能させる方法である。手間がかかるように思えるかも知れないが、これより良い方法は、おそらく無い。上記のようにすれば、ch.11~13は、チェイスで点滅させることができる上に、他のコンソール(#1~#11)でシーンの中に単に含めることもできる。普通のチャンネルとしても使えるし、チェイスさせることもできる、それを両立させるために、遠いチャンネル(ch.401~403)を使用するのである。


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橋下大阪市長がMBS記者を罵倒したと言われる取材の全文

下記の取材全文は、秋原葉月さんのAfternoon Cafe のカテゴリー「悪しきポピュリスト達にNO!」の「詭弁術講座」(全5回)の、全文をコピー&ペーストさせていただいたものから、秋原さんの解説文を取り除いて、さらに、YouTubeの音声を注意深く聞きながら、出来るだけ元発言を詳細に正確に漏らさず記述することを主旨として加筆、整形したものです。

秋原葉月さんに、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございます。

この色の字は、橋下徹大阪市長の発言です。
この色の字は、MBS女性記者の発言です。
この色の字は、MBS男性記者の発言です。
この色の字は、その他の人の発言です。

凡例:
☆:隣り合っている☆がついた行と同時に発言
★:前の発言が言い終わる前にしゃべり始め
/:あとの発言に邪魔されて中断
***:何か発言しているが、聞き取れない

以下、2012年5月8日大阪市、橋下市長登庁時囲み取材、全文

お願いします。

(間)

小沢元代表の党員資格停止処分の関連なんですが、今日にも解除の判断***る見通しなんですけれども、無罪判決のあとのですね、連絡っていうのは、まだ、無かったんでしょうか。

あ、何ですか?

あの、小沢さんと連絡、電話でやりとりなど、

あ、無いです、無いです。

ま、処分の解除については、今の***、控訴前の時点で、***なさるっていうのは妥当、***

そりゃ民主党さんの内部手続きですから。・・・僕が言うことではないです。

(間)

あの、毎日放送本社の斉加と申します。あの、君が代の起立斉唱について、アンケートを行なったんですけども、府立学校校長の43人の方から回答がありまして、そのうち22人が、まあこの、職務命令によって、起立斉唱を行ったことについては賛成とおっしゃってるんですが、あの、起立と、斉唱、それぞれ確認すべき、と考えていたという校長は、わずか一人だったんですけれども、いかがですか?

それはもう各校長の判断でしょうね。ただ職務命令の内容は、「起立と斉唱」です。それがあの、教育委員会、教育行政の最高意思決定機関の、決定内容です。だから起立と、斉唱を、命令、命じたわけですから、あー、それをしっかり守るということが、教育委員会の管理下に入ってる、校長の、職務だと思いますね。あとは、それぞれどのように判断するかっていうものは、これは教育委員会も、各校長の判断ににゆだねると、いうことを言ってますので、もうそこは校長のマネジメントにゆだねますけれども、しかし職務命令の内容は「起立と斉唱」です。

ただ実際にはその43人のうち38人が、「起立斉唱」一つととらえればいいというふうに、思った、と言うことなんですけれども、

だから職務命令、

ん? 起立と斉唱、

はい、

起立と斉唱って、立ってるだけじゃ起立じゃないですか。そんな国語ありますか? 「起立斉唱」ということを小学生に言って、「起立斉唱しなさい」といって、立ってるだけで音楽の点がつきますか・・・どうですかね。

・・・あの一律

いやいや僕がまず質問してることについて答えてください。

いや、あの私の方からお聞きするんですけれども、

あ、いやいや、お聞きするんじゃなくて、この場は、別に議会じゃないので、僕は答弁の義務だけ負ってるわけじゃないんです、どうですか、起立と斉唱について「起立斉唱」という言葉の中に、立つだけの意味しか入っていませんか?

や、あの、歌っていることも入っていますけれども、一律に歌わせることまで強制するということについてはいかがですか?

起立・斉唱・命令なんです。・・・どうなんですか。教育委員会の決定なんです。「起立斉唱命令」です。この国語の中で、斉唱の命令は入っていませんか?

・・・あ、そうすると、

まずどうですか?

歌わせない先生にも

いや、回答、答えを言わなければ僕も質問には答えません。そら対等な立場ですから、どうですか? 斉唱の命令の中に、斉唱命令という言葉の中に斉唱の命令は入っていませんかどうですか?

斉唱の命令は入ってるとしまして、では一律に、歌わせることについてはどうですか?

「起立斉唱命令」は誰が誰に対して出したんですか?・・・命令は誰が誰に出したんですか、言って下さい。・・・まずそういう事実確認から入りましょう、命令は誰が誰に出したんですか。

・・・命令は出してらっしゃいますけれども

誰が出したんですか?

それはマネージメント

誰が、誰が出したんですか。

それは、市長がよくご存じじゃないですか?

いや、だから誰が出したんですか。まずそこを、事実確認をしっかりしてから取材をしてください、誰が出したんですか。命令は。

・・・あの学校長の

命令は誰が出したんですか、まず答えて下さい。そんな事実確認が不十分な取材なんてのはとんでもないですよ。命令は誰が出したんですか。

市長がご存じのことを私に尋ねてらっしゃるだけですよね? それはおかしなことじゃないですか、

いや、そんなことないですよ、知らないのに質問なんかできないじゃないですか。

いや、知ってますよ、

じゃあ言って下さいよ、

でも答える必要はないということです、あの、

じゃあ僕も答える必要ありません。

どうぞ、次の質問いってください。

あ、あの、えーと、すいません、じゃあですね

いや答えません。そんな事実確認が不十分な取材なんかに答えません。

いえ、あの事実確認は

命令は誰が、誰が主体なんですか、まず答えてください。

中西教育長じゃないですか?

え?

中西教育長

とんでもないですよ。もっと調べてくださいよ。教育長が、命令出せるんですか。

教育委員長ということですか。でも

委員長じゃないですよ。だれが教育行政の決定機関なんですか。そんなことも知らずに取材なんか来るんじゃないっすよ。何を取材しに来てるんですか。命令の主体ぐらい知らないのにね、なんでこんな取材ができるんですか。じゃ誰に対して命令を出したのか言ってください。命令の名宛、命令の対象者は誰ですか。

あの、こちらが

答えてください。そこが重要なんです。一律だっていうふうに言ったでしょ、命令の対象は誰なんですか。

一律強制じゃないんですか?

命令の対象は誰か言ってください。

じゃ、私からお聞きします

命令の対象をまず言いなさい。そこに全部答えが入っています。命令の対象は誰ですか。

・・・あの私からお聞き

命令の対象は誰かまず言いなさい。そこに答えはすべて入ってる。

あの一律に歌わせるかどうか

一律かどうかってのは命令の対象のなかに全部入ってるから答えなさい。・・・答えられないんだったらここに来るな。・・・命令の対象の中に全部入ってる。命令を読め。まず読んでからここに来い。勉強してから来い。

思想良心の自由との絡みはどう

関係な、まず言え。命令の対象は誰なんだ。命令の対象は誰なんだ。

市長、ちょっと落ち着いて

君の方が落ち着きなさい。

あの学校長の・・・、あの学校長の・・・、

事実関係も知らないのに取材するなって。勉強不足なのはもうみんなわかってる。

学校長のマネジメントについてお聞きしたいんですけど。

まずは命令の対象を答えてから。

教育委員会から、校長に、あの、出されてるんですけれども、その受けとめっていうのはやっぱり校長によって違うと思うんで、そこの部分をちょっと聞きたかっただけなんで、

まず命令の対象をまず確定しましょう。命令は誰から誰に出されたのか。そこに全てが入ってますから。

教育委員会から、校長に、出されてます。

違います。違います。・・・そこは変わりました。・・・全教員に出されてるんです。

校長から教員に

違います。教育委員会から全教員です。・・・これが職務命令。教育委員会が決定したのが、教育委員会から全教員に出された。・・・それ知ってたか?・・・知ってたのかどうか。

ではですね

まず知ってたのかどうか。僕が知ってることは全部知ってると言ってた。

知ってましたよ。

全教員だろ。それが一律かどうかってことぐらい言葉でわかるじゃないか。

だから一律強制ですよね?

何を言ってる、一律強制、もう、ほんと、ふざけた取材すんなよ。

一律強制ですよね?

当たり前じゃないか、命令に入ってるだろ?

では、じゃ一律強制で、歌わせることについては、思想良心の自由とどうですか。

教育委員会

***

教育委員会に聞いたらいいじゃないすか。起立斉唱命令で教育委員会が全教員に出したんだから。教育委員会に聞いたらいいじゃないの。

いや、市長にお聞きしてるんですけど。

教育委員会が出したんだからその命令は。

でも市長が条例を制定されて出したんです。

条例に基づいて出したのは教育委員会なんだから。出すか出さないかは教育委員会の教育マネジメント。それが地教行法による、教育委員会のマネジメントなんです。我々は条例を作っただけ。職務命令を出すかどうかは教育委員会のマネジメント。2002年に教育委員会が、起立斉唱を決定したのは教育委員会だ。まずそこを取材しないと。

あの、取材はしています。ですから

じゃあ教育委員会はなんて言ってました?

歌わせるかどうかを

教育委員会はなんていってたか。

市長、あの

いや、教育委員会がなんて言ってたかまず聞かないと。思想良心に反するというふうに言ってた?

いや、それはおっしゃってませんよ、

じゃあいいじゃないのそれで。

いや、だから、中原校長の口元チェックについては、この条例の枠内だというふうにおっしゃってます。だから教育委員会は

じゃあそれでいいじゃないの。職務命令の範囲内じゃないですか。

いや、だから教育委員会がやり過ぎだとはおっしゃってないですよね?

誰が?

私は、私は市長にお聞きしたいんです。その

僕が命令の主体じゃないんだから。まず法律のその構造をきかないと。考えないと。

それは無責任じゃないですか?

無責任じゃないよ、それが教育委員会制度だよ。僕に決定権があるんだったら命令出すよ。決定権がないから教育委員会が出してるんじゃないか。それが教育委員会の中立性っていうもんだろ。何が無責任なんだ。地教行法を見て、誰が教育委員会が決定主体なのかどうか見てみろってんだ。

条例を作られたのは

条例と命令は違うだろ。

学校

命令は違うだろ。条例は命令とは違う。

じゃあ、学校長のマネジメントについてはいかがでしょうか? この

それは教育委員会が考えること。

このアンケートについては

教育委員会の、それはそこ、あのー、教育行政の範囲内じゃないの。僕が答える事じゃないでしょ。

それは逃げてらっしゃいますよね?

逃げてないよ。

じゃあ私が答えなかったら逃げてるとおっしゃったじゃないですか

地教行法の、じゃあ教育委員会と首長の権限分配のことを言ってみなさい。24条と25条に書いてあるから。

えーとこちらとしてはその、学校長が、この思想良心の自由の配慮はなくなったと。無理して一律に歌わせる、ということは、思想良心の自由への配慮がなくなったと受け止めてるっていう校長が、9人いらっしゃるんですけど。

教育委員会に聞いたらいいじゃないの。教育行政は教育委員会が最終決定権者、責任者なんだから。校長のそういう考えを全部くみ取るのは教育委員会でしょうが。今の法律上の制度では。誰が教育行政の最高の決定権者と責任者なんですか。・・・答えてみなさい。そこに問題提起をしたのが今の僕の考え方なんでしょ。僕の考え

条例を作られたのは市長ですよね、***

教育行政の決定権者と責任者は教育委員会なの。

じゃあの、この話と切り離しまして、その斉唱、歌ってるかどうかと、憲法19条についてはどうお考えなのか、ちょっとお伺いさせて下さい。

教育委員会に聞いてください。教育委員会の命令に関して僕が答えるようなことじゃありません。教育委員会の命令です。

いや、一般論としてお聞きしてるんです、どうお考えですか?

僕の職務権限外です。・・・質問の仕方が悪い。

じゃあもう一つ質問させていただきます。何のために、教職員は、「君が代」を歌うんですか?

・・・教職員や公務員は、職務宣誓をしています。憲法、法令、条例に基づいて職務をしっかりすると言う職務宣誓をしている。だから条例に基づいて、ちゃんと仕事をすればいいじゃないですか。条例に「君が代は起立斉唱する」、入学式や卒業式の時に、子供たちの晴れ舞台の時に、起立斉唱するという風に、条例に定まっている。だからその条例に基づいて職務を全うする。服務宣誓をやってるじゃないの公務員は。・・・何がおかしいんですか。

じゃあ

答えてみなさいよ、なにがって。

一定に、その、歌いたくない先生にも歌わせる、っていうこともそれは憲法の中ですか?

条例は、国民に対してもやりたくないことを条例は命じてるでしょ。国民に対してみんな条例、みんな命じてるじゃないの。嫌なことでも。

それは憲法の範囲内だと思うんですけども。

それは憲法の範囲内かどうかは最高裁判所の解釈でしょ。あなたの解釈じゃないよ。

いや、だから市長の解釈を聞いてるんです。

条例は全然憲法に問題ないですよ。なんにも問題ないですよ。

最高裁は職務命令が合憲と言うところまでは言ってますけれど、その、守らせ方については言ってないと思うんですけれども。

条例を制定しただけですよ我々は。職務命令を出したのは教育委員会ですよ。そしたら教育委員会に確認しなさいよ。それが憲法に違反してるかどうかは。我々は条例を作っただけですよ。

・・・じゃ最後にお聞きします。じゃ市長が学校長だったら中原校長と同じ事をされますか?

当たり前ですよ。職務命令、起立斉唱ってのものが出てるんじゃないですか。子供たちに、音楽の課題を与えて、歌いなさいと言ったときに唇のチェックをしない音楽の先生がいますか。それがダメなんだったら教育委員会が、起立をするだけっていう命令に切り替えたらいいんですよ。君が代を歌うときには起立だけでいいっていう命令にしたらいいじゃないですか、教育委員会が。

・・・もう一つ、じゃ、何のために歌うのか教えていただけますか。これは一般論として。

我々が答えるべき問題ではない、あなたがなんにも取材もしてないしね、勉強不足なのにね、そりゃあやっぱり取材をする側としてはちょっと失礼ですよ。

いや、

あまりにも勉強不足。あなた

いやあの、市長あの、あのね、あの、

この方はどこの記者の方なんですか?

いや本社の、MBSの本社の

で市政担当でも何でもないでしょ、

ではないんで、

あー、全くだってもう事実から何にも知らないんだもん、

すいません、法律上ね、条例上問題ないのは、あの重々わかって

そしたらお宅のほうから、記者のほうから、ちゃんと知ってる人から聞いてくださいよ。

いや、あの、よく取材はしててわかってるんですけれど、ちょっと聞き方にちょっと、まあ、問題があったのかもしれませんけれどね、

だって何にもわかってないんだもん

条例上ね、問題がないのはわかってるんですけれども、

それは私もわかっていますよ、

アンケートの結果でね、やはり口元チェックについては、あの、二十、ま、過半数がですね、やはりちょっとやり過ぎだと思うと。だから条例上問題なくても、口元チェックはやり過ぎだと思うというのが、やはり校長の、過半数の校長の意見で、実際問題ない、当然だというのは、わずか三人しかいらっしゃらなかったんで、まあやはり一般的には、ちょっと問題だな、というふに考える方が多いんじゃないですか、と言うことをお聞きしたいんですが。

全然問題ないと思いますよ。それは世間一般に確認してもらったら良いんじゃないですか? もし問題あるんだったら教育委員会が命令の内容変えないと。起立斉唱命令を出したんですもん、全教員に対して。じゃ、我々命令出してね、なんでもいいですよ、市民の皆さんに命令を出しますよ、・・・たとえばたばこポイ捨ての禁止の条例でもなんでもいいですよ。ね? そのときに、ポイ捨てをしたときにね、ポイ捨て禁止の条例になってるのに「いや、それは普通に捨てるのはいいですよ、そこまではやり過ぎですよ、そんなことを取り締まったらだめですよ」って言えますかね?

ま、たとえば、陰に隠れてこそっと見てて、捨てるのを待って言わなくても、捨てるかもしれなかったら先に注意するとか、いろんなやり方があるというような、そういう、裁量の範囲内の話かな、と、

法の適用に裁量を求めていいんですか?

いやでもこの、あの、起立斉唱に関して校長のマネジメントの範囲っていうのがあるじゃないですか。

そしたらね、範囲の中だったら、それぞれの個人の主観と言いますかその裁量の範囲内でしょ? やり過ぎかどうかなんていうことをコメントを出すこと自体が失礼ですよそれは。裁量の範囲内じゃないですか。

いや、だからね、あきらかにダメです、って別にあの、こっちが断言してるわけじゃなくて、じゃ、じゃ、ではなくて

いや、ダメだダメだってそういう訳のわからないことばっかりいってるじゃん。じゃあ範囲内だったらなんにも問題ないでしょ?

いや、私も範囲内だっていうのはわかって***

それだったら教育委員会がしっかりそういうことをね、言ったらいいじゃないですか。口元のチェックまでしたらだめですよ、とか。

ダメとまではもちろん言えないと思う

それじゃあやってもいいわけじゃないですか。

ああそうです、やっても別に良いんですけど

じゃ、あとはやり過ぎかどうかなんてのはそれぞれの校長の判断なわけでしょ?

そう、そうなんですよ、でそこの判断のところは、やはり過半数の人がやり過ぎだと思うというふうに答えてるので、それについてはいかがですかと

そりゃ人数関係ないじゃない、裁量の範囲だったら。そういう風に思う人もいればそういう風に思わない人もいる。それぞれ尊重しましょうって言うのが「裁量の範囲内」でしょ? そんなところでアンケートとったって意味ないじゃないですか、裁量の範囲内なんですから。裁量のとらえ方なんですから。そんなところでアンケートで四十何人がやり過ぎだと思うって事を言って何の意味があるんですか。裁量の範囲内なんでしょ?

いや、ですから

だから、やる校長もいればやらない校長もいるわけだから、どっちが良い悪いなんてことを評価してはいけないでしょ、それは。ダメなんだったらダメっていっておくべきであってね、裁量の範囲内だったら、やる校長もいればやらない校長もいる。中原校長だってね、あなた全然取材も何にもしてないと思うけども、あの校長だって教育委員会とやりとりをやって、そのやり方を、本当に創意工夫というか、頭を悩ましたんですよ。三秒間、式を乱さないように、後方からぱっと目、あの、ぱっとその、各校長の口元を見た。その場で指摘はしない、式を乱すから。別室に行って、あなた歌ってるか歌ってないかっていうことを確認した。そこで、「歌ってましたよ」と言った人は別にお咎め無しですよ。そこまで追求しない、彼は。「歌ってない」というふうに認めた人を、教育委員会に報告したんですよ。何が悪いんですかそれの。歌ってないことをちゃんとマネジメント管理してるわけじゃないですか。あなたの質問の趣旨はね、一貫してもう、ぶれ始めてるわけ。じゃあ何のために質問してるか言ってくださいよ。質問の意図がわからない。

わかりました。

まず事実関係も勉強してない

わかりました。じゃあ中原校長のやってらっしゃる事に私は何も評価はしていません。ただですね、じゃあ、中原校長が「私の裁量権でこれをやりました」とおっしゃったんだったら私は納得します。だけれども、「教育委員会から命じられて」とおっしゃって、教育委員会が、口元チェックまで命じていないと思うんですね。

何を言ってるんですか。裁量は誰が与えたんですか。中原校長に、最初に始原的にオリジナルに権限があるんですか? だれがその裁量を与えたんですかそしたら。中原校長が、そのマネジメントをするその権限を与えたのは誰ですか?・・・言ってください。法の授権の話ですこれは。もう原理原則の当たり前の話もわかっていない。

教育委員

教育委員会が、口元をチェックもしてもいいし、やらなくてもいいし、やることも、その権限を与えたのは教育委員会の職務命令ですよ。

ですから

職務命令に従ってやったというふうに言って何の問題があるんですか。

全く問題ないです。全く問題ないです。

ええ、じゃあ何を聞いてるんですか?

・・・な、ど、どういうことですか?

いや何の質問なんですか?何にも問題ないんだったら何を質問してるんですかそしたら。

いや、でもアンケートの結果は、それについて、市長がおっしゃったように素晴らしいマネジメントだという結果にはなってませんので、そこをお聞きしたいんです。

いや全然、それは校長がそれぞれそういうふうに判断してるだけじゃないですか、素晴らしいマネジメントでいいじゃないですか。その範囲内できちっとチェックをした。歌ってないという人をちゃんと報告してるじゃないですか。それマネジメントですよ、条例作って、歌ってない人を放置してたら、全然法の意味がないじゃないですか。起立斉唱という条例を作った。歌ってない人をきちんと報告をした。その報告の仕方は、式を乱さずに、本人の思想良心を害することなく、本人に「歌っていません」ということを認めさせて報告させたんですよ。こんな完璧なマネジメントどこにあるんですか。言ってください。

じゃあ***

じゃ、あなたのところで社内のルールはありますか?

***、すいません

社内のルールはあるのか、まず聞いてます。社内のルールある?

それはあるに決まってるじゃないですか。

チェックはしないの? そしたら。

そりゃチェックはしますけれども、

ねえ、MBS行ったら、トイレに入ったら、ここでたばこを吸うなとか、禁煙とかいろいろありますけどそれはチェックはしないの?

あの時間の無駄なのでちょっと

無駄じゃない。それは重要なの。・・・ルールを作ってチェックはしないの? MBSは。

チェックはしますけどチェックのしかたが色々

しかたは、色々あるけれども、教育委員会の裁量の範囲内でしょ? 中原校長は、教育委員会は口元をチェックしていいし、しなくてもいいし、そのあたりはどういうふうにするかは教育委員会が裁量与えたんでしょ? その範囲内でやってることに何が問題あるんですか。完璧なマネジメントじゃないですか。

あの、

思想良心を害したわけでもなく、本人に強制させたわけでもなく、本人に認めさせた。式典と違うところに出さして、そして式典でのチェックは三秒間だけの、ぱっとした一律の目視で、目視というか、目で見ただけ。そして別室に寄せて、連れてきて、「歌ってますか? 歌いませんでしたか?」。最初何人か呼んできたらしいですよ。歌いました、というふに言った人に対してね、それを否定するようなことは彼はしなかった。歌ったと本人が言ったんだったらそれでいい、口元が動いていようが動いていなくても、心の中で歌っていたらそれでいい、っていうふに彼は判断したんだ。完璧なマネジメント。他の四十何人の校長ってのはそういう法律もね、そういう知識がないから、強制しちゃいけないとか、一律にやっちゃいけないとか、四の五の言ってますけれども、彼は緻密に緻密に論理を構成して、こんなの裁判所行ったって、あ、あなたみたいな勉強不足の記者がね、いくら質問したってね、こんな論理は崩せませんよ。僕らはこれは緻密に緻密に、誰からも、どの法学者に言われても、破綻しないような論理を組み立ててきたんだから。そんな勉強不足のね、そんなのが何を言ったって無理なの。もしそれを言うんだったら、教育委員会のほうに、どういう命令を出したのか、校長に、校長に各校長に与えた権限はどの範囲なのか、しっかり勉強してからやらないと。

あの、最後の質問なんですけど、子供たち、子供たちに

いやいや、もっとね、そういう報道がね、誤ったような情報を伝えるから、中原校長は社会的に非常にね、大変な状況になってる。

あ、そうなんですか?

当たり前じゃないすか、ネットでも見てくださいよ。あなたみたいなそんなねトンチンカンな記者がね、色んなことを報道するからネット見て下さいよ。

でもメールを公表してくれても良いとおっしゃったのは

彼の覚悟ですよ。

え、それは橋下さんがお勧めになられたんですよね?

勧めじゃないです。二人で考えて、この、馬鹿げたこういうような状況を何とかたださなきゃいけないってことでね、僕がお願いをして、それで彼も合意をしてくれて出した。どういう状況になるかっつったら案の定、あなたみたいなトンチンカンな記者が、事実関係も知らずにワンワカワンワカああやって吠えまくってね、こうやって話したら何にもあなたの論理、な、もう、無茶苦茶じゃないの。なんにも、質問してることが、なんーにもここへ伝わってない。ちょっ、誰が聞いたってトンチンカンです、これはあの、全部あの、あのーまたホームページに出すから、いいけれどもトンチンカン、自分でトンチンカンさ、トンチンカンさ加減をわかってないの?

あの、市長のおしゃっている

じゃ、結局、じゃ質問、じゃ、まず質問を整理して、一から質問してもう一回。何が聞きたかったんすか僕さっぱりわからない。

あ、じゃ一番聞きたかったことを最後にお聞きします。あの、子供たちにですね、そのじゃあ卒業式入学式で、君が代を歌うと言うことは何の目的ですかと聞かれた場合、どういう風にお答えになられますか?

子供たちには我々義務課してませんよ。

・・・いえいえ、

教員に課してるんですよ、

じゃ、教員、先生が歌わなければいけないのは、どういう理由かと言うことを子供たちにわかるようにお伝えいただけますか。

国歌だからですよ。式典だからですよ。君が代、歌うときに、起立斉唱するのは当たり前じゃないですか。国歌斉唱って、式典で「国歌斉唱」って言ってるんですよ。じゃなんで、卒業式や入学式で国歌斉唱という儀式があるんですか? まずそこ答えてください。それをまず言ってください。

今のだと子供たちにはちょっとわかりにくいと思うのでどういう理由かを

じゃあ、じゃあ入学式や卒業式で、国歌斉唱っていうそういう儀式は要らないんですね? それこそ、じゃ大相撲でも、あの、ワールドカップのサッカーの試合でも、国歌斉唱ってことは要らないんですね?

あの、公立学校で、国歌を歌ってるっていうのは、それほど世界的に見ても多くはないと聞いてますけれども

公立学校や世界的に見てとかそうではなくて、でも歌ってるところもある。ある国によっては、ある国というかある地域によっては、映画を見終わった後にそこに国歌が流れる場合もある。色んな式典でそりゃ国歌を歌うところもある、公立学校なのか式典なのか、そこはいろいろ様々じゃないですか。

いえ、だからあの、市長の今のご説明だとそれは当たり前のことですね、というご説明だと思うんですが、子供たちにもっとわかるようにご説明いただけないですか。

それは、各学校でじゃあ親に聞くべきじゃないですか? そんなのは常識です。じゃあ入学式や卒業式で国歌斉唱しなくていいのかと、そういうふうに考えられるかどうかってことですよ。それはもう普通の感覚。理屈ではないんです。

それじゃ親に聞けって言った子供は「市長に聞いてるんです」ってなりますよね?

いやいや親がそうしたらじゃあ国民として親が言ったらいいじゃないですか。じゃあいやいやもう、あの、卒業式や入学式でね、国歌を歌わなくていいよっていうふな親が言われるんだったら、子供たちは歌わなくていいですよ。僕らが言ってるのは教員に対して言ってるんですよ。公務員に対して。公務員なんだから、彼らは。公務員で、日本のために、日本の国家から税金をもらって日本の国家のためにそりゃ仕事をしてるんだから、きっしょきっしょの式典で、国家を歌うなんて当たり前じゃないですか。そんなこと言い出したら、日本の、国歌斉唱の儀式、全部理由を問うことになりますよ。国民に対しては義務は課しません。歌うかどうかは自由です。子供たちも自由。親がどうしても歌いたくない、色んな考え方がある、うちの子供は歌わなくてもいい、着席しろってんだったらそれも自由ですよ。公務員に対して言ってるんだから子供たちに対してって話とは違うでしょう。我々が言ってるのは条例で決めてるのは公務員に対してルール化してるんですよ。話が無茶苦茶。国民に対しての義務じゃないわけ。

いや、そうじゃなくて教、じゃ先生に無理矢理歌わせることについて子供たちにどうご説明されるかということを

公務員だから。当たり前です。公務員だからですよ。大阪市の職員も、採用の任命式の時に歌わせましたよ。公務員ですから。きちんと日本国家のために働いてもらわなきゃ困るんですから。・・・憲法条例法令に基づいて。国民とは違うんです。憲法、法令条例に基づいてしっかりと職務をまっとうする、それが公務員なんです。公務員のじゃあ歌は何なのか。社歌は何なのか。国歌じゃないですか。MBSって社歌ありますか?

無いです。

社歌ないの。

はい。

ああ、だからこんな記者になっちゃっうんだ。・・・それは。・・・そんなの社歌を歌うじゃあ会社のところに取材行って、「なぜ社歌を歌うんですか」って言ってみなさいよ、取材を。公務員に対して、こっかの、我がこっかの、「国家の国歌」っつったらアレだけど、我が国の、その歌、国歌、社歌ですよ。それ歌うの当たり前じゃないですか。そんなのは。違うんですか。私立の教員に義務課してますか?・・・ねえ、

あのう、

公務員に対して義務を課してるんですよ。

もう、あのこれで最後にしますけども、13年前、野中広務さんが、一律強制はしないと、あれほど、くどく言ったのにと。大阪は大きなマイナスの一歩を踏み出したと、つい先日おっしゃったんですよ。

強制は国民にはしていません。

や、公務員も・・・

公務員はだって社歌なんだから。それは自由じゃないですか。社歌を歌う、大阪市の、市歌っていうものもありますよ。どういう歌をきちんと歌うのか、僕の、この組織の感覚では、公務員なんだから国歌歌ってよ、当たり前じゃないですか。

じゃ、歌えない方は退場すればいいということですか。

そうです、公務員やめればいいんです。そういう歌いたくないって言うんだったら公務員じゃない民間の企業行ったらいいじゃないですか。MBSなんか行ったらいいですよ社歌も何にも無いんだし。そんなもうトンチンカンな、もうあの記者、あの質問であろうが何であろうが採用してくれて、職務がまっとうできるんだからMBS行ったほうがいいんじゃないすか? ええ。歌いたくない人はみんなMBS行ったらいいですよ。

あの、・・・うっふっふっふっふ、ふっふっふ(=笑い声)、まああの、これで、あの、これぐらいにしときますけれども、

な、「これぐらいにしときます」ってなんですか、このあの、失礼な言い方はー。吉本の新喜劇でもねー、もうちょっと丁寧な対応しますよ。

どうもありがとうございました。

これあ、ちょっと、どうですかみなさんこの質問のしかた、「これぐらいにしときますけども」って。

や、あの、噛み合わないな、という風にちょっと私も感じましたので、

だって勉強してないんだもん。

や、市長が私の答えていただきたいことにお答えいただけ***もありました。

だって、事実関係なんにも勉強してないんだもん、答えようが無いじゃない。命令のその、主体も、命令の対象者もわかってないし。「一律に強制してどうなんですか」って、教育委員会が決定してるんじゃない。全教員に対して歌いなさいよって職務命令出したんじゃないの。そんなことも知らずに「一律に強制が」「一律に強制が」って、一律に強制したのは教育委員会じゃないの。

それは知ってますよ、だから。

だからそんなの知ってるも何もそれを質問でね、知ってますよって今あとづけで言ってるのはみんなわかってる。

あとづけじゃなくてですね、

で結局、だから、もう、全部ね、お宅が考えてた論理ってのはおかしいのはもうわかってる、まあ、本人は納得されないけど、もうここで明らかになったからいいです。こういう場でね、もうあの、MBSも、お宅みたいにトンチンカンな質問が出て、何がおかしいのかってのがよくわかったんでね。

ありがとうございました。

はい。

このあと予定ございますので、これで終わりまーす。

え、いいんですか、ほか、・・・(腕時計を見て)オーバーしちゃったんで、・・・いいですかね、・・・はい。

(終)


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「隣にいても一人」@釜山(4)

12日
昨晩もものすごく飲んだが、翌朝にはまったく残っていない。やっぱソジュはいいねぇ。午前中はおなかがあまりすかなかったので、オレンジジュースだけ飲んで12時に劇場入り。バラシの打合せなど。

14時開演でマチネ。観客は昨日より少ないが、笑いが大きいのは昨日同様。15時頃に終演して、やっとおなかがすいてきたので、大学近くの学生がよく利用するという店に行ってみることにする。ああこれこれ、こういう店に来たかった。チゲやポックンパブ、ビビンパなど、典型的なメニューが並んでいる。スンドゥブチゲを注文。おいしい。あとオカズが多種。そして、3500ウォン(約250円)。あまりにも安い。このレベルの食事だったら、日本ならおそらく1500円ぐらい、フランスだったら2000円ぐらいだろうと思う。逆にタイだったら100円ぐらいだろうか。食事の値段が世界でこんなに違うっていうのは、何か間違ってる気が、ずっとしている。身体的にはほとんど変わらない、同じ人間が生活しているのに。

18時開演でソアレ。観客はさらに少なかったが、よく笑う点は同様。終演後バラシ。照明はフィルターを抜くだけでよいとのことで、超簡単。20時半ぐらいにはだいたいの作業が終了。

打ち上げはプルゴギ。ソウルと違って(あるいはこの店独自か)、甘いすき焼き状のものではなく、コチュジャンがまぶった辛い肉。大変おいしい。ここで、釜山の男焼酎と言われるソジュ「C1」に挑戦。うーむ、なるほど。甘みがまったく無い。しかし、うまいぞ、これ。甘みが無い点は日本の焼酎に近い。しかし、素晴らしくマイルド。いける。だけど一晩で一本は無理かも。楽しい打ち上げでした。

帰りのコンビニでは、ソジュには手がのびず、500mlの缶ビール二本を購入。部屋で飲み干して就寝。

明日の昼の飛行機で帰国。
短期間でしたが、なかなか楽しいツアーだったと思います。

(日記形式おわり)


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「隣にいても一人」@釜山(3)

11日
10時半入り、11時半ゲネ開始。
おおむね順調だったが、途中、点灯してはいけないアッパーホリがついてしまう。あれ、昨日は問題なかったのに、なぜ? しばらく考えて、わかった。昨日、一台、ディマー番号がわからない灯体があって、使ってないディマーをメチャクチャにそのチャンネル番号にパッチしたのだった。昨日はアッパーはブレーカーではねてあって点かなかったとかだろう。そういえば、パッチのやり方はわかったのだが、アンパッチ(パッチを外す)の方法がなかなか見つからない。アンパッチができないので、使っていないフェーダーにパッチを替える、という方法で切り抜ける。

遅めの昼食は、牛肉入りの「ヘジャンクク」。んまかった。

この後は夜の公演までまったくの空き時間。少し遠くの市場とかに行く者もいるようだが、僕は疲れたのでホテルで休むことにする。ホテルの部屋に戻りパソコンでネット接続。何とは無しに、EVOLITES PEARL のマニュアルをもう一度検索してみる。あった。あるじゃんか。やっぱり現場だとあれだな、自分では冷静なつもりでいても、慌てているものなのだ。早速、アンパッチの方法を見る。なるほど、なるほど。

昼寝した後、18時に劇場に戻る。使っていないディマーがメチャクチャにパッチされているチャンネルを、アンパッチ機能を使って綺麗に整理。あー、すっきりした。

20時開演で初日。満席。開演すると、実にドッカンドッカンとウケまくり。「隣にいても一人」上演史上、もっとも観客席から笑い声が多発する公演になった。

終了後、作&演出家プラス、出演者も出演しての(意味わかるよね)アフタートーク。こちらも良い盛り上がりで、とても良いトークセッションになりました。

夜は、日本チームみんなでカンアンリへ。刺身を堪能。

帰り道、コンビニでまたしてもソジュを購入。ただし今日はチャミスル・オリジナルではなく、先ほど刺身の店で出た「チョウンデイ」という釜山の焼酎にする。昨日残ったチャミスル・オリジナルと合わせ、二つの瓶が空になった。ずいぶん飲み過ぎみたいに思えるかもしれないが、よく計算してみると実はそれほどではない。アルコール度数はチャミスルが約20度、チョウンデイは約17度である。ビールのアルコールが5度だから、360mlのこの焼酎瓶一本のアルコールは、せいぜい普通の缶ビール4本程度。だから、僕としてはこの「焼酎一日一本」のペースは、まったく普通の量なのである。(でも部屋に帰って飲む前にすでにみんなと飲んでるから、やっぱり飲み過ぎなんだろうけどね)。



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「隣にいても一人」@釜山(2)

10日
9時劇場入り。一応「演劇フェスティバル」なのだから、仕込みを手伝ってくれるスタッフは当然いるだろう、という想定で来たのだが、どうもそれらしい人がいない。

朝のミーティングでは、この劇場を担当する先生方(ちなみに劇場は大学の中にある)を紹介された。しかし、どう見ても舞台技術に詳しい人たちには見えない。僕らぐらいになると、プロの舞台スタッフかどうかは顔つきでわかるのです(同類を見分ける能力)。

「照明の吊り込みをする人はいますか」と尋ねると、先生のお答えは「図面を見たところ、簡単な仕込みなので学生達に吊らせます」とのこと。やがて二人の学生が来て吊り込みが始まる。でもまあ、結局大学生なので、大学生レベルの仕事なわけです。バトンを一本ずつおろす。学生達が機材を吊って、僕がフィルターを入れる「フィルターは全部入りましたか」と尋ねるから「入りました」と答えると、いきなりバトンをアップし始めた。おいおい、回路はとらないの? 「どのライトをどの番号に差せば良いか指示が無かったので」。うあ、そのレベルか。僕の頭の中のスイッチが、「プロ現場モード」から「ワークショップモード」に切り替わる。「図面で、線でつながっているやつは同じチャンネルになります。だから、線でつながってない物を同じ回路に差してはダメ」。という説明じゃわからないよね。全部番号を僕が決めてあげました。学生が質問「上手のあれと、下手のこれは、対称だから、同じ番号ではダメですか?」。だからダメだっつってんだろ、とは言わなかったけど、とにかく、手取り足取りって言う感じ。

さて、劇場内に見えてるライトを数えると、フレネルが7台ほど足りない模様。機材表と実数が違うことは、よくある話。凸は余っているようなので、フレネルの一部を凸+ディフュージョンに変更しようかな、と思ったけど、一応その前に学生に尋ねる「フレネルが足りないみたいなんだけど」。すると「倉庫にあります」。あ、そうなの、じゃあ変更無しで、1サスは予定通りフレネル17台を仕込みましょ。

次に吊る2サスの分のフレネル7台がちょうど無い。倉庫に取りに行った学生がなかなか戻ってこない。どんだけ遠い倉庫なんだ? と思っていると手ぶらで戻ってきた学生が言う。「いま倉庫で先生がフレネルを修理していますので、あと30分ぐらいかかります」。おいおい、最初からわかってれば凸に変更するのに。「修理が難しいようなら、一部の仕込みを凸に替えても良いんだよ」「あ、そうですか、では先生に確認して来ます」。

またしばらく戻ってこない。気長に待っていると、今度は、重そうな、ぜんぜん違うタイプのフレネルを持って来はじめた。「これが今4台あります。それと、このフレネルは直したので使えます。今あと2台直してますので...」ちょっと待て。違うタイプを混ぜてどうする。フレネルなら何でも良いって話じゃねえんだよ。

「色々な種類の機材が混ざるよりは、一部を凸に変更する方が良いです。1サスの、これとこれを、凸に変更します。その分のフレネルを、2サスに吊ります」。「本当にフレネルじゃなくて大丈夫なんですか? 申し訳ございません」。「大丈夫、大丈夫、問題ない。はい、1サスおろして」。

そんなこんなで、たった35台の吊り込み(しかもすべて電動昇降サス)に、3時間以上。

調光卓は、EVOLITES社の「PEARL 2004」という、純然たるムービング卓。なんでこんな卓を入れちゃうかなぁ。ムービングが一台も無い劇場にムービング卓入れてどうすんのよ。僕だって使い方わかんないし。

先生にお願いする。「キューを打ち込んで操作したいので、19時からのリハーサルの時には、この卓に詳しい人にいて欲しいです」。すると先生の表情が曇る「...このコンソールは、元々ショーを作るためのものなので、限界もあります」。「ショー」って何だ? なんだか雲行きが怪しい。これはひょっとして...おそるおそる質問してみる「このコンソールでキューを打ち込める人は、いますか?」。「...いません」。うあー、最悪だ。こんな面倒な卓の使い方を、自分で手探りで今から把握しないといけないのかぁ。ネット上にマニュアルがないか、検索してみる...見つからない。先生の持ってるその分厚いマニュアルは...韓国語だ。僕の韓国語力ではとても読解できない。

とりあえず、一対一でパッチしてあるようなので、回路番号のフェーダーをあげて照明を一つずつ点灯することはできるから、フォーカスまでは可能だ。しかし、本番となると、シーンを組んでおいてグランドマスターで操作? しかも「隣にいても一人」は4シーンあるから、間の暗転(約15秒)で次のシーンをスピード手組みか? しかもパッチのやり方もわかんないからこのバラバラのフェーダー番号で? いや、それはいくらなんでも危険すぎる。せめてサブマスターの記憶のやり方ぐらいは解明する必要がある。

そんな、先行き不安の中、とにかくお昼ご飯にしましょ。ということで、日本チームみんなで教職員食堂で昼食。優しい味。おいしくいただきました。

午後。字幕のセッティングをちゃっちゃと済ませて、照明フォーカス。そういえばさっきから、先生がマニュアル片手に卓を色々いじっている。この人、19時までにどうにか自分が卓を扱えるようになろうと頑張っているらしい。

フォーカスをしている頃、最強の通訳、我らがイ・ホンイ、劇場入り。

フォーカス終了後、さっきの先生が「キューの入力方法がわかりました」と言う。ホンイを介して、先生の説明を聞く。なるほどなるほど、しかしそれにしてもずいぶん複雑な手順だ。チャンネルのレベルもテンキーで打たないとだめなのか。フェーダー使えないの? とても実用になる手順ではない。うーむ、この先生にできるのはここまでだな。しかたない、先生に教わった手順を出発点に、自分で卓を色々いじって機能を少しずつ把握していくしかない。

卓と格闘すること、およそ3時間。フェーダーによるレベル入力、サブマスターの記憶方法、タイムの入れ方、前のキューと自動的につなぐ方法などを発見していく。そしてついに、パッチの方法を見つけた。ああ、これでだいぶ楽になる。すべての方法が解明した時点で、夕食。

夕食を終えてすぐに卓へ戻る。場当たり前にどうにか仮のデータ入力を完了。ふう。ギリギリだが追いついた。

場当たりは順調に進み、この日の内に最後まで終了。

退館後、みんなでサムギョプサル。

帰り道のコンビニで再びチャミスル・オリジナルを一瓶購入。またしてもそれを部屋で一人で八割がた飲んでしまう。
フラフラに酔っぱらって就寝。


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